現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ミニバンで選びで悩む。ノア/ヴォクシーvsステップワゴン、選ぶ時の決め手は?

ここから本文です

ミニバンで選びで悩む。ノア/ヴォクシーvsステップワゴン、選ぶ時の決め手は?

掲載 86
ミニバンで選びで悩む。ノア/ヴォクシーvsステップワゴン、選ぶ時の決め手は?

ファミリー層を中心に絶大な人気を誇るミドルクラスミニバンですが、その中で常にライバル関係にあるのがトヨタ「ノア/ヴォクシー」と、ホンダ「ステップワゴン」です。2022年にはいずれもフルモデルチェンジを果たしたことで、ますます気になるこれらのクルマですが、デザイン面に関してはどのような特徴があるのでしょうか?

最大で7人~8人を乗せることができ、それでいて運転しやすいサイズ感を持ったミドルクラスミニバンは、ファミリー層はもちろん、レジャーやビジネスにも活用できる万能さがウリのクルマです。中でも、トヨタ ノアとその兄弟車のヴォクシー、そしてホンダのステップワゴンは、毎年新車販売台数ランキング上位に名を連ねる売れ筋モデルです。

ノア/ヴォクシーは1月にフルモデルチェンジを行なったばかりであり、ステップワゴンも5月末に新型モデルが登場し、2022年は、さらに魅力を高めたこの3車の争いが、これまで以上に激しくなることが予想されています。

居住性が優先されるミニバンは、どれも箱型のボディとなることから、デザイン上の差別化がしづらいと言われています。そんななか、多くの人にとって大本命となること間違い無しのこれらのミニバンは、デザイン面では大きく性格が異なるようです。それぞれの違いをチェックしてみましょう!

>>トヨタ ノアの詳細はこちら
>>トヨタ ノア ハイブリッドの詳細はこちら

●「長く使える」ノアと、「オラオラ顔」に磨きがかかったヴォクシー
ステップワゴンに先駆けてフルモデルチェンジを果たしたノアとヴォクシーは、基本構造を同じくする兄弟車という関係ですが、エクステリアのデザインに関しては明確にコンセプトがわけられています。

2001年にノア/ヴォクシーが誕生して以来、ノアはマイルドでソフトな印象を特徴としてきましたが、一方のヴォクシーはアグレッシブなフロントマスクを持った男性的なスタイリングが魅力となっています。

今回のフルモデルチェンジでも、そうした性格は基本的には変わりありません。トヨタはノアのエクステリアデザインについて「上質かつロングラスティングなスタイルを追求」と説明しています。「ロングラスティング」とはおもにコスメなどで使われる用語で、「長く使える」ということを意味しています。このことからもわかるように、ノアは女性がメインターゲットとなっていることがわかります。

一方で、ノアには「S-Z」と「S-G」というエアロパーツをまとったグレードも用意されています。メッキパーツが大胆にあしらわれたフロントマスクは、ワンランク上の華やかさを持っており、男女問わず好まれるスタイリングとなっています。ヴォクシーほどアグレッシブでなくても良いが、一味違うデザインを求める人がターゲットと言えるでしょう。

ヴォクシーについては、先代でも特徴的だった「オラオラ顔」に、さらに磨きが掛かっています。まるで獲物を狙っているかのように大きく開いたグリルと怪しく光る特徴的なデザインのフロントランプは、ひと目見たら忘れることのできないほど強烈な印象を与えてくれます。クルマで個性を表現することを大事にしている人には、ヴォクシーは最適な1台と言えます。

インテリアは、ノアもヴォクシーも大きく変わりません。水平基調かつワイドに構えたインストルメントパネルやドアトリム、アシストグリップやエアコン吹き出し口がスッキリと見晴らしの良い開放的空間を演出しています。また、ブラックをベースとした落ち着いた空間に、金属調の加飾がアクセントを与えています。

ノアとヴォクシーについては、機能面や燃費性能の面で大きな違いはないため、デザインの好みで選ぶと良いでしょう。

>>トヨタ ヴォクシーの詳細はこちら
>>トヨタ ヴォクシー ハイブリッドの詳細はこちら

●シンプルかつクリーンであることを重視したステップワゴン
対するステップワゴンは、「エアー」と「スパーダ」、そして「スパーダ プレミアムライン」という3つのグレードが用意されています。基本的には、エアーがノアと、スパーダおよびスパーダ プレミアムラインがヴォクシーと競合するデザインとなっています。

ただ、ステップワゴンのデザインは、どのグレードもノアやヴォクシーほど押し出しの強いものではなく、シンプルかつクリーンな印象を持っていることが特徴です。フロントマスクからボディサイドへと続く水平基調のベルトラインは、従来モデルより高い位置に設定されており、どっしりとした安定感を強調しています。

それに加えてエアーではさりげなく細いメッキモールが使用されており、上質感が表現されています。スパーダおよびスパーダ プレミアムラインでは、ワイドかつ重厚なフロントグリルがあしらわれているほか、ボディ下部を取り囲むように配置されたダーククロームメッキモールが、力強さと品格を表現しています。

インテリアについては、エアーが温かみのあるカラーを用いた明るい室内でリビングのように過ごせる空間となっているのに対し、スパーダおよびスパーダ プレミアムラインではスタイリッシュな印象を与えるダークトーンのカラーが上質な室内空間を形作っています。

またステップワゴンは、インテリアデザインを工夫することによって、乗り物酔いしにくいクルマが目指されています。具体的には、インテリア全体を水平基調でノイズレスなデザインとすることにより、乗る人の視野を安定させ、乗り物酔いが起こりにくくなっているようです。

>>ホンダ ステップワゴンの詳細はこちら
>>ホンダ ステップワゴン スパーダの詳細はこちら

●この3車ならデザインを決め手とするのもアリ!?
方向性の違いはあれど、押し出し感の強さを重視するノアとヴォクシーに対し、ステップワゴンは大ヒットモデルとなった初代ステップワゴンのような、親しみやすいシンプルなデザインが印象的です。

どちらも新型となった現在、具体的な仕様も含めて検討することが可能です。比較検討する際はそれぞれの見積もりを取得し、公平かつ冷静に判断することが重要です。

とはいえ、今回紹介した3つのミニバンは、どれを選んでも、機能面や性能面で大きく不満を感じることはないでしょう。そういう意味では、デザインを決め手にするのも悪くはありません。

>>トヨタ ノアの詳細はこちら
>>トヨタ ノア ハイブリッドの詳細はこちら
>>トヨタ ヴォクシーの詳細はこちら
>>トヨタ ヴォクシー ハイブリッドの詳細はこちら
>>ホンダ ステップワゴンの詳細はこちら
>>ホンダ ステップワゴン スパーダの詳細はこちら

文:ピーコックブルー

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
motorsport.com 日本版
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
AUTOSPORT web
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
Auto Messe Web
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
WEB CARTOP
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
日刊自動車新聞
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

86件
  • どっちも良く出来た車。デザインは好みの問題。燃費や維持費はノアの方が良い。
    動力性能はステップワゴンの方が良い。
    あとセレナは今なら相当安く買える事が利点だど思う。
  • ステップワゴンはエアーを廉価版扱いにしたから厳しいだろうね。
    なぜ外観はエアー、中身はスパーダの設定をしなかったのだろうか?
    しかもオプションすら選べないなんて・・・ホント、ホンダのマーケティングは下手だよね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267.0351.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17.0552.8万円

中古車を検索
ノアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267.0351.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17.0552.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村