天候に恵まれた去る2019年12月8日(日)、東京都は国立市の谷保天満宮にて、『第11回 谷保天満宮旧車祭』が開催されました。
会場となった神社は、主催のオートモビル・クラブ・ジャパン(通称ACJ)発祥の地でもあり、なんとその歴史は明治41年にもさかのぼります!
総エントリー数323台!富士山麓に集う魅惑のポルシェたち『クラポルパ2019』
詳細はのちほどとして…。
まずは境内とレア車が並ぶ、おどろきとワクワクの光景をご覧いただきたいと思います!
じ…神社がとてつもないことに…!!
国道20号に面した参道から、すでにただものならぬオーラがあふれかえっていたこの日の谷保天満宮。霊験あらたかな地に並ぶありがたいクルマたちが、参拝者?カーキチ?のみなさまをお出迎え。
参道だけでもすでにおなかいっぱい状態ですが、まだまだこれからもすごいんです!
社殿の前にもぎっしりと並べられたクルマたちを見て、ぜひ腰を抜かしてください。
(搬入の苦労も相当なものだったでしょう…この日はさすがの谷保天満宮も狭く感じられるほどでした)
これぞ町興し!市街地を駆け抜けるクラシック&スーパーカー
ここまで境内の様子をご覧いただきましたが、このイベント、まだまだこれだけでは終わりません。
なんと参加車両の一部がタクシーとなって見物客のみなさまを同乗させ、谷保~国立駅前・大学通りを走ってくれるという出血大サービスもおこなわれていたのです!
同乗会の出発地点は、天満宮からは徒歩10分ほどのところにある谷保第三公園。
まずは境内から公園まで車両を移動させる様子をカメラにおさめ、その後は街中を走るクラシック&スーパーカーを追いかけました!(人力で!)
いやはや、ノリと意気込みだけで街中をせかせかと歩き回り、時にはマイカーでルートを追いかけてみたりもしましたが…。動体撮影、練習しないといけませんね…(泣)。
写真はおそまつでしたが、この日の谷保界隈がどんなにスゴイことになっていたかだけは、お伝えできたでしょうか。
珍しいクルマが展示されているだけでなく、同乗体験や走行シーンを見ることができるのも、このイベントの魅力です!
【※クイズ回答】BALLY HOO マンタレーのベース車は、なんとルノー スポールスピダーでした!!あまりの変貌ぶりで、車内を見ないと気付かないかもしれません。
なぜ、舞台が神社なのか。そしてACJとはいったい…?!
今回の舞台であった谷保天満宮は、絵馬にも記載されているように、交通安全祈願発祥の地として知られている神社です。
このいきさつは明治の時代にさかのぼり、1908年(明治41年)に有栖川宮威仁親王殿下が、日本で初めてのドライブツアーこと『遠乗会』を開催し、その目的地を天満宮とされたため。
そして境内の梅林でおこなわれた昼食会にて“日本の自動車の将来”が語り合われ、そこで結成されたのが、日本で初めての自動車倶楽部『オートモビル・クラブ・ジャパン』だったのです。
絵馬に描かれている『タクリー号』は、この遠乗会に参加した車両のうちの1つであり、これまた日本で初めてのガソリン車。名前の由来は、ガタクリガタクリと音をたてながら走るからなのだそう(でも『ガタクリ号』ではないという不思議)。
すごいです…“日本で初めて”を3連発してしまいました(笑)。
そんな『オートモビル・クラブ・ジャパン』、2011年に現在の会長さんのもとリスタートされ、以降『谷保天満宮旧車祭』をはじめ、年間を通してさまざまな活動をおこすアグレッシブな自動車倶楽部として絶賛活動中なのだそう。
そして谷保天満宮のある国立市は、もともと農家さんが多い地域。
全国各地でも話題になっている“地産地消”をモットーに、国立産の農産物が入手できる『くにたちマルシェ』も同時開催。
また、地域の子供たちがダンスをお披露目したりと、ステージ演出も楽しめます。
タイミングがよければご当地キャラにも会えたかも…!
クルマのイベントというと、近隣の方にとってはどうしても騒音問題などのネガティブな点に目が行きがち。
ですが、地域の社寺にも縁(ゆかり)があり、町興しとしても一躍買うことができる…今の時代にピッタリなイベント形態なのではないでしょうか。
参加車両は、最新型のクルマと比較すれば決して静かとは言いがたいクルマたち。それでも同乗会で街中を走行している最中は、沿道に老若男女たくさんの人が集まって歓喜の声をあげておりました!
みんながクルマで笑顔になっている光景を目の当たりにすると、筆者まで嬉しくなってしまうもの。
会場全体としては天満宮も含めて4か所ですが、JR国立駅から一部会場へは無料シャトルバス『銀河鉄道』(日野RC700)での行き来も可能。健脚ならば徒歩でも歩ける範囲ではありますが、あえてレトロバスに乗ってみるというのも面白いかもしれません(これまた撮影失敗したので掲載ならず…)。
大盛況に終わった『谷保天満宮旧車祭』、ぜひとも来年の開催にも期待したいです!
鉄道およびマイカー、どちらでもアクセスしやすい立地なので、パワースポット巡りとして、カーライフ発祥の地・谷保天満宮を訪れてみるのもオススメですよ。
(ちなみに現在は「やほ」と発音される谷保ですが、もともとは「やぼ」と呼ばれていたらしく、谷保天満宮も「やぼてんまんぐう」が正式名称。なんでも、JR谷保駅が設立された際、よみがなを「やほ」にしてからすっかりそちらが定着したようです)
[ライター・カメラ/細谷 明日葉]
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