4月の商品改良でリーフが10~20万円レベルの大幅値下げ
日産がBEV(電気自動車)のラインナップを充実させています。これまでCセグメントの「リーフ」が孤軍奮闘状態でしたが、ミドルクラスSUVの「アリア」と軽自動車の「サクラ」を立て続けにローンチすることで、大中小のラインナップを完成させました。デザイン的にも統一感があり、この3兄弟は日本におけるEV普及の狼煙(のろし)をあげたという印象さえあります。
このように書くと、「リーフ(現行モデルは2017年登場)は最新のEVと比べると劣っているのでは?」といったコメントが出てきそうですが、リーフもアリアやサクラのデビューに合わせるかのように、4月に商品改良を発表しています。
>>日産 リーフのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
主な改良点は価格の見直し。リーフにはバッテリー搭載量が2タイプありますが、基本となる40kWh車では11万6000円の価格ダウンを実現。航続距離の長い「リーフe+」はバッテリー総電力量を従来の62kWhから60kWhへ減らすなどして、19万2500円も安くなっています。
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航続距離を価格で割った独自の指標でコスパを計算
こうなってくると日産EVラインナップ3兄弟におけるコスパの優劣が気になってきます。それぞれのモデルのエントリーグレードのメーカー希望小売価格を並べてみると次のようになります。
サクラ(20kWh):180km 239万9100円
リーフ(40kWh):322km 370万9200円
リーフe+(60kWh):450km 422万5100円
アリアB6(66kWh):470km 539万円
これだけではコスパを比べづらいので、価格を航続距離で割った“レンジ・プライス・レシオ”という独自の指標で計算してみましょう。数字が小さいほど価格に対する航続距離が長い=コスパがいいということになります。
1位:リーフe+ (60kWh):9389円/km
2位:アリアB6 (66kWh):1万1468円/km
3位:リーフ (40kWh):1万1519円/km
4位:サクラ (20kWh):1万3328円/km
驚くなかれ! リーフe+は日産の電気自動車の中で圧倒的なコスパを誇っているのでした。
国からのEV補助金であるCEV補助金を考慮した“レンジ・プライス・レシオ”を計算すると、さらにコスパの違いは明らかになります。
1位:リーフe+ (60kWh):7,500円/km(補助金:85万円)
2位:リーフ (40kWh):9,078円/km(補助金:78万6000円)
3位:アリアB6 (66kWh):9,660円/km(補助金:85万円)
4位:サクラ (20kWh):10,273円/km(補助金:55万円)
リーフ同士で比べても、リーフe+のコスパは圧倒的です。同じようなルックスで価格が高めとなっているので、一見すると60kWhバッテリーのリーフe+は割高に見えるかもしれませんが、実をとる選択をするのであればオススメです。
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コスパで選ぶならリーフは今も注目モデル!
現行リーフにはNISMO(ニスモ)やAUTECH(オーテック)といったスペシャルバージョンも用意されているのが特徴。電気自動車としては選択の幅が広くなっているのも魅力といえるでしょう。
現行リーフはプラットフォームやフロントドアが初代リーフからのキャリーオーバーであるなど、そもそも完全に新しいモデルというイメージはなく、2017年のデビューからもそれなりに時間が経ち、新鮮味が薄れているのは事実。とはいえ電気自動車として熟成されたリーフが今年4月の価格改定を機にさらに安くなったというのは、前述のコスパ比較でも明らかで、実を取るユーザーは要注目ではないでしょうか。
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文:山本晋也
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みんなのコメント
不満がないよね。
実際に乗って乗ってみなよ
早いし楽しいから