現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > タイのトゥクトゥクもインドのリキシャーも! アジアのタクシーが続々とEV化するなか日本はどうなる?

ここから本文です

タイのトゥクトゥクもインドのリキシャーも! アジアのタクシーが続々とEV化するなか日本はどうなる?

掲載 14
タイのトゥクトゥクもインドのリキシャーも! アジアのタクシーが続々とEV化するなか日本はどうなる?

 この記事をまとめると

■東南アジアではタクシーのEV化が進んでいる国がある

タイでMGがジワジワ存在感を増している! トレンドを察知して瞬時に動く中国メーカーの「らしさ」

■インドのバングラディシュではタクシーのように使われるリキシャーが一気にEV化した

■タイではトゥクトゥクがEV化するとともにEVタクシーの普及も始まっている

 東南アジアではすでにタクシーもEV化しつつある

 日本でも街なかで、EVを見かけることは珍しくない。

 2010年代から発売されている日産「リーフ」は、世代が進むに連れて性能が着実に向上している。そうしたEV基礎技術の蓄積よって日産では、「アリア」や三菱自動車工業と共同開発した「サクラ」が実現している。また、トヨタとスバルもEV共同開発に着手し「bZ4X」と「ソルテラ」が量産されているところだ。

 そうしたなか、タクシーに目を向けると、神奈川県が2010年代半ばに神奈川タクシー協会と連携して「リーフ」の積極的な導入を後押ししたことがある。だが、直近では神奈川県を含めて全国各地でEVタクシーを見かけることはあまり多くない印象だ。

 一方、東南アジアではタクシーのEV化が進んでいる国がある。

 なかでも目立つのが、インドの東部側に位置するバングラデシュだ。いわゆるリキシャーと呼ばれる、タクシーのようにして使う小型車で、2010年代にEV化が一気に進んだ。

 そもそもバングラデシュでは中国製のEVが出まわっていたのだが、リキシャー事業者によれば故障が多く、またメインテナンスなどアフターサービスに対しても満足してできない場合が少なくなかったという。

 こうした市場動向を分析した、日本のベンチャー企業であるテラモーターズが、リキシャーのEV化事業を始めた。同社は日本で2010年代のEV創世記からEVバイク事業を立ち上げ、その知見を活かしてベトナムなど東南アジアでのEVバイク普及に向けて現地法人を設立するなどして、事業強化をしていた。

 そのうえで、バングラデシュのリキシャー事業者からの要望を細かく聞くという、現地現物主義による商品開発を行った結果、同社製のEVリキシャーが一気に普及した。

 そのほか、タイでもトゥクトゥクをEV化する動きがある。タイは2010年代からEVなど次世代車の普及に対する政策を打ってきたが、大きなトレンドにはならなかった。それが2020年代に入り、中国がEVを筆頭とした自動車輸出に積極的な姿勢を示すようになり、タイ向けのEV輸出が一気に増えた。

 そうしたなか、EVタクシーの普及も徐々に始まっているようだ。2010年代からBYDのEVタクシーが導入されてきたが、今後は中国EVベンチャーがタイのEVタクシー市場へ積極的にアプローチする可能性もあるだろう。

 こうした東南アジアでのEVタクシー拡大の流れが今後、日本市場にも影響を与えるかもしれない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スズキが「“2人乗り”本格スポーツカー」開発してた! 世界最速の「ハヤブサ」用“超高回転エンジン”搭載する「GSX-R/4」に大注目! スズキ好き必見の「クルマ×バイク」実現したコンセプトカーとは!
スズキが「“2人乗り”本格スポーツカー」開発してた! 世界最速の「ハヤブサ」用“超高回転エンジン”搭載する「GSX-R/4」に大注目! スズキ好き必見の「クルマ×バイク」実現したコンセプトカーとは!
くるまのニュース
最先端の装備が“てんこ盛り”なのにリーズナブル? ヤマハ「トレーサー9GT+」とスズキ「GSX-S1000GX」の個性の違いとは【ライバルをスペック比較】
最先端の装備が“てんこ盛り”なのにリーズナブル? ヤマハ「トレーサー9GT+」とスズキ「GSX-S1000GX」の個性の違いとは【ライバルをスペック比較】
VAGUE
スイフトセダンともいうべきディザイアが大変身で超クールに! インドの街に溢れる日が待ち遠しい
スイフトセダンともいうべきディザイアが大変身で超クールに! インドの街に溢れる日が待ち遠しい
WEB CARTOP
欧州の自工会・部工会、CO2排出の規制緩和で声明 罰金軽減やリードタイム確保など
欧州の自工会・部工会、CO2排出の規制緩和で声明 罰金軽減やリードタイム確保など
日刊自動車新聞
優等生サインツJr.の働きぶりに目からウロコ? ウイリアムズ代表「既にポジティブな勢いが見られている」
優等生サインツJr.の働きぶりに目からウロコ? ウイリアムズ代表「既にポジティブな勢いが見られている」
motorsport.com 日本版
[15秒でわかる]スズキ『ジムニーノマド』…ジムニーシエラの5ドアバージョン
[15秒でわかる]スズキ『ジムニーノマド』…ジムニーシエラの5ドアバージョン
レスポンス
【中国】新プリウス“SUV”なトヨタ新型「bZ3C」がスゴイ! まるで“新プリウス“SUV”な美麗クーペボディに反響多数! 赤内装もカッコイイ「新モデル」が話題に
【中国】新プリウス“SUV”なトヨタ新型「bZ3C」がスゴイ! まるで“新プリウス“SUV”な美麗クーペボディに反響多数! 赤内装もカッコイイ「新モデル」が話題に
くるまのニュース
高速の電光板に「みどりの三角」 意味はナニ? 謎の「▲マーク」は「赤バージョン」も存在! 正体は絶対知っておきたい「快適ドライブの“ヒント”」だった
高速の電光板に「みどりの三角」 意味はナニ? 謎の「▲マーク」は「赤バージョン」も存在! 正体は絶対知っておきたい「快適ドライブの“ヒント”」だった
くるまのニュース
バイク系YouTuber「朝山すず」さんがインディアン「スポーツスカウト」オーナーに!? インディアンを選んだ理由とは?
バイク系YouTuber「朝山すず」さんがインディアン「スポーツスカウト」オーナーに!? インディアンを選んだ理由とは?
バイクのニュース
ENEOS、エネチェンジのEV充電器とローミング連携へ 2月3日から
ENEOS、エネチェンジのEV充電器とローミング連携へ 2月3日から
レスポンス
【ドイツ勢の最前線/最新モデル試乗】VWのワールドSUVが新型にスイッチ。最新ティグアンは走りと機能を大幅アップデート
【ドイツ勢の最前線/最新モデル試乗】VWのワールドSUVが新型にスイッチ。最新ティグアンは走りと機能を大幅アップデート
カー・アンド・ドライバー
「警察から逃げ切るのは可能?」 「県外なら大丈夫」は本当? 違反はダメ!だけど…1度は妄想する「警察から逃げる行為」 現実的解釈を元警察官が解説
「警察から逃げ切るのは可能?」 「県外なら大丈夫」は本当? 違反はダメ!だけど…1度は妄想する「警察から逃げる行為」 現実的解釈を元警察官が解説
くるまのニュース
トヨタが凄い「SUVミニバン」提案してた! “悪路に強い”3列ミニバン「クロスバンギア」コンセプトに大注目! ガバッと開く「斬新スライドドア」採用したモデルとは!
トヨタが凄い「SUVミニバン」提案してた! “悪路に強い”3列ミニバン「クロスバンギア」コンセプトに大注目! ガバッと開く「斬新スライドドア」採用したモデルとは!
くるまのニュース
[ジムニーノマド]の荷室広いな!! フラットにならない問題の解決策があった
[ジムニーノマド]の荷室広いな!! フラットにならない問題の解決策があった
ベストカーWeb
ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」【1分で読める 国内メーカーの2025年現行バイク紹介】
ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」【1分で読める 国内メーカーの2025年現行バイク紹介】
webオートバイ
広島と愛媛の「この場所」に、なぜ橋を作らないのか?
広島と愛媛の「この場所」に、なぜ橋を作らないのか?
Merkmal
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】トヨタ初の純国産車をオマージュした生産台数100台の希少なメモリアルカー[トヨタクラシック]
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】トヨタ初の純国産車をオマージュした生産台数100台の希少なメモリアルカー[トヨタクラシック]
ベストカーWeb
結局どうなん!? トヨタ[プリウス]に追加された[PHEV G]グレードは買いか!?
結局どうなん!? トヨタ[プリウス]に追加された[PHEV G]グレードは買いか!?
ベストカーWeb

みんなのコメント

14件
  • Kou
    タイのトゥクトゥクもインドのリキシャーも、日本には走ってない。
  • mas********
    もう、必死だなぁ。EV EVってゴリ押し
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.1583.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9451.0万円

中古車を検索
リーフの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.1583.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9451.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村