2021年7月30日、トヨタ自動車東日本・岩手工場(岩手県胆沢郡金ケ崎町)でコンパクトハイブリッドカーの新型アクアのラインオフ式が行われた。
アクアは、東北の地と縁が深いクルマである。同社の宮内一公社長は、挨拶のなかで初代アクア(2011年12月発売)の生産立ち上がりについての思い出を語った。
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「2011年3月11日、東日本大震災が発生し、アクアの生産準備を進めていたここ岩手工場(当時は関東自動車工業・岩手工場)も被災しました。4月18日までの38日間、生産がストップするなか、関係者全員が『ラインオフは絶対に遅らせない。予定された日に生産を開始し、お客様にお届けするんだ。それが東北の元気になる』という強い思いで、工場の復旧とアクアの生産準備をやり遂げ、地域の皆様に“東北復興の星”と呼んでいただけるクルマとして、世に出すことができました」
初代はコンパクトクラスのハイブリッドカーとして広く支持を集め、2021年には142万台の保有台数となるまでに成長、今回、フルモデルチェンジで2代目に移行した。災害が起きたときに役に立つ非常時給電システム(後席足元のセンターコンソール下にあるAC100V/1500Wのコンセントから取り出す)は、新型アクアでこだわった装備のひとつ。電池の残量が減るとガソリンエンジンで発電し、燃料が満タンの場合には一般家庭で使われる約5日間ぶんの電力をまかなうことができる。この非常時給電システムを全車標準装備としたのである。
「災害が起きたとき、乗っているお客様自身が助けられるだけでなく、周りの人の助けにもなれる。そんな周りを思う気持ちで、アクアを選んでいただける方がいらっしゃるかもしれません。そんな方に出会えたらとてもうれしい」(ビデオメッセージを寄せたトヨタ・豊田章男社長)
トヨタ自動車東日本・宮内一公社長は、アクアのラインオフ式の挨拶を次のように締めくくった。
「アクアはトヨタにとって震災復興と東北経済の回復の象徴として、これまでも、そしてこれからも、新しい時代を切り拓き、東北の未来をつくる存在であり続けます」
アクアはトヨタにとって、特別な思いがこもった1台なのである。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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