ランドローバーが2022年モデルのディスカバリーの予約受注を開始。パワーユニットはマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を採用した3.0Lディーゼルターボと3.0Lガソリンターボに刷新
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2021年7月8日、フルサイズSUVのランドローバー・ディスカバリーの2022年モデルを発表し、同日より予約受注を開始した。
2022年モデルのランドローバー・ディフェンダーが日本での予約受注を開始。2022年モデル限定グレード「XSエディション」も導入
車種展開は以下の通り。
■3.0L直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジン(MHEV)搭載車
ディスカバリー D300:840万円
ディスカバリー S D300:886万円
ディスカバリー SE D300:950万円
ディスカバリー R-DYNAMIC SE D300:996万円
ディスカバリー R-DYNAMIC HSE D300:1031万円
■3.0L直列6気筒INGENIUMガソリンエンジン(MHEV)搭載車
ディスカバリー P360:780万円
ディスカバリー S P360:815万円
ディスカバリー SE P360:885万円
ディスカバリー R-DYNAMIC SE P360:930万円
ディスカバリー R-DYNAMIC HSE P360:978万円
2022年モデルのディスカバリーは、パワーユニットの刷新やエクステリアデザインの変更、3列目シートの標準装備化、新グレードの追加設定、機能装備の拡充など、変更内容が多岐に渡っている。
まずパワーユニットは、“INGENIUM”2996cc直列6気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力300ps/4000rpm、最大トルク650Nm/1500~2500rpm)+ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(BiSG)+リチウムイオンバッテリー+副変速機付8速オートマチックで構成する48Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)と、“INGENIUM”2995cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力360ps/5500~6500rpm、最大トルク500Nm/1750~5000rpm)+ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(BiSG)+リチウムイオンバッテリー+副変速機付8速オートマチックで構成する48Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)の2機種を設定。駆動システムにはAWD(全輪駆動)とテレインレスポンスを採用している。
エクステリアに関しては、LED ヘッドライトやテールライト、フロントグリル、前後バンパーなどのデザインを変更して、より洗練されたSUVスタイルを創出。ボディカラーには、新色のハクバシルバー/ランタオブロンズ/シャラントグレイのほか、フジホワイト/サントリーニブラック/ユーロンホワイト/バイロンブルー/アイガーグレイ/ポルトフィーノブルー/カルパチアングレイ/シリコンシルバー/ナミブオレンジの計12タイプをラインアップした。
内包するインテリアは、3列目シート(HSEは電動)を標準装備したことがトピック。合わせて2列目シートの形状を見直し、シートクッションの角度や厚みを改善して快適性を向上させた。また、最新インフォテインメントシステム「Pivi Pro」を標準で採用。Pivi Proに付帯するオンラインパックには専用の通信データプランを用意し、ナビゲーション(施設情報のオンライン検索/ガソリン価格のオンライン取得/マップデータのオンラインアップデート)やメディア(Spotify/Deezer/TuneInRadio、天気予報のAccuWeather)、カレンダー(Google Suite/Microsoft Office 365)のアプリがデータ容量を気にすることなく使用できるようにする。さらに新規オプションとして、車外の空気の状況をモニタリングして一定以上の汚れを検知したら自動的にエアコンを内気循環に変更するエアクオリティセンサー、リモートアプリからエアコンのファンを動作させて車内の空 気を入れ替える空気清浄機能(リモート)、エアコン動作時にマイナスイオンを発生する空気イオン化テクノロジー、室内のCO2量をモニタリングして必要に応じて内気循環をバランスよく解除するCO2マネジメント、室内の微細な空気の汚れを取り除くPM2.5フィルター、花粉やバクテリアなどアレルゲン物質を取り除くアレルゲンフィルターで構成する空気浄化システムを設定した。
グレード展開では、ダイナミックな外観と洗練された内装を備えた「R-DYNAMIC」を新たに追加する。外装では、専用デザインのバンパーやホイール、リアコンビネーションランプなどを装備。内装には、デュオトーンシートにコントラストステッチまたはパイピングなどを採用した。
ドライバー支援システムの拡充も見逃せない。具体的には、3Dサラウンドカメラやブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール、クリアイグジットモニター、リアコリジョンモニター、リアトラフィックモニターなどを標準で装備している。
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