BMW M4 Competition Convertible xDrive
BMW M4 コンペティション コンバーチブル xDrive
新型コロナウイルスのパンデミックに対して自動車メーカーができること。ベントレーが進める地域支援策
M3/M4シリーズ3番目のモデルとして登場
BMW M GmbHは、オープンエアを楽しめるプレミアムミドルサイズクーペ「M4 コンペティション コンバーチブル xDrive」を発表した。最高出力510hp・最大トルク650Nmを発揮する3.0リッター直列6気筒ツインパワーターボ・エンジンを搭載し、「M xDrive」全輪駆動システムが組み合わせられた。
M xDriveシステムにより路面に最適化されたトラクションを発揮することで、0-62mph加速はわずか3.7秒。AWDとしてあらゆる路面コンディションに対応できるだけでなく、駆動力を100%後輪に伝えることが可能で、「M」の名前に相応しいクラシカルなFRマシンとして楽しむことも可能だ。
格納式ハードトップとファブリックトップの長所を備えた「パネルボウ・ソフトトップルーフ」が採用され、オープン状態にするとMモデルらしいスポーティなエクステリアを実現。さらに、4シーターを名乗るに相応しいスペースも確保されており、特に前席にはカブリオレ専用のネックヒーター「エア・カラー・システム」が標準で装備された。このエア・カラー・システムは、首や頭部に暖かい空気を送り込むことで、オープン状態でも常に快適な室内環境が確保される。
M4 コンペティション コンバーチブルは、英国市場で販売をスタートしたM3 コンペティション サルーン、M4 コンペティション クーペに続く3番目のモデルとなる。2021年7月から製造をスタートし、価格は8万1915ポンド。現時点で日本市場への投入時期は明らかにされていない。
実用性とスタイルを両立したパネルボウ・ソフトトップ
BMWが導入した「パネルボウ・ソフトトップルーフ」はM4のボディラインを引き立て、クローズド状態でも個性的なエクステリアをアピールする。リトラクタブル・ハードトップの利便性とファブリックフードのクラシカルなスタイルを融合させたことで、両方の長所を兼ね備えたルーフとなる。また、従来のリトラクタブル・ハードトップと比較して約40%もの軽量化を実現した。
パネルボウ・ソフトトップルーフは、31mph以下の速度域でれば移動中も開閉が可能で、開閉に要する時間はわずか18秒。オープン状態では先代モデルから80リットルも増えた300リットルのラゲッジスペースを確保し、さらにクローズド状態であればラゲッジ容量は385リットルにまで拡大する。
エクステリアは「M」モデルのデザインを踏襲しており、フロントセクションは特徴的な縦型キドニーグリルが目を惹く。キドニーグリルの左右に設けられた大型開口部と合わせて、パワートレインやブレーキに十分なフレッシュエアを送り込むことができる。スリムな形状のヘッドライトは標準でLEDユニットを採用。また、オプションとして「アダプティブLEDヘッドライト(BMWレーザーライト付)」も用意されている。
リヤセクションは、ブラック処理されたディフューザーが左右2本出しのテールパイプを囲むように配置。「Mカーボン・エクステリア・パッケージ」がオプションで用意されているほか、「Mパフォーマンス・パーツ・シリーズ」で展開されているオプションパーツを個別に装着することで、さらに個性を主張することもできる。
最高出力510hp・最大トルク650Nmを発揮する3.0直6ターボ
BMW M GmbHが開発した3.0リッター直列6気筒ガソリンターボは、Mの特徴である高回転型エンジンと最新のMツインパワーターボ・テクノロジーを高いレベルで組み合わせた。最高出力510hp・最大トルク650Nmを発揮し、ドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションを介して4輪を駆動する。
0-62mph加速はわずか3.7秒、停止状態からの124mphまでの到達時間はわずか13.1秒。また、50~75mphの中速域における加速は4速で2.8秒、5速で3.7秒。オプションの「M ドライバーズ・パッケージ」を装着すると、電子リミッターによる最高速度は155mph(約250km/h)から、174mph(約280km/h)にまで開放される。
冷却システムとオイル供給システムはサーキット走行に対応できるように設計。電動フラップを備えた「M エキゾースト・システム」は、特にオープン時に独特のエンジンサウンドを楽しむことができる。
M xDrive全輪駆動システムのセットアップメニューを介して、デフォルトの4WD設定を駆動力をより多く後輪に伝える「4WDスポーツ・モード」に変更することも可能。また、DSCシステムをオフにすることで、よりプリミティブな「2WDモード」を楽しむことができる。このモードでは後輪のみに駆動力が伝達され、車体を安定させるシャシー制御システムの介入は行われない。
オープン時でも首周りを温める「エア・カラー」
モダンな印象のインテリアは、パドル付き「M レザー・ステアリング・ホイール」、M専用ギヤシフトレバー、レッドカラー・アクセントなど、パフォーマンスに特化したM専用デザインを採用した。ステアリングのギヤシフトパドルは軽くタッチするだけで、オートマチックモードからマニュアルモードへと切り替えることが可能。トランスミッションのシフト特性はセレクターレバーに組み込まれた「Drivelogic」ボタンで調整することができる。
電動調整・シートヒーター付「M スポーツシート」と、エクステンデッド・メリノレザー・トリムを標準装備。オープン時、首周りに温風を当てることで乗員の快適性を高める革新的な「エア・カラー・システム」も標準搭載されている。オプションとして、運転席と助手席に「M カーボン・バケットシート」をチョイスすることも可能だ。このCFRP製シートは標準のMスポーツシートから9.6kgも軽量化されており、バケットシートは単体はもちろん「M カーボン・パッケージ」としてもチョイス可能となっている。
フルデジタル・ディスプレイを採用した「BMW ライブ・コクピット・プロフェッショナル」、クラウド型ナビゲーションシステム「BMW マップ」、「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」なども標準搭載された。
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みんなのコメント
BMWの時代は終わったな。