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愛犬とのドライブに最適なクルマは?「DIMEドッグフレンドリーカー・アワード2024」発表!

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愛犬とのドライブに最適なクルマは?「DIMEドッグフレンドリーカー・アワード2024」発表!

この@DIMEではこの1年、愛犬家と愛犬に優しいドッグフレンドリーカーに乗って、愛犬同伴型リゾートホテルやグランピング、キャンプハウス施設を訪れてきました。

そこで、“わんこと行くクルマ旅”の1年の締めくくりとして、2023年11月1日から2024年10月31日までに発売された国産車の中から、愛犬家と愛犬にとって最高、最上と言えるドッグフレンドリーカーを選定したいと思います(わが家の自称自動車評論犬!?のジャックラッセルのララの意見も参考にしています)。

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まずはドッグフレンドリーカーの要件を確認!

まず、ドッグフレンドリーカーの要件として挙げられるいくつかの項目を紹介したいと思います。愛犬が快適にドライブを楽しむためには、前後左右の姿勢変化が少ない快適な乗り心地の良さが欠かせません。

というのは、犬はカーブやブレーキング時、車内のどこかにつかまることができず、犬にとっても終始、安定した姿勢を保ってくれるクルマが望ましいのです(人間も同じでしょう)。とくに山道を走るドライブでは、人も犬も緊張するもの。グラグラした乗り心地では、乗員も犬も落ち着かず、ストレスの原因になってしまいます。

車内の静かさもドッグフレンドリーカーとして必須の要件です。とくに犬は聴覚に優れているため、車内が騒々しいクルマでは、ドライブを快適に楽しめるはずもありません。

また、犬の特等席である後席のクッション性、フラット度は、愛犬をドッグベッドやキャリーケース、ペットカートのコットを後席に固定するにしても、乗り心地、居心地の面で重要なポイントです。もし、愛車の後席の座面が、前上がりになっている車種(輸入車に多い)であれば、バスタオルなどを丸めて、ドッグベッドやキャリーケース、ペットカートのコットがフラットに設置できるように配慮してあげましょう。

後席に愛犬が自身で乗り降りできるなら、後席座面左右端とサイドシル(ボディサイド下の骨格部分)の間に隙間がないことも、実は重要。そこに隙間があると、犬が乗降する際に抜け落ちる抜け毛が入り込み、掃除がしにくいため、その奥に抜け毛がたまると、車内の動物臭の原因になってしまうのです。後席とサイドシルの間に隙間がないクルマなら、そうした問題も防げるというわけです。

2024年の夏は酷暑でしたが、犬の特等席となる後席の空調環境もドッグフレンドリーカーにとって見逃せないポイント。そもそも1年中、毛皮を着ていて、多くは暑がりの犬にとって、車内の暑さは不快なだけでなく、命取りになりかねません(熱中症)。そこでぜひ欲しいのが、後席エアコン吹き出し口やリヤクーラー。これがあるだけで、1年中、後席でも犬が快適にドライブを楽しめるというわけです。

そして、悪路や雪道に強い走行性能も、じつは大きなドッグフレンドリーポイント。人間の6倍ものスピードで歳を重ね、お留守番の時間も長い犬の寿命は10年から15年。その人間よりずっと短い犬生の間に、いかに多くの愛犬との楽しい思い出を作ってあげられるかが、飼い主の使命だと思うのですが、日帰りにしても宿泊を伴うようなドライブ旅行でも、その間、あるいは24時間、愛犬が飼い主といっしょにいられる貴重な体験、思い出になるに違いありません。

しかし、せっかく決まったドライブ旅行も、大雨、雪が降っているから運転が不安・・・よって急遽、中止!!では、家族も犬もがっかり。愛犬にとって貴重なドライブ旅行の楽しみが失われてしまうのです。そこで注目したいのが、最低地上高に余裕がある、悪路や雪道に強い四輪駆動のクルマです。であれば、雨の中も雪道も安心・安全(雪道ではスタッドレスタイヤを装着しましょう)。そんなオールラウンダーのクルマこそ、最大のドッグフレンドリーポイントと言えるのではないでしょうか。

オールラウンダーのクルマこそ、最大のドッグフレンドリーポイント!

さて、そうしたドッグフレンドリーカーに必要な要件のすべて、あるいは一部を満たした今年のクルマを選ぶとすれば、まずはクラス上の乗り心地の良さと安定感の高さ、1列目席はもちろん、2列目席の静かさもまた魅力のホンダ・フリードが挙げられます。しかも、コンパクトミニバンとしてクラス初のリヤクーラーが用意されているのですから文句なし!!



そしてホンダ車に用意される純正ドッグアクセサリーHonda Dogシリーズの充実度もドッグフレンドリーポイントと言えるでしょう。

そして広大な室内空間を持つスーパーハイト系軽自動車に後席用スリムサーキュレーターや、後席にオットマンモード、レッグサポートモード、荷物ストッパーモードの3つのモードがあるマルチユースフラップを備え、わが家の自称自動車評論犬!?のジャックラッセルのララがあご乗せにちょうどいいことを発見した荷物ストッパーモードがドッグフレンドリーなスズキ・スペーシア、スペーシアカスタム、スペーシア ギアが軽自動車界最新のドッグフレンドリーカーと呼べるのではないでしょうか。

ドッグフレンドリーカーとして3列シート車が欲しいのであればフリード、経済的で使い勝手のいい軽自動車でもドッグフレンドリーカーとしてのポイントは欠かせない!!というのであればスペーシアが適切です。

が、すでに説明したドッグフレンドリーカーとしての要件のほぼすベてを満たした1台があるのです。

@DIMEドッグフレンドリーカー・アワード2024の受賞車はコレ!

それがスバル・レイバック。正式車名がレヴォーグ・レイバックであることからも分かるように、スバルのスポーツワゴン、レヴォーグをベースにクロスオーバー化された、シンメトリカルAWDの駆動方式を採用し、最低地上高200mmを確保したオールラウンダーモデルです。

感動に値する欧州上級サルーンに匹敵する滑らかすぎる快適無比な乗り心地をオールシーズンタイヤで実現し、車内の静かさについては、クルマの騒音の原因として水平対向エンジンからのノイズ、振動、タイヤを介した路面からのロードノイズ、そして風切り音まで徹底的に遮断。ドライブの疲労の原因の一つが走行ノイズだとすれば、人間も、そして聴覚に優れた犬にとっても、これはもう、最上の移動空間と言っていいのです。その車内の静かさにおおきくかかわっているのが、レイバックはレヴォーグで言えば最上級のEXのモノグレード展開であること。そのため、ハーマンガードンサウンドシステムが標準装備されていて、プレミアムオーディオを聴くに相応しい、特別な遮音、吸音が施された車内空間になっているのです。

もちろん、後席エアコン吹き出し口を完備し、後席とサイドシルの間にステップ的な樹脂プレートがあり、隙間なし。ステップ的な樹脂プレートは犬が後席に自身で乗降する際に前足をかけるのにも適しています。

さらに、レイバックはパドルシフトを装備。ステアリング奥の「-」と「+」のパドルを引くことで、シフトダウン、シフトアップが可能なのですが、「-」のパドル操作による減速は、スピードコントロールにうってつけで、なおかつ下手にブレーキを踏むよりずっとスムーズに減速してくれるのです(スポーティな走りのためだけにあるのではありません)。ブレーキを踏むと減速Gが発生し、車内でどこかにつかまれない犬は思わず爪を出して踏ん張らなければなりませんが、それがドライブ中の犬のストレスに直結。運が悪ければ、フロアに落ちて、ケガをしてしまうかも知れません。しかし、パドルシフトをうまく使うことで、そうしたストレス、危険を防ぐことが可能になるのです(同乗者にも喜ばれますよ)。

レイバックの最後のドッグフレンドリーポイントは、日本車ではめずらしい、後席の分割方式。レイバックはハイクラスな欧州製ワゴンなどにあるように、4:2:4分割(ワゴンやSUVは一般的に6:4分割)。それがどうドッグフレンドリーポイントになるのかと言えば、やむなく大型犬を短距離、短時間、ラゲッジルームに乗せるような場面でも、4:2:4分割の中央の2部分をアームレストとして倒すことで、ラゲッジルームとキャビンに幅220mmものスルー空間ができ、愛犬と飼い主のアイコンタクトが可能になるだけでなく、後席エアコン吹き出し口からの冷風も届きやすくなるというわけ。これならお互い、安心・快適にドライブを楽しむことができるでしょう。

そんなレイバックのラゲッジルームはレヴォーグ=ステーションワゴンに準じた広大なスペースが確保され、荷物が多くなりがちな愛犬とのドライブにもうってつけ。フロア上だけでなく、フロア下のサブトランクまで大容量なのです。

実際、筆者と愛犬のジャックラッセルのララはスバル・レイバックに乗って東京から山中湖、箱根へと足を運び、高速道路の渋滞も経験。ドッグフレンドリーポイントとは直接関係ないかも知れませんが、アイサイトの基本である”ぶつからないクルマ?”という機能だけでなく、渋滞時にはアイサイトXによるハンズオフドライブも可能で、ドライバー(飼い主)の渋滞時の運転に関わるストレスを大幅に軽減してくれました。そんなアイサイトXとは、全面的に進化した「新世代アイサイト」に「高度運転支援システム」を搭載したSUBARU最先端の安全テクノロジー。

GPSや準天頂衛星「みちびき」などからの情報と3D高精度地図データを組み合わせることで、自車位置を正確に把握。ステレオカメラやレーダーでは検知しきれない行く先々の複雑な道路情報まで認識し、新次元の運転支援を実現。カーブや料金所前のアシストに加え、一定の条件を満たした自動車専用道路での渋滞時にはハンズオフドライブができ、安心で快適な安全運転をサポートしてくれるのです。

というわけで、スバル・レイバックを、モータージャーナリストにしてドッグライフプロデューサーでもある筆者が考える、ドッグフレンドリーカーの要件のほとんどを満たした希少な1台として、@DIMEドッグフレンドリーカー・アワード2024の受賞車とさせていただくことにしました。おめでとうございます!

スバル・レイバック

レイバックは犬も納得のドッグフレンドリーカー 

文/青山尚暉
写真/雪岡直樹 青山尚暉

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みんなのコメント

1件
  • bay********
    犬乗せる時はケージかクレートに入れるw
    運転席で犬抱いてるアホも居るが事故ると犬も道連れになるぞw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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