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2021年型レクサス「LS500」「LS500h」発表 レクサスブランドの新基準となる!?

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2021年型レクサス「LS500」「LS500h」発表 レクサスブランドの新基準となる!?

■インテリアの静粛性と快適性のレベルが向上

 レクサスは米国で、「LS500」と「LS500h」の2021年モデルを発表。2020年11月下旬にデリバリーを開始します。

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 初代「LS」(日本名「セルシオ」)は、レクサスブランドの形成を支援するという目標を掲げて1989年にデビューし、卓越した静粛性と快適性から高い評価を得て、レクサスの基盤を築きました。

 最高ブランド責任者兼マスタードライバーの豊田章男氏は、LSを「常に革新の精神と時代に新しい技術と価値を提供することで変革をもたらすモデル」として、すべての世代で位置づけています。

 そんなLSの2021年モデルは、2018年に発売された5代目LSをベースとし、すでに強力なダイナミックパッケージに、さらなる改良とテクノロジーを追加することを目指しました。

 そして、レクサスドライビングシグネチャーとして知られるデザインに、今後の車両開発と改良の新しい基準を設定することを目指す、新しい哲学的変更を取り入れています。

 2021年モデルのレクサスエンジニアは、LSセダンの快適性、静粛性、全体的な洗練度を高めることに焦点を当てました。

 細かいチューニングやコンポーネントの更新、およびコントロールサーフェスのアップグレードを適用することで、レクサス製品の新しい車両制御やバランスの基準を構築し、ドライバーからの信頼を得ることに貢献。

 レクサスインターナショナルプレジデントの佐藤浩二氏は、「LSはフラッグシップとして、常に革新を追求し、顧客に新しい技術と価値を提供してきました。新しいLSの開発において、私たちは初代モデル以来、絶え間なく続いてきた並外れた静粛性と快適性の進化を促進しました」と述べています。

 レクサスGA-Lプラットフォームで定義されているLSのダイナミックな特性により、LSはこれまででもっとも有能なセダンのフラッグシップとなりました。操縦面の微妙な調整として、ステアリングとブレーキのコントロールに落ち着きを与え、ドライバーからの信頼を高めることに貢献しています。

 最新のLSの主な改良点は、サスペンションとシャシのチューニングを進化させ、現在のモデルのダイナミックな特性を犠牲にすることなく、よりスムーズで快適な乗り心地を実現している点です。

 サスペンションは、減衰性能を改善するために改訂されたスプリングとダンパーレートを採用。車体のロールを制御するために、フロントとリアのスタビライザーの直径が最適化されています。

 また、しなやかさとハンドリングの安定性を高めるために、アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)に、改良されたリニアソレノイドと制御バルブを採用し、内部流路を拡大することで減衰力が低く抑えられています。

 さらに、LSに設定される車高調整可能なエアサスペンションの機能が強化され、乗降性が向上されました。

■さらなるパワーと加速性能が供えられたパワートレイン

 LS500に搭載される3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンは、最高出力416馬力と最大トルク599N・mを発揮。新開発のピストンを備え、エンジンが冷えているときの排出ガスの低減と静粛性を実現します。

 また、ツインターボエンジンのウェイストゲートコントロールも更新され、バルブの安定した開閉を提供することでパフォーマンスを向上。10速オートマチックトランスミッションも、シフトロジックが再調整され、エンジンをパワーバンドのより応答性の高い領域で維持できるようになりました。
 
 AWDシステムは、エコ、コンフォート、ノーマル、カスタム、スポーツS、またはスポーツS+モードが設定され、ドライバーはこれらを選択することにより、パワートレインの応答と感触を調整することができます。

 さらに、グリップ、トラクション、コーナリングの安定性を高めるために、トルセンLSDが備えられました。トルク配分は、乾いた路面でのフロント31%/リア69%から、滑らかな路面でのフロント48%/リア52%まで、さまざまです。

 LS 500hには、自然吸気のアトキンソンサイクル3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンと、コンパクトで軽量なリチウムイオン電池を搭載したふたつの電気モーター/発電機を組み合わせた多段ハイブリッドシステムが採用されています。

 そして2021年モデルでは、マルチステージハイブリッドシステムに、さらに劇的なパワートレインの改善が加えられました。

 マルチステージシフトソフトウェアが更新されたことで、パワーバンドの初期に出現した電力が利用可能。内燃エンジンと電気牽引システムを組み合わせたシステム出力は354馬力で、0-60mph加速は5.1秒(RWD)です。

 新型LS500の価格は7万6000ドル(約800万円)から。新型LS 500hは、2021年初頭にデリバリー開始予定で、価格はデリバリーに合わせて発表されます。

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