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スーパーカー世代はみんな大好き!? 少年時代に憧れたランボルギーニ「カウンタック」の“25周年記念モデル”ってどんなクルマ?

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スーパーカー世代はみんな大好き!? 少年時代に憧れたランボルギーニ「カウンタック」の“25周年記念モデル”ってどんなクルマ?

スーパーカーブームの立役者、ランボルギーニ「カウンタック」が入手できるチャンス

 世界中の希少価値の高い美術品や高級車を取引できる世界最大手のオークション会社の「サザビーズ」から日本のスーパーカーブームの牽引ともなったランボルギーニ「カウンタック」が出品されました。

【画像】これが憧れのランボルギーニ「カウンタック」です。写真で見る(27枚)

 カウンタックは1974年に誕生し、同社「ミウラ」の後継車として誕生。

 特徴は他に類をみない徹底的に低く抑えられたフロントノーズで、サイドからリアまでなだらかに続いていく直線美は、イタリア工業デザイナーの巨匠マルチェロ・ガンディーニ氏の傑作といってもいいでしょう。

 さらに乗降性を高めるために開発された上方に跳ね上がるシザーズドアは近未来のクルマを連想させ、日本ではフェラーリに匹敵するほどの人気となり、スーパーカーブームの金字塔を打ち立てます。

 そしてタイトなコクピットの後方にはV型12気筒エンジンが搭載され、3.9リッターの「LP400」から始まり、最終モデルである「25thアニバーサリー」では、5.2リッターまで拡大されます。

 また、初期型のLP400でも最高出力は375馬力に達し、公表最高速度は300km/hなど当時では未知の領域でした。

 ただし、現在のスーパーカーと違いハイテク装備は皆無なため、ステアリング、クラッチ、ブレーキなどは凄まじく重いため、乗り手を選ぶクルマとも知られています。
 
 とくに初期型のLP400ではその要素が強く、後期型になるに従い扱いやすくなったようです。

 このカウンタックは1989年まで販売され、翌年には後継車である「ディアブロ」にバトンタッチされました。

 そんなスーパーカーブームの火付け役となったカウンタックが、オークション老舗企業である「サザビーズ」に出品されて話題となりました。

1989年式の25thアニバーサリーでカウンタックの最終モデル

 今回の個体はカナダから出品され、1989年式の25thアニバーサリーでカウンタックの最終モデルにあたります。

 カラーはロッソ(赤)で、総生産台数657台のうちの希少な1台となっており、もともとは1990年7月にサウジアラビアに新車で納入されたことがわかっています。

 エクステリアはリップスポイラーや大型リアウイングが装着され、カウンタック最終モデルに相応しい佇まいとなっています。

 インテリアはシートのシャンパンレザーと同様のカラーコーディネートでロッソのパイピングが施されることで、スーパーカーならではの高級感を演出しています。

 パワートレインは基本的にオリジナルですが、さらにハイパワーに対応すべく、キャブレターが換装されているようです。

 そして、今回のカウンタックの希少価値の高さは、走行距離がわずか2660km (約1653マイル) という低走行距離の個体ということです。

 もちろん、低走行車ということもあって内外装のクオリティは高いですが、さらに全塗装することで新車並みのエクステリアとなりました。

 インテリアも同様にシートなどのレザーは定期的に補修がおこなわれ、高い品質を維持しています。

 また、35年以上前の個体にもかかわらず、ポーチ付きのツールとマニュアルが付属しています。

※ ※ ※

 今回のオークションは2024年6月1日より開始され、50万ドル(約7500万円)から70万ドル(約1億500万円)の間の希望価格で落札される形式となっています。

 カウンタックのなかでももっともパワフルな25thアニバーサリーというだけでなく、低走行ということもあって高値で落札される見込みが高いといえるでしょう。

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みんなのコメント

3件
  • コンバット越前
    旧態依然のV12で新型を出す余力がなかった時代のランボルギーニ
    逆にそれが良かった。マニアに売れたんだよね
    クライスラー傘下になったディアブロは。なぜか口をつぐむ人が多いな
  • 葛葉恭次
    ファーストガンダムっぽさが増す白いのが好きでした…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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