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先代プリウスの中古も狙い目だけど……それでもプリウスは新型を選ぶべきなワケ

掲載 28
先代プリウスの中古も狙い目だけど……それでもプリウスは新型を選ぶべきなワケ

 歴代モデル随一のカッコよさから注目度バツグンの新型プリウス。燃費などは明らかとなっていないが、おそらく先代モデルよりも大幅に向上しているハズ。

 そして見た目の良さからバカ売れ必至という状況であるが、納車時期などの理由から現行モデルと悩むひとも少なからずいることと思う。そこで、今回はそれでも新型プリウスを選ぶべき理由をご紹介!! 購入検討中の方は必見っすよ!!

先代プリウスの中古も狙い目だけど……それでもプリウスは新型を選ぶべきなワケ

文/小鮒康一、写真/TOYOTA

■新型プリウスは今冬発売!! でも現行モデルを選ぶのもアリか

2022年11月に発表された5代目となる新型トヨタ プリウス

 先日、ついに5代目となる新型プリウスが発表となった。

 さまざまな情報が公開されたようで、実はそこまで詳細は公表されていないという事実はあるものの、「ハイブリッド リボーン」というコンセプト通り、ハイブリッド車普及の先陣を切ったプリウスが新たなフェーズへと生まれ変わり、我々の前に姿を現したというのは間違いないだろう。

 ハイブリッドモデルにおいては早くも今冬に登場することがアナウンスされており、実車に触れる機会が待ち遠しいところだが、プリウスの購入を検討しているユーザーからしてみると、熟成が進んだ4代目を狙うのか、生まれ変わった新型を狙うのかが悩ましいのではないだろうか?

■100万円以下も続々!! 新型発売後はもっと値下がる可能性も

 現在、路上を走っている4代目プリウスは2015年12月に登場したモデルということで、まもなくデビューから7年を迎える長寿モデルだ。

 当初は否定的な意見も多かったエクステリアデザインではあるが、7年も経過するとすっかり見慣れてしまい、なんならちょっと奇抜なそのスタイルは古さを感じさせずに“アリ”とも思えてくる。

 もちろん7年の間に複数回の改良を重ね、その完成度は熟成の域。その高い燃費性能は言うまでもなく、TNGAを初めて採用したそのプラットフォームのポテンシャルの高さは、今でも色あせることはない。

 そして何よりモデル末期ということで、買い得感が非常に高まっていることも魅力のひとつ。中古車市場ではついに店頭価格で100万円を切る車両も登場し始めており、新型が登場すればさらに平均価格が下がることは間違いない。

 また新車の長納期が続いている現在ではあるが、4代目プリウスにおいては登録済未使用車も比較的多く流通しており、こちらも今は新車と大して変わらない価格の車両が多いものの。

 新型が正式にリリースされれば価格が下がるだろうから、どちらにしても燃費のいい足グルマとして乗り潰す勢いであるならば、買い得なクルマであることは確かだ。

 しかし、筆者としてはそれでもやはりプリウスを狙うなら新型を待ちたいという気持ちが強いのだ。ここからはその理由を列挙していこう。

■意地が垣間見えるスペック!! スポーツカー並の新型プリウスはマジで買い

横から見るとよりはっきりと分かる全高の低さ。名前こそ「プリウス」ではあるが、外見は劇的に変化した

 新型プリウスは名前こそプリウスを名乗っているが、そのスタイルなどは従来型とは一線を画しているのは実物の写真を見てもすぐ分かるだろう。

 どう考えても空力性能を最優先に考えられたクーペ並みに寝かされたAピラーに低められた全高。

 低い低いと言われた先代よりもさらに下げられた着座位置によって、足腰の弱った我々オジサン世代には乗り降りが辛いクルマになっていることは間違いないし、いくら着座位置が下がったとはいえ、リアシートの居住性も高まっているとは言えないだろう。

 しかし、ハイブリッド車のパイオニアであるプリウスを名乗るには、そこまでしても空力性能を向上させ、燃費性能を追求するんだという覚悟を感じることができる。

 ただし、単純に燃費性能だけを追求したわけでもなく、なんとパワートレインは4代目の1.8Lから2Lへとエンジン排気量を拡大(1.8L仕様も存在するようだが)。プラグインハイブリッドモデルに至ってはシステム出力164kW(223PS)で0-100km/h加速は6.7秒とスポーツカー並みの俊足を誇るというではないか。

 もうこのスペックだけで充電設備もないのにプラグインハイブリッドモデルを買いたくなってしまうほどだが、通常のハイブリッドモデルでも2Lモデルはシステム出力144kW(193PS)、0-100km/h加速7.5秒という俊足だというから、ハイブリッドモデルでも十分満足できそうだ。

■すっきりデザインがイイ!! 快適性に操作性も爆上がり

スッキリとしたインテリアデザインにも好感が持てる

 特徴的なエクステリアに比べて内装は多機能でありながらもゴテゴテ感がなく、スッキリとしたデザインとなっているのもまた好印象。

 ブラインドタッチをすることが多い空調のスイッチ類は物理スイッチとなっている点も嬉しい配慮だし、どうやらシートベンチレーションも備わる(グレード別設定か?)ようなので、長時間ドライブでも快適に過ごすことができるだろう。

 個人的にはグレージュやホワイト系の明るい系の内装色が現時点では発表されていないことが残念だが、それ以外については概ね好印象といったところだ。

■新型プリウスは300万円切りでスタートか!? 買うならじっくり検討を

 そして最大の関心ごとはやはりその価格。4代目モデルは259.7万円からというスタート価格となっているが、ハイブリッドの2Lモデルがどの程度価格アップするのかが気になるところ。もしもエントリーグレードで300万円を切る価格であるとかなり心が揺らぐところだが果たして……。

 と、ここまで新型プリウスの期待するところを挙げてきたが、もちろん新型のデザインが生理的に受け付けないとか、趣味趣向の違いでそもそもプリウスに興味がないという人もいることだろう。

 そんな人はもちろん新型プリウスをスルーしていただいても全くもって構わないのだが、もし機会があれば食わず嫌いをせずに触れてみて欲しい。もしかしたら新たな扉が開くかもしれないのだ(開かないかもしれません)。

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みんなのコメント

28件
  • 2022/12/11 05:18
    私たちの国には、
    プリウスミサイルがあることを
    誇りたい。


    中古の軽すら買えない
    脳ナシ底辺ヒキコモリ男!
    もはやニッポンの恥サラシ!
  • 先代の50プリウスのデザインはどうしても受け入れられない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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