現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『ISUZU ビッグホーン(初代)』

ここから本文です

ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『ISUZU ビッグホーン(初代)』

掲載 3
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『ISUZU ビッグホーン(初代)』

車のエンタメ [2024.07.24 UP]


ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『ISUZU ビッグホーン(初代)』
「昔はこんな装備があったよね」「これ一体何に使うモノ?」いわゆる販売店用オプションの、ちょっとレトロで懐かしさが詰まったカタログに注目し、当時のクルマたちを振り返ってみようという、なかなかにマニアックな当コーナー。今回は、いすゞ・ビッグホーンにスポットを当ててみたい。●文:澤田真弘
クロカンブームに乗り遅れまいオプションカタログからもいすゞの気合が感じられる
ビッグホーンの初代モデルは、1981年(昭和56年)9月にデビュー。

三菱SUVで45度の急坂にチャレンジ!4WD試乗会を奈良で8/31・9/1開催

ピックアップトラック・ロデオの派生車種として発展した経緯もあって、当時のモデルネームは「ロデオビッグホーン」と呼ばれていた。

ボディ形状はメタルトップバンとソフトトップの2タイプで、2ドアを基本としながらもメタルトップには4ドアモデルも用意。

いずれも貨物登録(4ナンバー)仕様として発売されている。

1984年(昭和59年)には、モデルネームが「ビッグホーン」となったほか、シリーズ初の乗用モデルも誕生。

その後、細部のデザイン変更やサスペンションの設定変更、イルムシャーの追加やエンジン設定の追加改良を経て、1991年(平成3年)12月に2代目へバトンタッチされた。

今回紹介するオプションカタログは、1987年1月に発行されたもの。

ビッグホーンはここでフロントデザインが変更されたほか、サスペンション大幅変更とワイドトレッド化が実施されるなど、大きな手が加えられている。

全8ページのカタログでは、「オンロード」「オフロード」「インサイド」のカテゴリーごとにアイテムを紹介。

ビッグホーンをより魅力的に仕立ててくれるエクステリアパーツがメインになるが、最初の見開きが「オンロード」、次の見開きが「オフロード」の順番に並んでいることが興味深いところ。

ビッグホーンは、クロカン4WDの中でも本格的な走破機構を売りにしているハードなモデルだったが、販売戦略的には、一般受けするオンロード路線も意識しなければならなかったようだ。

「オンロード」も「オフロード」もドレスアップ的なカスタムパーツが中心だが、「オフロード」は少し機能的な役割が強めのパーツが多め。

いかにもオフローダーらしいレイアウトになっている。

それに比べると「インサイド」は、シートカバーなどの“普通”のアイテムが中心。

本格クロカンを普通の人にも売らなければならなかった、当時のいすゞの思惑や台所事情も感じてしまうのだ(笑)。

この初代ビッグホーンが販売されていた時期は、三菱・パジェロやトヨタ・ランドクルーザーなどの躍進もあって、空前のクロカンブームが訪れていた時代。

この気合が入ったオプションカタログからも、その流れを逃したくないといういすゞの思惑を感じることができる。


ISUZU ビッグホーン オプションカタログ
「オンロード」コーナーは、2ドアショートのビッグホーンをベースに、オプションパーツてんこ盛りの写真が掲載されている。なかでも目を引くのは補助灯と書かれているフォグランプ。ボッシュ・シビエだけの掲載なのに、やたらと数が多い。相当な需要があったことが伺える。

「オフロード」コーナーは、4ドアロングのオプションてんこ盛り仕様が中心。主役のフロントグリルやオーバーフェンダー、サイドステップはこの当時、一般公道で走行できなかったようで、競技用オフロードマークが付いている。

「インサイド」コーナーは、エアコンやリヤヒーターのオプションに加えてシートカバーが相当な面積を占めている。硬派なビッグホーンのオーナーであっても家族受けはやはり大事。当時からこれらのアイテムは必須だったということだろう。


【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ベストカーWeb
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web

みんなのコメント

3件
  • moo********
    「いすゞジェミニ」とか「いすゞビッグホーン」とか.....そんなのがあったなぁ。今ではいすゞ〜のトラック〜🎵ですが、昔は乗用車も作っていたんですよね。最近の子なんか知らないでしょうね。
  • ts3********
    この画像は初代?
    薄い記憶だと丸ライトだったような、、、、
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.5390.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

77.0257.0万円

中古車を検索
ビッグホーンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.5390.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

77.0257.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村