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レクサス初PHEV新型「NX」世界初公開! 7年ぶり全面刷新 新ロゴ採用の次世代モデル第一弾を今秋発売へ

掲載 更新 17
レクサス初PHEV新型「NX」世界初公開! 7年ぶり全面刷新 新ロゴ採用の次世代モデル第一弾を今秋発売へ

■次世代レクサス第1弾新型「NX」の内外装を初公開!

 レクサスは、新型「NX」を2代目にフルモデルチェンジして2021年6月12日に世界初公開しました。
 
 新型NXは、カーボンニュートラル社会の実現と多様化するユーザーニーズやライフスタイルに適した次世代レクサスの第一弾として、日本市場では2021年秋頃に発売予定です。

【画像】出た! これが新型「NX」! 採用された新ロゴを見る!(44枚)

 最初の次世代レクサスモデルとなる新型NXは、初採用のPHEVを始めとする4つのエンジンを搭載するほか、キーの受け渡しがスマホ間で可能なデジタルキーなどさまざまな先進技術を採用しました。

 1989年にブランドがスタートしてから新たな技術や価値をユーザーに提供してきたレクサスは、1998年に発売した初代「RX」でラグジュアリークロスオーバーSUVジャンルを開拓。

 初代NXは2014年の発売以降、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能とSUVらしい力強いデザインがユーザーから評価され、現在では90以上の国と地域で累計約100万台を販売するなど、レクサスを代表するグローバルモデルとなっています。

 新型NXでは、トヨタのSUV「RAV4」「ハリアー」「ハイランダー」、セダンの「カムリ」「アバロン」などに用いられている「GA-Kプラットフォーム」をNXに合わせて改良したことで、軽量で高剛性なボディと軽量化したパッケージを実現しました。

 ボディサイズ(初代比)は、全長4660mm(+20mm)×全幅1865mm(+20mm)×全高1640mm(+5mm)、ホイールベース2690mm(+30mm)と拡大しています。

 エクステリアデザインについて、フロント部分ではレクサスの象徴であるスピンドルグリルのデザインを垂直に立てることで塊感を強調するほか、その形状によりラジエーターの冷却性能を向上。ヘッドライトは全体的に黒基調とすることでL字型デイタイムランニングライトを際立たせています。

 リア部分では、レクサス「UX」や「IS」のような横一文字のリアコンビネーションランプと左右のL字ライトを独立させ新型NXの個性としているほか、初代NXの「L字エンブレム」から「LEXUSエンブレム」に刷新して、次世代レクサスの幕開けを象徴しました。

 また、スポーティモデルとなる「F SPORT」では20インチ専用アルミホイール、バンパーロアスポイラー、存在感のあるフロントサイドガーニッシュを設定。インテリアでは、新開発の専用ハンドルに加えてフロントシート、アルミペダル、シフトレバーなどを専用設定し、走りのイメージを強化しました。

 インテリアでは、人が馬を操る際に用いる「手綱」から着想を得た「Tazuna Concept」に基づいて運転席周りを設計し、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく各機能を制御可能としているほか、車内全体では各部の造形や素材の美しさを際立たせる64色のイルミネーションを採用しています。

 快適機能などでは、インパネ中央に14インチワイドタッチディスプレイの採用や、直感的な使いやすさを追求した最新マルチメディアシステムを搭載。DCM(専用通信機)による無線通信でソフトウェア(機能面)の更新やWeb閲覧が可能なうえ、クラウド上の地図情報を活用し、交通事情や駐車場情報などをリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用しました。

 高度運転支援技術「アドバンストパーク」では、駐車・出庫支援シーンが拡大したうえ、車外からスマホの遠隔操作で並列・縦列駐車が可能になっています。

 そのほか、新型NXでは「デジタルキー」を採用。これは、専用アプリをインストールしたスマホを携帯するだけで画面操作せずに、ロック・アンロック・エンジンスタートができ、離れた場所に家族などがいる場合でもデジタルキーの受け渡しをスマホ間でおこなうことができます。

 安全面では「交通事故死傷者ゼロ」の実現に向けて、新型NXはミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲を拡大した最新の「LEXUS Safety System+」を採用。

 主な進化点として、「プリクラッシュセーフティ」では、対向車や、右左折時に前方から接近する歩行者/自転車との衝突回避が支援可能となったことや、これまでの緊急時操舵支援に加えシステムが衝突の危険が高いと判断した際に被害軽減ブレーキと操舵制御をおこなう「アクティブ操舵支援機能」が設定されました。

※ ※ ※

 新型NXの開発背景について、チーフエンジニアの加藤武明氏は次のように説明しています。

「新型NXの開発ではレクサスの新たな挑戦の連続でした。考え抜いた設計構造をコンピューターモデルを駆使してさまざまな条件で評価し、生産性を確認して品質を確保する『デジタル開発』を実施しています。

 また、新型NXは移動の制約など困難な環境下で企画・開発・生産技術・製造が国境を超えてオンラインで繋がり、レクサス初の世界3拠点での生産を実現しました」

■新型NXのグレード体系やパワートレイン、価格はどうなる?

 新型NXでは、生命的な躍動感と先進技術を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとし、走り・デザイン・先進技術を全面刷新しています。
 
 新型NXのパワートレインでは、レクサスとして初のPHEVを含む以下のパワートレインを採用しました。

 ●「NX450h+」:プラグインハイブリッド車「2.5リッター(E-Four)」
 ●「NX350h」:ハイブリッド車「2.5リッター (FF/E-Four)」
 ●「NX350」:ガソリンターボ車「2.4リッター (電子制御フルタイムAWD)」
 ●「NX250」:ガソリン車「2.5リッター (FF/電子制御スタンバイAWD)」

 レクサス初となるPHEVでは、大容量・高出力リチウムイオンバッテリー(総電力量18.1kWh)、フロント・リアモーターを搭載しています。

 また、HVとPHEVを新型NXに設定して電動車の普及を加速させることで、レクサスはカーボンニュートラル社会に貢献。

 そのほかのパワートレインは、日本を始め北米などさまざまな地域のニーズに合わせて、新開発ターボエンジンや電子制御フルタイムAWDなどを投入していくようです。

 パワートレイン以外の走りに寄与する部分では、全グレードにエンジンフードの「ツインロック構造」や「バリアブルラックギア」、PHEVやHVでは「ペダル戻し減衰機構」をレクサスとして初採用。

 また、20インチタイヤを設定するモデルでは、万が一のパンクの際にも一定距離を走行でき、かつ上質な乗り心地を提供する機能も採用されています。

 F SPORTの機能面では、最新のAVSを標準装備することで操縦安定性や乗り心地を高次元で両立しています。

 走行性能について、前出の加藤武明氏は次のように話しています

「新型NXでは、プロのレーシングドライバーによる下山テストコースでの走り込みにより徹底的に鍛え上げ、駆動力コントロール技術によりレクサスの走りの味を継承・深化させました」

※ ※ ※

 新型NXは、環境面への貢献としてPHEVが採用されるほか、多用なニーズに対応するために新開発のパワートレインが明らかにされましたが、2021年6月11日時点では日本仕様の価格は未発表となるものの、ガソリン車、ターボ車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車がラインナップされれば、初代NXよりも価格帯が広くなることが予想されます。

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みんなのコメント

17件
  • RXもそうだけどFスポーツはフロントのエアダクトがちょっとくどいからVersion Lの方が自分は好きだな

    何はともあれめっちゃ売れそう。
  • RXが出てただの残水だったけどやっと買う価値が出たな。これで逆にRXがただの塵芥になったけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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