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初の九州450km戦。スーパーGT第7戦オートポリスのGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想

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初の九州450km戦。スーパーGT第7戦オートポリスのGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想

 荒れに荒れた第6戦SUGOから約1ケ月、いよいよスーパーGT第6戦SUGO大会が始まります。今回も10月14~15日にオートポリスで開催される2023スーパーGT第7戦のGT500クラス予選ポールポジション(PP)と決勝ウイナーを、オートスポーツweb編集スタッフがズバリ予想します。

 気温も徐々に下がりはじめ、涼しい風も感じられるようになった今日この頃。一方佳境に迫ったシーズンは第7戦を迎え、昨年よりも長い450kmで争われるレースは未知の限界まで攻め切る熱い戦いが予想されます。しかしそんなときこそ、長年の経験と勘が役に立つ(はず)。個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます!

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※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

●ゴトー(GT現場経験3年目。もう最年少組ではございません)のウイナー予想

◎本命:#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
〇対抗:#17 Astemo NSX-GT
△大穴:#19 WedsSport ADVAN GR Supra

PP予想:#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

 オートポリスを舞台に行われる2023スーパーGT第7戦の本命は24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zです。昨年もポールポジションを獲得しているだけに実績十分ですし、サクセスウエイトも11kgと軽く大チャンスだと言えるでしょう。

 対抗には前戦SUGOでトップフィニッシュを飾ったものの失格に終わった17号車Astemo NSX-GTが雪辱を果たすべく勝利を狙ってくるでしょう。そして24号車と同じくヨコハマタイヤを履く19号車WedsSport ADVAN GR Supraを大穴という名のもうひとつの対抗に推したいと思います。

 ポールポジションは順当にいけば24号車の獲得確率が高いかと思いますが、王道ブリヂストンの38号車ZENT CERUMO GR Supra、さらにダンロップを履く64号車Modulo NSX-GTにはサクセスウエイトが軽いことから奮起を期待したいところ。気になる天候は雨の心配こそなさそうですが、最高気温が土日とも23~24度となっており、タイヤ選択も勝敗を分けるポイントになりそうです。

●ハルロウ(GT取材デビューから、かれこれ15年目。若者に負けないようにガンバリマス)のウイナー予想

◎本命:#17 Astemo NSX-GT
〇対抗:#24 リアライズコーポレーションADVAN Z
△大穴:#23 MOTUL AUTECH Z

PP予想:#8 ARTA MUGEN NSX-GT

 予想が非常に難しい第7戦オートポリス。その一番の要因は、オートポリスで初めての450kmという長距離戦になるからだ。例年ならば、サクセスウエイト(SW)の係数が半分になることから、この第7戦からチャンピオン争いが苛烈になり、今シーズンを通して調子の良かったランキング上位のチームがオートポリスでも上位に来る傾向がある。だが、450kmだと、その流れは通用しないと見た。

 450kmになることでもっとも懸念されるのは、タイヤのマネジメントとタイヤパフォーマンスだ。特にオートポリスは路面のミューの高さと涼しくなった開催時期的なことから、タイヤのピックアップ(タイヤカスが飛んで行かずに自分のタイヤ表面にくっついたままになり、グリップ低下を招く)がシーズン中、もっとも厳しくなる。純粋に予選で速くても、セットアップが決まっていても、決勝のレース後半でペースが落ちてしまうというケースが十分に考えられるのだ。

 その点を考慮して、これまでタイヤのピックアップが結果的に少なく、このオートポリスを得意としている17号車Astemo NSX-GTを本命に挙げた。当然、前戦SUGOの暫定優勝からの失格の悔しさもこのレースで晴らしたいところだ。他の優勝候補としてはウエイト的、そしてタイヤの相性も良さそうな24号車リアライズコーポレーションADVAN Z、このオートポリスで相性がよく、勢いのある23号車MOTUL AUTECH Zも十分に考えられる。ランキングトップの3号車Niterra MOTUL Zも挙げたいが、SW51kgで唯一の燃料リストリクター制限が入るため、上位には入りそうだが優勝は流石に厳しいか。同じくチャンピオンを争う36号車au TOM'S GR Supraは決勝での順位アップ、パフォーマンスは確かなものがあるだけに、予選で上位に来るようなことがあれば一気に表彰台以上が見えてきそうだ。

●ヤマウラ(GT現場経験1年目。AP戦も荒れる…のか?)のウイナー予想

◎本命:#36 au TOM’S GR Supra
〇対抗:#17 Astemo NSX-GT
△大穴:#8 ARTA MUGEN NSX-GT

PP予想:#17 Astemo NSX-GT

 昨年は300kmの距離で行われたオートポリスでの第7戦ですが、今年は450kmレースとなりました。これまでのレースを振り返ってみてもこの450kmという距離は絶妙で、戦略に幅を持たせやすくあらゆる展開に発展する可能性を孕む魔の距離だと感じております。さらにそこへ加わるのが、SWの係数が半分になるということ。今回のレースは、きっとただでは済まないような気がしてなりません。

 そこで今回の本命は36号車au TOM’S GR Supraとします。今季の36号車は、第2戦富士での優勝を経てSW40kgという状況になりながらも第3戦ではポール・トゥ・2位、大荒れの第4戦でも4位に入るなど、どんどん重くなっていくマシンでも上位フィニッシュを重ねてきました。さらに今大会ではSWが49kgとなり燃料流量リストリクターの制限もなくなることから、荒れる(?)レースのなかでも、見出した速さと屈強な戦略で魅せるレースを期待します。

 対抗に挙げるのは、17号車Astemo NSX-GTです。昨年のレースでは、34kgのSWを抱えながらも抜群の速さを披露し10秒以上のリードを築いて優勝を飾りました。前戦SUGOでもその速さは健在で、『今大会こそ…』と意気込むその走りからは目が離せません。そして大穴は、第6戦で優勝を果たした8号車ARTA MUGEN NSX-GTとします。昨年のレースではNSX勢の速さが光る場面も多く、前戦の優勝で勢いを得た8号車なら、怒涛の2連勝もあり得るのではないでしょうか。

文:AUTOSPORT web
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