2月21日(水)から2024年シーズン開幕に向けたプレシーズンテストがバーレーン・インターナショナル・サーキットで開始された。初日のセッションでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが最速タイムを記録した。
初日の走行では新車発表会やシェイクダウンでは明かされなかった各チームの“ヒミツ”が白日のもとに晒され、中でもチャンピオンチームであるレッドブルが投入したRB20には自ずと注目が集まっている。ローンチ時点ですら昨年のRB19から大きな変更が加えられていたのが確認できたが、バーレーンではその真の姿が明らかになり、俄然注目度が増した。
■ついに明らかとなったレッドブルRB20の本当の姿。極小の開口部、コックピット後方にはふたつの穴
現地15時から開始された午後のセッション序盤はほとんどのマシンがガレージに留まる静かな出だしとなったが、30分が経過したところから徐々にコース上を走るマシンも増え賑やかに。セッション後半になると、開幕戦の予選やレースと時間帯が重なるため、データを集めるべく各チーム比較的精力的に周回を重ねた。なお、全てのグランプリで使用される標準的なタイヤとあって、各チームとも使用タイヤにC3タイヤ大量に選択。このタイヤでの走行が主となった。
そんな中、初日午前のセッションから引き続き、午後のセッションでもフェルスタッペンが最速タイムをマークした。驚くべきはそのタイム。昨年のプレシーズンテスト2日目でフェルスタッペンが同じC3タイヤで記録したタイムを早くも上回る1分31秒344を記録し、2番手となったマクラーレンのランド・ノリスに1.140秒差をつけたのだ。
さらに1日を通して走行を行なったフェルスタッペンは、単独ドライバーとしては最多の143周を周回。レース距離の2.5倍を1日で走行したことになる。走行プログラムは各チーム異なるものの、レッドブルのガレージ内には笑顔も溢れており、チャンピオンチームの余裕も伺わせた。なにより、大きく変更したマシンは正常に機能しているようだ。
2番手ノリス以下はフェラーリのカルロス・サインツJr.とRBのダニエル・リカルド、アルピーヌのピエール・ガスリー、アストンマーティンのランス・ストロールと午後走行組が続いた。午前走行組ではフェラーリのシャルル・ルクレールが7番手、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが8番手と実力者ふたりがトップ10に食い込んだ。
優勝争い返り咲きを狙うメルセデスはこの日、両セッションをジョージ・ラッセルが担当。タイムシート上では12番手に終わったが、C1タイヤでのロングランでは1分35秒台~36秒台の安定したラップタイムを記録しており、まだ爪を隠しているのかもしれない。
初日の走行を通して大きなアクシデントは発生しなかったが、心配なのはウイリアムズ。この日、チームはアレクサンダー・アルボンが担当していた午前中にマシンがストップし、午後にも駆動系トラブルがローガン・サージェントを襲うなど、満足のいくテスト初日とはならなかった。
なお、初日に走行したドライバーの中ではケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグのハースのふたりが最下位に沈んだ。ただ、テスト前に小松礼雄代表は昨年チームを悩ませたタイヤのオーバーヒート問題の答え合わせを行なうと明かしており、ハースは実直にデータ収集を行なった様子。午前中に走行を担当したマグヌッセンも、「パフォーマンスに焦点を当てたわけではない」と明言した。
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