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【ライバル比較】ヤマハ「MT-09 ABS SP」|カワサキ「Z900」|スズキ「GSX-S750」

掲載 更新 8
【ライバル比較】ヤマハ「MT-09 ABS SP」|カワサキ「Z900」|スズキ「GSX-S750」

ファンが首を長くして待っていた、新型MT-09。SPから先行発売され、スタンダードモデルも2021年8月に登場。エンジンもシャシーも一新しており、ライバルに比べるとどんなアドバンテージがあるのか、ここでじっくり見比べてみよう。
文:オートバイ編集部/写真:赤松孝、南孝幸、森浩輔

新型MT-09の特徴
「トルク&アジャイル」コンセプトがさらに進化!

250ccアドベンチャー&オフロードバイクの燃費を比較

燃焼トルクを効率よく引き出し、ライダーのスロットル操作にリニアに反応する「クロスプレーン・コンセプト」の3気筒エンジン、徹底的に軽さにこだわった車体、独創的なデザインで世界中のライダーを虜にしたMT-09。

今回登場した3代目は「トルク&アジャイル」という従来のコンセプトをより突き詰めたもので、軽量化とパワー・トルクの向上をとことん追求。そのために排気量を上げた新エンジンと、板厚にまでこだわった新作フレームを採用しているのがポイントだ。

IMUも導入し、トラコンやウイリーコントロールなども備えるが、目的は「速さ」ではなく、あくまで「面白さ」の追求。進化しながら「初心」を忘れない。それが新型MT-09なのだ。

MT-09のライバルはズバリこの2台!
まさしくガチの好敵手!

好評だった先代のZ800の正常進化版と言うべき、イキのいいアッパーミドル・スポーツNK。2020年モデルからはトラコンを標準装備、スマホリンク機能なども追加された。



GSX-Sシリーズの中核モデル

GSX-R750譲りのエンジンを積む、快速スポーツネイキッド。兄貴分であるGSX-S1000譲りのスタイリングや、3モード制御のトラコンを装備して、100万円を切る価格を実現。

MT-09・Z900・GSX-S750|キャラクター比較
Z900とは価格も同じ! 好バトルに期待は高まる

各車が得意とする走りの守備範囲イメージに価格を加味すると、各車の相関関係はこんな感じだ。

STDのMT-09とZ900は価格がまったく同じ。パワーはZが若干上回るが、軽快さならMTが有利。3気筒と4気筒、どちらを選ぶか非常に悩ましいところだ。ハイグレードサス採用のSPはパフォーマンスのレベルも高くなっているが、当然ながら価格も高くなる。

GSX-S750は排気量こそ小さいが、走りのパフォーマンスではMTたちに近いものがあり、それでいて価格は10万円以上安い。コスパの良さも大きな魅力だと言えよう。

MT-09・Z900・GSX-S750|スタイリングチェック
ヤマハ「MT-09 ABS / SP」(写真はSTDモデル)

全長×全幅×全高:2090×705×1190mm
シート高:825mm



カワサキ「Z900」

全長×全幅×全高:2070×825×1080mm
シート高:800mm

ラジカルなスタイルは同じでも、こちらはカワサキらしい「Sugomiデザイン」を採用。シャープなイメージに仕立てられている。サイズは3車中で最もコンパクトでシート高も低く、足つきも良好で扱いやすさも抜群。実は優等生だったりするのだ。



スズキ「GSX-S750 ABS」

全長×全幅×全高:2125×785×1055mm
シート高:820mm

兄貴分の1000に続いて2017年に登場したGSX-S750だが、エッジの効いたシュラウド形状や眼光鋭いフロントマスクなど、アグレッシブなスタイリングはいまなお新鮮。サイズはZ、MTより若干全長が長いが、コンパクトさは互角。



カワサキ「Z900」

総排気量:948cc
最高出力:125PS/9500rpm
最大トルク:10.0kgf-m/7700rpm

Z900のエンジンはほぼリッタークラスの948ccで125PSを発揮。これをわずか13.5kgのトレリスフレームに組み合わせる。車体が軽いので取り回しに優れるのも魅力のひとつ。



スズキ「GSX-S750 ABS」

総排気量:749cc
最高出力:112PS/10500rpm
最大トルク:8.2kgf-m/9000rpm

スズキ自慢のスーパースポーツ・GSX-R750のエンジンをストリートで堪能するべく最適化。112PSというパワーはミドルクラスでは十分強力。フレームはスチール製だ。

MT-09・Z900・GSX-S750|足まわりチェック
ヤマハ「MT-09 ABS / SP」(写真はSTDモデル)



カワサキ「Z900」



スズキ「GSX-S750 ABS」



カワサキ「Z900」

トラコンとパワーモードを組み合わせたライディングモードを採用。専用アプリを使えば、スマホでセッティング変更もできるコネクト機能付きの4.3インチTFTメーターも魅力だ。



スズキ「GSX-S750 ABS」

ミドルクラスながら、走行状況に応じて3段階から選択できるトラクションコントロールを採用。多彩な表示機能のメーターも兄貴分の1000と同様の豪華アイテムだ。

MT-09・Z900・GSX-S750|主なスペック・価格
ヤマハ「MT-09 ABS / SP」

[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]

カワサキ「Z900」

[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]

スズキ「GSX-S750 ABS」

[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]

[ アルバム : 【写真31枚】ヤマハ「MT-09」ライバルチェック はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:オートバイ編集部/写真:赤松孝、南孝幸、森浩輔

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みんなのコメント

8件
  • ヤマハデザイン
    この昆虫顔嫌いなんだけどなぁ…
  • こういうの見ると、旧車の人気・価格高騰の理由がよく解る。
    全然惹かれない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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