三菱自動車は、デザインを一新し、新たにPHEVモデルを設定したクロスオーバーSUV 新型『エクリプス クロス』の販売を開始した。車両本体のメーカー希望小売価格はPHEVモデルで3,848,900円~4,477,000円(消費税10%込)、ガソリンモデルで2,531,100円~3,346,200円(消費税10%込)。
『エクリプス クロス』は三菱のクルマづくり100周年となる2017年にグローバルで発売したクロスオーバーSUVで、スタイリッシュなクーペフォルムとSUVの機動力を融合させた三菱自動車らしいSUVとして好評を博してきた。
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今回の改良ではいっそう伸びやかで流麗なフォルムとしながら、SUVとしてのダイナミズムを高めた。
そして、新たにPHEVモデルを設定。PHEVカテゴリーにおいて累計販売台数で世界ナンバー1を誇る『アウトランダーPHEV』と同様にツインモーター4WD方式のPHEVシステムを採用している。
商品概要
グレード展開
PHEVモデルは、予防安全機能を標準装備したベーシックな「M」、100V AC電源(最大1500W)やヘッドアップディスプレイなど充実装備の「G」、専用外観としスマートフォン連携ナビゲーションなどを標準装備した上級仕様「P」の3グレード展開。
ガソリンモデルは、予防安全機能を標準装備したベーシックな「M」、ヘッドアップディスプレイやレーダークルーズコントロールシステム[ACC]など充実装備の「G」、スマートフォン連携ナビゲーションなどを標準装備した上級仕様「G Plus Package」の3グレード展開。
行動意欲を掻き立てる個性的なデザイン[PHEVモデル/ガソリンモデル共通]
デザインコンセプトは「Daring Grace(大胆にして、優雅)」。全長の延長と前後デザインの一新により、より流麗で上質なフォルムを実現するとともに、フロントとリヤでSUVとしてのダイナミズムを高めている。
フロントデザインは、SUVの力強いパフォーマンスと、人とクルマを守る安心感を表現する「ダイナミックシールド」を進化させ、各種ランプレイアウトの変更により、いっそう精悍でスポーティな表情とした。また、バンパー下部にスキッドプレートを採用し、SUVとしての力強さを表現。
リヤデザインでは、従来のダブルガラスから、流れるようなシルエットとなるシングルガラスに変更し、より洗練された伸びやかなフォルムを実現するとともに、すっきりした後方視界を確保。
三方向に延びる立体的なリヤランプを高い位置に配置することで被視認性の良さと独自性を持たせた。
また、分厚いボディパネルやバンパーは、強さや頑丈さを表現しつつ、背面装着式スペアタイヤからインスパイアした六角形のモチーフと相まって、SUVならではのスタビリティと走破性を表現した。
インテリアでは、ブラックを基調色とし、エンボス加工のスエード調素材と合成皮革のコンビネーションシートを上級グレードに採用したほか、メーカーオプションの本革シートは従来のブラックに加えてライトグレーを新たに設定。ドアトリムも同色でコーディネートし、上質でスポーティな空間としている。
ボディカラーには、三菱自動車独自の高輝度塗装であるダイヤモンドカラーを2色ラインアップ。従来からのレッドダイヤモンドに加え、ホワイトダイヤモンドを新たに追加。このホワイトダイヤモンドは、パールの白い輝きと金属の陰影を併せ持つ色としており、爽快でありながら艶やかな大人のエレガントさを演出。
モータードライブを心ゆくまで楽しめるPHEV
前後1基ずつの高出力モーター、大容量駆動用バッテリー、2.4L MIVECエンジンなどで構成するツインモーター4WD方式のPHEVシステムを、『アウトランダーPHEV』から継承し、『エクリプス クロス』に合わせて制御を最適化させ、電動車ならではの滑らかで力強い加速、軽快感と安心感のあるハンドリングを実現。
駆動用バッテリーは13.8kWhでEV航続距離を57.3km(WLTCモード)とし、日常生活の大半でEV走行を可能としている。
走行モードは、駆動用バッテリーの電力でモーター駆動する「EV走行モード」、エンジンで発電した電力でモーター駆動する「シリーズ走行モード」、エンジンで発生した動力で走行し、モーターがアシストする「パラレル走行モード」の3つの設定で、走行状況に応じて自動で切り替え、様々な状況においてモータードライブを楽しむことができる。
車内に設置した100V AC電源(最大1500W)により電化製品に電力供給が可能で、アウトドアレジャーでは便利な、非常時では頼もしい電力源となる。
さらに、急速充電口を使いV2H機器と接続すると、車に蓄えた電力を家で使うことができる家庭用の蓄電池となる。
また、自ら発電することができるため、満タン・満充電の状態からでは、一般家庭の最大約10日分に相当する電力を供給することが可能だ。
四輪制御技術による安心して楽しめるドライビングフィール
高いボディ剛性と前後サスペンションの最適化により、S-AWC(Super-All Wheel Control)の効果をいっそう引き出し、ドライバーの思い通りの操縦性の実現に大きく貢献するとともに、乗り心地と静粛性を向上。(PHEVモデル、ガソリンモデル共通)
PHEVモデルは、伝達ロスがなく自由自在に前後駆動力配分を行えるツインモーター4WDをベースとした、S-AWCを採用。高応答・高精度・高自由度という電動車の特性を生かし、「走る」「曲がる」「止まる」という車両運動をより高次元で制御。
さらに、大容量の駆動用バッテリーを床下中央に配置することで前後重量バランスの最適化と低重心化を図ることで、より上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現した。
ガソリンモデルは、前後輪へ最適なトルク配分を行う電子制御4WDをベースに、前輪左右の制動力を調整して旋回性を高めるアクティブヨーコントロール(AYC)と、制動力を制御するABS & アクティブスタビリティコントロール(ASC)を協調させるS-AWCを採用し、ドライバーの運転操作に忠実で安心感の高い車両挙動を実現。
また、サスペンションの最適化と相まって、日常でのより正確で安定したハンドリング、滑りやすい路面での操縦性を向上させている。
路面状態や走行状況、ドライバーの好みに合わせて選べるドライブモードを設定した。様々な状況において適切な操縦性と安定性を提供する「NORMAL(ノーマル)モード」、雪道などの滑りやすい路面で車両挙動を安定させる「SNOW(スノー)モード」、悪路において優れた走破性と安定性を発揮する「GRAVEL(グラベル)モード」を設定。
PHEVモデルでは、主に乾燥舗装路での旋回性と安定性を高次元で両立させた「TARMAC(ターマック)モード」も設定し、ドライバーに運転する楽しさと安心感を提供する。
機能装備
三菱自動車独自のプレミアムサウンドシステムである「ミツビシパワーサウンドシステム」を、『エクリプス クロス』専用に設計。
車両形状に合わせて音響チューニングが行われたハイパワーアンプと8個のスピーカーで構成。フロントにはアルミ蒸着グラスファイバー製スピーカーとカーボン製コーンを採用したミッドツイーターを、リヤドアにはツイーターを同軸に配置したコアキシャル2Wayスピーカーを搭載し、なめらかでみずみずしい音質を実現した。
新たに設定した「スマートフォン連携ナビゲーション」は、内蔵地図によるルート案内やVICS交通情報対応といった便利な機能に加え、AndroidスマートフォンやiPhoneをUSBポートにつなぐだけで、Android AutoやApple CarPlayのお気に入りのアプリケーションを満喫。また、ディスプレイ画面を8インチに拡大し、見やすさや操作性を向上させた。
関連情報:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/eclipse-cross/index.html
構成/DIME編集部
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