現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 夢のキャンピングカー購入! プロが教える、絶対に選んでおきたい装備【後編】

ここから本文です

夢のキャンピングカー購入! プロが教える、絶対に選んでおきたい装備【後編】

掲載 更新
夢のキャンピングカー購入! プロが教える、絶対に選んでおきたい装備【後編】

想像しながら必要か否かを決める

 キャンピングカーには、普通車では目にしない装備がいくつもあります。なかには「なんなのこれ? 何を選べばいいの?」と、初めてキャンピングカーを買う人にとってはよく分からない装備もあるでしょう。前回に「オススメの装備の役割と理由」と題し、代表的な装備5つを紹介しましたが、今回はその後編として、さらに5つをご紹介しましょう。

夢のキャンピングカー購入! プロが教える、絶対に選んでおきたい装備【前編】

 なお、個々のキャンピングカーライフによって、必要なものが変わってくるので、前回同様、私自身のキャンピングカーライフに照らしあわせて独断と偏見で選んでみました。

【ソーラーパネル】

 以前よりはコスト的にも入手しやすくなった為か、ソーラーパネルを取り付けたキャンピングカーが増えました。その良さは、音はしないし、天気さえ良ければ勝手にサブバッテリーへ充電してくれること。そして、何よりもエコであることですよね。

 しかし、万能ではありません。パネルのワット数にもよりますが、発電機のようにエアコンをガンガン動かせる程の発電量はなし。その実力も公称発電量の平均6割と言われています。なぜならば、太陽からの光がパネルと直角でないと出力は落ちるので、太陽が低い季節は激減。空気中の埃や塵、雨が多い日本では、太陽の光を100%発揮できません。ただし、条件が良ければサブバッテリーを満タンにしてくれるので安心。その特性を理解して使えば、最高の装備です。

【冷蔵庫】

 暑い夏に冷えたビールや要冷蔵の食材保存など、人によっては冷蔵庫のない生活は考えられません。乗員数にもよりますが、ビール専用と割り切っても20リッター、食料品も入れるとなれば50リッターは必要でしょう。

 家庭用冷蔵庫に馴れていると小型という印象ですが、大きすぎても冷やすのが大変。特に、くるま旅の時だけしか作動させない場合は、冷えるまで時間がかかるので、最初から冷えたビールや、凍らせた食材を入れておくといいでしょう。また、自宅に駐車している方は家から電源つないで、常に冷やしておくのもオススメ。カビの発生を防ぐことができますよ。

【電子レンジ】

 家庭では無くてはならない電子レンジ。最近は、冷凍食品からラーメン・パスタまでチンで調理できる食材もあり、”手間がかからない料理”という意味ではキャンピングカー向けとも言えます。しかし、問題なのは消費電力が大きいこと。調理モードが1000Wの時は、エアコンよりも消費電力が多い事になります。サブバッテリーの容量にもよりますが「3回目のチンでバッテリー電圧アウト」という話もあります。

 私も、お弁当などで1チン位はやりますが、それ以上となると、電源が使える施設(RVパークなど)を利用してます。電子レンジは、温めから調理、お燗などで大活躍。すなわち、利用する人の食事次第ですよ。

【トイレ(&シャワー)】

 調査では装備している人が多いですが、実使用となると、使う人と使わない人で極端に分かれます。このトイレですが、小さい子を持つファミリーや女系家族では必須。大渋滞の時に妻や娘の哀願する声や悲鳴を聞かずにすむという人もいれば、その一方で、その後の処理を考えると億劫となり、トイレは緊急用だという人もいます。

 現在は、トイレのある道の駅やSA/PAも増え、シャワーに至っては手頃な日帰り温泉も増えたので、狭くて制限の多いキャンピングカーよりは便利で清潔という意見もあります。また、最近では災害時の事も考えて、マルチルームに非常用のポータブルトイレを置いているという話も聞きます。トイレこそ、自分のトイレライフを考えて装備する設備だと思いますよ。

【サイドオーニング】

 オーニングとは簡単に言うと、巻きとり式のひさし。日差しの調整や雨よけに役立つ可動式テントは、いかにもキャンピングカーという雰囲気があり、苦労してテントやタープを設営・撤収している横で、スルスルっと広げて設営、スルスルっと巻いてスマートに片付けることができます。サイドオーニングの下にテーブルとイスを置き、マッタリとした時間を過ごすことが可能です。

 最大の敵は風。強風や思わぬ突風に弱く、アームが変形することで巻き取れずに収納できず、移動さえできなかったという話も聞きます。張り縄でしっかりと地面に固定すれば、多少の風でも安心ですが、夜中にバタバタとはためき、ギシギシときしむサイドオーニングに飛び起き、慌てて巻き取ったという事もありました。そんな特性を理解して状況に合わせて使えば、素晴らしい装備だと思いますよ。

 キャンピングカーで選びたいオススメのアイテムはいかがでしたか? ご自身のキャンピングカーライフとじっくり照らし合わせて、必要か不必要かをご判断下さい。

こんな記事も読まれています

スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
くるまのニュース
F1シート喪失ボッタスのメルセデスリザーブ復帰は「時間の問題」トト・ウルフ代表認める
F1シート喪失ボッタスのメルセデスリザーブ復帰は「時間の問題」トト・ウルフ代表認める
motorsport.com 日本版
約100万円! トヨタ最新「軽トラック」は使い勝手サイコー! 斬新モデル「エクストラ」は“豪華装備”がすごい! めちゃ「過酷な環境」で愛用される“超タフ軽トラ”の魅力とは!
約100万円! トヨタ最新「軽トラック」は使い勝手サイコー! 斬新モデル「エクストラ」は“豪華装備”がすごい! めちゃ「過酷な環境」で愛用される“超タフ軽トラ”の魅力とは!
くるまのニュース
これがなくっちゃ被っちゃいけない!?「SG規格」とは?【バイク用語辞典】
これがなくっちゃ被っちゃいけない!?「SG規格」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
WEB CARTOP
ステーションワゴン専用モデルに刷新した新型フォルクスワーゲン・パサートが日本で販売開始
ステーションワゴン専用モデルに刷新した新型フォルクスワーゲン・パサートが日本で販売開始
カー・アンド・ドライバー
いすゞ、EV路線バス「エルガEV」の量産を開始
いすゞ、EV路線バス「エルガEV」の量産を開始
日刊自動車新聞
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
AutoBild Japan
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
くるまのニュース
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
レスポンス
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
カー・アンド・ドライバー
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
VAGUE
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
レスポンス
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
WEB CARTOP
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
くるまのニュース
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
バイクのニュース
アウディ Q7/SQ7【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
アウディ Q7/SQ7【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
ROTARY-EVも設定するマツダMX-30が商品改良。特別仕様車Retro Sports Editionも新登場
ROTARY-EVも設定するマツダMX-30が商品改良。特別仕様車Retro Sports Editionも新登場
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

100.8165.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1140.0万円

中古車を検索
ライフの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

100.8165.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1140.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村