フルモデルチェンジから3年。チューニングの内容も「深化」しているGR86(ZN86)、BRZ(ZD8)と、中古価格がこなれてチューニングベースとしての魅力が高まっている初代。東京オートサロン2024のデモカーを通してハチロク/BRZカスタムの現状をレポートする。
■HKS
四駆カスタムは足元から!話題のデモカー×MLJホイール|東京オートサロン2024|
FA24型エンジンをNAのままで楽しむ
筑波タイムアタックマシン「レーシングパフォーマーGR86」で開発されたパーツやノウハウをストリート向けにリファインしてインストールした「HKS GR86 GT400+コンセプト」。エンジン関連や過給機、制御系、冷却パーツからエアロパーツに至るまでトータルでパッケージング。
現代のチューニングベース車の主役であるGR86を媒体に、HKSが得意とするパワーチューニングと効率向上、環境配慮などバランスを重視したチューニングを提案する。
■BLITZ
劇中車がリアルワールドに降臨!
アニメの世界から飛び出したかのような「MFゴースト レプリカ86」。劇中の「第2戦 芦ノ湖GT」に登場する仕様をナンバープレートに至るまでリアルに再現している。先代86(ZN6)の前期型をベースに、車高調(ダンパーZZ-R)やブレーキ(ビッグキャリパーキットII)、マフラー本体とテールパイプが別体になっていて、好みのテールパイプに付け替えられる利点を生かし、劇中の仕様に合わせてシルバーテールにしたマフラー(ニュルスペックカスタムエディション)など、BLITZパーツでコーディネート。
■CUSCO
圧倒的なラインアップ数でGR86/BRZのポテンシャルを高める
昨年のマイナーチェンジで待望のアイサイトが搭載された「アプライドC型」をベースにした「CUSCO GR86 by GROW Design」。足まわりは40段の減衰力調整機構を備えた車高調サスキット「street ZERO A」を軸に、前後スタビライザー、調整式スタビリンク、リヤラテラルロッド、トレーリングロッドを装着。
ボディビルドアップパーツはストラットタワーバーType-OS、ブレーキシリンダーストッパー、パワーブレース(エンジンルーム、フロントロワアームプラス、フロントメンバー、リヤメンバーサイド、リヤラテラルスタビ、リヤエンド、シートレールプラス、トランクバー、リヤピラー)、ステアリングラック補強ステー、ブレーキペダル補強プレート、ドアスタビライザー、ドアスタビライザー専用ボルト、駆動系はLSD(type-RS 1.5ウェイ)、容量アップデフカバー、ドライブシャフト遮熱板、シフタースプリング、レーシングホイールナット、ブッシュ・カラーはミッションマウントカラー、リヤデフマウントカラー、リヤデフマウントカラーブッシュだ。
エンジンパーツはセパレータータイプオイルキャッチタンク、エアコンベルトカバー、オルタネーターベルトカバー、オイルレベルゲージストッパー、ハイプレッシャーラジエターキャップ、ラジエターキャップステー、バッテリーステー、オイルパンバッフルプレート、ダイレクトイグニッションコイル、ネオジムアルミドレンボルト、スポーツオイルフィルターを装着。
エクステリアには可倒式けん引フック、スポーツフラップ、インテリアはスポーツアクセルペダル、スポーツシフトノブ、スピンターンノブ、レーシングハーネスを装着していた。
注目はスーパーチャージャーキット。FA24型エンジンの高圧縮比によるハイレスポンスでスポーティな乗り味はそのままに、ゆとりあるパワーとトルクフルな走りを実現し、フラットなトルク特性によりAT車とのマッチングも良好。キット内容はスーパーチャージャー本体と専用ブラケット、インテークマニホールド、プーリー、ベルト、サクションパイプ、O-リング、ホース、ホースバンド一式。燃料噴射量や点火時期のMAP変更など、純正CPUの書き換えが必要になる。
■SARD
スーパーGTの知見をストリートにフィードバック
ZN6から継承された技術を投入しつつ、ZN8用にブラッシュアップされたパーツを新規設定。スーパーGTに参戦するレーシングコンストラクターとして培われた知見を生かして、サーキットからストリートまでカバーする製品開発を行っている。
デモカー「SARD GR86 GT1」のスペックは、エンジン系:ECUの現車セッティング、排気系:SARD Ti-Z フルチタニウムマフラー、伝動系:SARDトルセンType Racing、ボディパーツ:SARDダンパー、足まわり:車高調(試作)、ブレーキ:SARD ADVANCED ブレーキキット、外装関係:SARD GT1パフォーマンスエアロキット、SARDフロントハーフ、SARD GTウイング、SARDリヤコンビネーションランプ、内装関係:BRIDE ZETA IVコラボモデル。開発中の車高調など、2024年もSARDのGR86に注目したい。
■A PIT東雲
オリジナルと市販品を織り交ぜてGR86の楽しさを引き出す
市販されているパーツを車両に取り付けて、テストを繰り返し行うことで洗練されたパーツ選びと、オリジナルブランド商品の開発を進めている。現在進行中の開発プロジェクトは「HKS×木下みつひろ×A PIT東雲×SA浜松」で、デモカーは「A PIT東雲オリジナルGR86」。ストリートユースをメインに、そのままサーキットに持ち込んでも楽しく走れる仕様を目指して開発を進めている。現状で筑波サーキット・コース2000のラップタイムは1分3秒505。
デモカーのスペックは以下のとおり
エンジン系:DELTA BOX、マフラー:SARD Ti-Zフルチタニウムマフラー、エキゾーストマニホールド:HKSスーパーマニホールドwithキャタライザーGTスペック、クラッチ:エクセディA PITオリジナル、エアロ:HKSボディキットTYPE-S、A PITオリジナルカーボンダッグテールスポイラー、フェンダーダクト、シート:edirb162、メーター:DefiアドバンスFD、ステアリング:MOMO PROTOTIPO 6c、足まわり:HKSハイパーマックスGATE SPEC、ブレーキ:エンドレス6POTライト&S4R、ホイール:TWS T-66F A PITブロンズ(前後18×9.0J 5-100 +50)、タイヤ:ポテンザRE-71RS(前後255/35R18)、その他:シムスFA24NAオイルパン&バッフルセット
■ENDLESS
エンドレスブルーのS耐マシンを展示
スーパー耐久のST-4クラスに参戦するGR86と、同じくS耐のST-2クラスに参戦するGRヤリス、GT-Rニスモの最新スポーツカーに混ざって、動態保存された旧車とレーシングカーを展示する「ENDLESS 130 COLLECTION」を運営する同社らしく、スズキフロンテクーペを並べて展示。
主力のブレーキ製品はパッド、キャリパー、ローター、ライン、フルードの全ラインアップを展示。併せてサスペンションキットやエンジンオイル、ギアオイル、ミッションオイルなどのケミカルも展開し、スーパー耐久をはじめとするモータースポーツで培ったノウハウを製品にフィードバックしている。
<文と写真=湯目由明>
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みんなのコメント
逆にショボい水平四発をどうにかしようなんて
若い(のだけじゃないだろうけど)人がいるのが
ある意味光だよ