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今秋の発売を予定する新型トヨタ・クラウンの第1弾「クロスオーバー」の概要が発表。車両価格は435~640万円に設定

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今秋の発売を予定する新型トヨタ・クラウンの第1弾「クロスオーバー」の概要が発表。車両価格は435~640万円に設定

トヨタがセダンとSUVを融合させた新しいスタイルのクラウン「クロスオーバー」を発表。パワートレインには2.4Lデュアルブーストハイブリッドシステムと2.5Lシリーズパラレルハイブリッドシステムを搭載

 トヨタ自動車は2022年7月15日、新型クラウンの第1弾で、今秋の発売を予定するクラウン・クロスオーバーの概要を発表した。

トヨタが第16世代の新型クラウンを世界初公開。ボディタイプは4種類を設定し、第1弾としてクロスオーバーを今秋に発売

車種展開は以下の通り。
クロスオーバーRS:605万円
クロスオーバーRS アドバンスト:640万円
クロスオーバーG:475万円
クロスオーバーG アドバンスト・レザーパッケージ:570万円
クロスオーバーG アドバンスト:510万円
クロスオーバーG レザーパッケージ:540万円
クロスオーバーX:435万円
このうち、今秋発売のモデルはクロスオーバーRSアドバンスト、クロスオーバーGアドバンスト・レザーパッケージ、クロスオーバーGアドバンストの3モデルで、それ以外は2023年1月の生産開始を予定している。

 クラウン・クロスオーバーは、セダンとSUVを融合させた革新的なパッケージによって、これまでの概念にとらわれない、新たな価値を提供するプレミアムカーとして開発したことが特徴である。

 まずエクステリアは、スタイリッシュなクーペライクシルエットと、力強さを感じさせるリフトアップスタイルを組み合わせて、流麗さとダイナミックさを両立させた新時代のフラッグシップの姿を表現。流れるようなルーフラインの後端には、独立したトランクゲートおよびトランクルームを配する。各部のディテールにもこだわり、左右に一直線につながる左右のLEDヘッドランプ・LEDリアコンビネーションランプや、キャラクターラインに頼らず面の抑揚で質感を表現したサイドビューなど、シンプルでありながら鋭さと雄大さを兼ね備えたデザインを採用。ヘッドランプ自体には、4眼LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ(センターランプ点灯機能&おむかえ照明機能付)/LEDデイライト(センターランプ点灯機能付)+LEDフロントターンランプ+ヘッドランプクリーナーまたはBi-Beam LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ(センターランプ点灯機能&おむかえ照明機能付)/LEDデイライト(センターランプ点灯機能付)+LEDフロントターンランプを装着した。また、従来のセダンの常識を打ち破る225/45R21サイズの大径タイヤを採用。ボディ構造の工夫により、ボディ側面近くまで外側に張り出した足回りと、ボディとタイヤの隙間のバランスを徹底的に吟味したことで、セダンでもSUVでもない、踏ん張り感のある力強いスタイルを構築する。
 ボディサイズは全長4930×全幅1840×全高1540mm/ホイールベース2850mmと、現行のセダン比で20mm長く、40mm幅広く、85mm高く、ホイールベースが70mm短いディメンションに設定。ボディカラーはバイトーンのブラック×プレシャスホワイトパール/ブラック×プレシャスブロンズ/ブラック×プレシャスレイ/ブラック×エモーショナルレッドII/ブラック×プレシャスメタル/ブラック×プレシャスシルバー、モノトーンのプレシャスホワイトパール/プレシャスシルバー/プレシャスメタル/ブラック/エモーショナルレッドII/プレシャスブロンズという計12タイプをラインアップした。

 内包するインテリアは、ディスプレイや操作スイッチを水平方向に集約したことでどの席からも直感的に操作ができる機能レイアウトと、インストルメントパネルからドアにかけてひと続きで包み込まれるような造形により、ドライバーは運転に集中でき、同乗者は心地よく移動が楽しめる「全席特等席」を実現。また、過度に飾り立てず温味を感じられる金属加飾「WARM STEEL」や、思わず触れたくなる造形と心地よい握り心地を両立したシフトノブ、ひと目でわかる仕立ての良さと着座時の安心感にこだわったシートなど、内装部品の1つひとつにもこだわり、上質で豊かさを感じられる空間を演出する。リフトアップしたボディが乗員の目線を高くし、見晴らしのよいキャビンルームを創出したことも特徴だ。一方、トランクルームは450リットルの容量を確保。後席中央にはトランクスルー機構も配備している。
 装備面では、12.3インチHDディスプレイのディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusおよびディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)、4つのテイスト(Casual/Smart/Tough/Sporty)と3つのレイアウトの中から好みに合わせて表示を変えられる12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ(メーター照度コントロール付)、3つの表示モード(フル/スタンダード/ミニマム)を設けたカラーヘッドアップディスプレイ、マルチインフォメーションディスプレイ内の表示切替や運転支援系およびオーディオなどの操作をステアリングから手を離さずに行うことができるステアリングスイッチ、シフトポジションを電動で制御するエレクトロシフトマチック、車両後方カメラの映像をインナーミラー内のディスプレイに表示するデジタルインナーミラーなどの先進機構を設定。内装カラーについては、RS系にブラック/イエローブラウンを、G アドバンスト・レザーパッケージとG レザーパッケージにブラック、ブラック/ダークチェスナット、フロマージュを、それ以外のグレードにブラックを採用する。シート表皮はRS系、G アドバンスト・レザーパッケージ、G レザーパッケージに本革を、GとGアドバンスに上級ファブリック+合成皮革を、Xにファブリック+合成皮革を装備した。

 パワートレインに関しては、2ユニットを設定する。RS系にはT24A-FTS型2393cc直列4気筒DOHC・D-4STガソリンターボエンジン(最高出力272ps/6000rpm、最大トルク46.9kg・m/2000~3000rpm)に、1ZM型フロントモーター(最高出力61kW、最大トルク292Nm)、1YM型リアモーター(最高出力59kW、最大トルク169Nm)およびインバーターとトランスアクスルを一体化したeAxle、新開発のバイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせた2.4Lデュアルブーストハイブリッドシステムを搭載。トランスミッションには、アクセル操作に対する期待通りの車両応答が得られるようにする発進クラッチシステムや、走行シーンに応じて適切なギア段選択とエンジンおよびモータートルクをきめ細やかに制御するパワートレイン統合制御を採用したDirect Shift-6ATを配する。リアに大出力モーターを配した4WDシステム「E-Four Advanced(電気式4輪駆動方式)」を新採用することで、走行状態に合わせて前後輪トルク配分を100:0~20:80の間で緻密に制御し、様々な路面での高いトラクション性能と操縦安定性を実現。また、E-Fourよりも後輪側へトルクを配分し、優れたトラクション性能はもちろん、2.4Lターボ デュアルブーストハイブリッドシステムならではの伸びやかな加速を成し遂げた。燃費性能に関しては、WLTCモードで15.7km/リットルを達成している。

 GとX系には、A25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(最高出力186ps/6000rpm、最大トルク22.5kg・m/3600~5200rpm)に、3NM型フロントモーター(最高出力88kW、最大トルク202Nm)、4NM型リアモーター(最高出力40kW、最大トルク121Nm)、新開発のバイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせた2.5Lシリーズパラレルハイブリッドシステムを、クラウン・クロスオーバー向けに最適化して搭載。E-Four(電気式4WDシステム)は走行状態に合わせて前後輪トルク配分を100:0~80:20の間で緻密に制御し、効率的なトルク配分(直進時)に加えて、コーナリング時ではリアの駆動力配分を大きくして旋回中の車両安定性の向上を図る。燃費性能に関しては、WLTCモードで22.4km/リットルを実現した。

 基本骨格に関しては、大径タイヤによってリフトアップした新シルエット、優れた乗降性の確保、フラットな乗り味と気持ちのいい走りという3つの要素を満たす目的で、プラットフォームや懸架機構のセッティングを徹底追求する。大径タイヤによるリフトアップは、TNGAのGA-Kプラットフォームを改良することで実現。一方、乗降性と走行性能については、サイドシルの高さを低配置化した床面と、eAxleおよびマルチリンクサスペンションを搭載できるリア骨格を新開発することで成し遂げる。また、ボディはステアリングサポートの剛性向上をはじめ、結合剛性を高めるレーザースクリューウェルディング(LSW)や構造用接着剤などを多用して、高い剛性を確保。前マクファーソンストラット式/後マルチリンク式で構成するシャシーは、クラウンらしいどっしりとした直進安定性、もっと走りたくなるような軽快さ、一体感のあるダイレクトなステアリングフィール、そして目線のぶれないフラット感と振動の少ない落ち着いた乗り心地を目指して専用チューニングを施した。

 最先端の先進安全運転支援システムとコネクテッドシステムを採用した点も見逃せない。
 先進安全運転支援システムとしては、2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を実現した最新のToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)を全車に標準装備。また、渋滞時の安全運転を支援する「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」や様々な駐車シーンでスムースな入庫・出庫を自動で行いリモート操作も可能な「アドバンスト パーク(リモート機能付)」など、安心・便利な先進機能を組み込んだ高度運転支援技術「トヨタ チームメイト」も設定した。一方でコネクテッドシステムに関しては、スマホアプリ「moviLink」を介して普段利用するスケジュールアプリとクルマが連携するスケジューラ連携、スマホとつなげることでこれまでのナビに加えて色々なサービスが楽しめるディスプレイオーディオおよびコネクティッドナビ、スマートフォンアプリ「My TOYOTA+」を使って離れた場所からクルマの状況がわかるマイカーサーチ、同じく「My TOYOTA+」の操作で離れた場所からクルマのエアコンを起動できるリモートスタート、スマートキーなどでドライバーを認識して次回乗車時に同じ設定で利用できるマイセッティング、スマートフォンがクルマのキーとなる専用アプリのデジタルキーなどを用意している。

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みんなのコメント

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  • ベースグレードで600万円位かと思ったら意外と安いな…
  • 横から見たらカムリにしか見えん、と言うか実際カムリだけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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