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スズキ新型「ジムニー5ドア」発売! でも「3ドア」先に欲しい人多いのなぜ? 待望のロングボディがインドで登場でも「複雑な心境」の理由とは

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スズキ新型「ジムニー5ドア」発売! でも「3ドア」先に欲しい人多いのなぜ? 待望のロングボディがインドで登場でも「複雑な心境」の理由とは

■待望の5ドア登場も・いまだ「長納期」で素直に喜べない?

 スズキの本格四輪駆動車「ジムニー」「ジムニーシエラ」は、2018年の現行モデル登場以来人気を博しており、現在に至るまで長期の納車待ちが続いています。
 
 そんななか、2023年1月にはインドでロングボディの「ジムニー5ドア」がデビュー。6月に発売され、ジムニーオーナーの間では大きな話題となりましたが、一方で「納車待ちユーザー」にとっては複雑な心境のようです。

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 ジムニーシリーズは1970年に登場した小型四輪駆動車です。軽自動車枠に収まるコンパクトなボディに、ラダーフレームや副変速機付きの4WDシステムなどを採用することで、高い悪路走破性が評価されています。

 1981年に登場した2代目では、ボディおよびエンジンを拡大し、軽自動車枠を超えた小型車モデル「ジムニーシエラ」を新設定するとともに、海外の多くの国でも展開。シリーズではこれまでに199か国で販売され、累計30万台以上を販売したといいます。

 現行型となる4代目モデルは2018年にデビューしました。

 丸形ヘッドライトにスクエアなボディデザインを採用するなど、原点回帰したようなスタイリングですが、新たに先進運転支援「スズキセーフティサポート」を設定し、安全性能を向上させています。

 そんななか、2023年1月にインドで開催されたオートエキスポ2023では、ホイールベースを延長し、リアドアが追加された新型「ジムニー5ドア」が世界初公開。6月には現地で正式に発売されました。

 多くのファンを持つジムニーですが、かねてより利便性や積載性を高め、リアドアを持つロングボディモデルの設定を望む声も多くあり、公開時にはSNSなどで大きな話題となりました。

 SNSなどでは、「ついに出た!」「日本にも導入して欲しい」など、待ちわびていたロングボディモデル登場に沸くジムニーファンと見られる多数の投稿がなされています。

 しかしその一方で、ジムニー5ドアの登場を素直に喜べないとするユーザーも少なからずいるようです。

「3ドアが納車されないのにインドでは5ドアが登場かよ」「日本向けを先になんとかしてほしい」「日本でも5ドア出してほしいけど、先に3ドアが早く欲しい」などの声が寄せられ、いずれも発売当初からの長納期が解決されない状態で、5ドアモデルが登場したことに関して困惑している様子です。

 では、ジムニー/ジムニーシエラの納期について現状には変化はあるのでしょうか。

 首都圏のスズキ販売店スタッフは、7月下旬現在の状況について以下のように話します。

「ジムニーシリーズの納期は多少変動するのですが、そのなかでも現在ジムニーシエラは以前と変わらず1年くらいお待ちいただいています。

 原因としては、発売からバックオーダーがかなり多く、少量生産のため追いついていないためです。発売当初から生産体制に変化はないので、今後も(長納期は)続くとみられます」

 別の都内の販売店スタッフは以下のように説明します。

「軽自動車のジムニーは1年と2、3ヶ月ほどなのですが、普通車のジムニーシエラはおよそ2年かかります。原材料不足が原因で、ずっとこの状態が継続しています」

 販売店スタッフによれば発売から5年が経過した今でも1年以上の長い納期が続いている現状に変化はなく、今後も生産体制に大きな改善がない限り短納期の実現は難しいようです。

 では、この状況でジムニー5ドアは登場するのでしょうか。

 これについてはいずれの販売店スタッフともに「予定は全くないです」としつつも、都内の販売店スタッフは「仮に5ドアが出ても3ドアの納車が優先になるでしょう」と話しています。

 全国の販売店でも試乗車の用意はあっても、新古車や(スズキ販売店で取り扱う)中古車は極めて少ないということから、もし現行ジムニーの新車購入を検討しているのであれば、いち早く注文を入れたほうが良いかもしれません。

 また、5ドアの登場はまだはっきりとはしていないものの、現状の生産体制では通常モデルと並行しての生産は難しいようです。

 ファン待望ともいえる5ドア登場を見据えながらも、安定した生産台数の確保も求められています。

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