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ホンダ新「オデッセイ」中国生産で日本再投入! 「新グリル」採用し約2年ぶりに復活! 生産・販売終了から再導入の理由とは

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ホンダ新「オデッセイ」中国生産で日本再投入! 「新グリル」採用し約2年ぶりに復活! 生産・販売終了から再導入の理由とは

■中国生産車を日本での販売はホンダ初! なぜ一度終了し復活を果たすのか

 2023年4月7日にホンダは、同社の最上級ミニバンとなる「オデッセイ」を日本市場に再び導入することを発表しました。
 
 合わせて同日には先行して特設ホームページが公開されましたが、2021年末の生産・販売終了から約2年経って復活するオデッセイは、どのようなモデルなのでしょうか。

【画像】これが復活した「新オデッセイ」だっ! 外観デザイン&豪華内装を画像で見る(38枚)

 1994年10月に発売された初代オデッセイはホンダの使う人の生活をより楽しく豊かに広げることを目指す 「クリエイティブ・ムーバーシリーズ」の第1弾として登場しました。

 その後日本市場では、2代目(1999年-2003年)、3代目(2003年-2008年)、4代目(2008年-2013年)、5代目(2013年-2021年、2023年-)とミニバンブームの先駆けとして歴史を重ねています。

 5代目は、2020年11月6日にマイナーチェンジして発売され2021年に入ってからも販売好調を維持していました。

 実際に日本自動車販売協会連合会の登録車販売台数では、マイナーチェンジ前の3か月で月間平均1000台弱だったものの、11月1720台、12月1140台、1月935台、2月1583台、3月2419台、4月2220台、5月1504台を記録。

 このマイナーチェンジでは、エクステリアのデザインを刷新。風格あるスタイリングはそのままに、厚みのあるフードと押し出し感の強い大型グリルへ変更。さらに、薄型のヘッドライトを採用することで、これまで以上に力強さが感じられるフロントフェイスへと進化させました。

 前後ウインカーに「シーケンシャルターンシグナル」を標準装備したほか、国内のホンダ車として初採用となる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を設定するなど、デザイン・機能で注目されました。

 また、この際にはグレード体系の変更もおこなわれ、カスタム仕様の「アブソルート」に一本化。さらにハイブリッド車を「e:HEV」へ名称変更するなど、今後の展開が期待されていました。

 しかしながら、2021年末にオデッセイの日本生産・販売を終了することになります。その理由について、当時ホンダ広報部は、次のようにコメントしていました。

「オデッセイは狭山工場で生産されていますが、狭山工場の閉鎖に伴い、寄居への移管はせずにレジェンドやクラリティと共に生産終了という判断となりました」

 狭山工場は、1964年に完成車の量産工場として誕生。エンジン、プレス、溶接、塗装の製造における各工程をはじめ、各種部品の取り付け、エンジン搭載や完成車の検査まで一貫生産をおこなっていましたが、現在は新たに作られた寄居工場で一部の工程を引き継いでいます。

 そうしたオデッセイの動きがあったなかで、今回約2年ぶりに日本市場へ復活を果たしますが、その理由としてホンダは次のように説明しています。

「オデッセイは、多人数がゆったり乗れる空間、低床・低重心パッケージによる高い走行性能 、 洗練されたデザインで多くのお客様からご支持をいただき、ホンダを代表するモデルへと成長しました。

 前モデルは2021 年末をもって生産終了となりましたが、ホンダとして、長く愛されてきたブランドであるオデッセイを継続してお届けしたいという想いと、お客様からの多くのご要望にお応えし、前モデルをベースとした改良モデルを発売します」

 またホンダ販売店ではかねてから「日本でのラインナップにおいてステップアップする上級モデルとしてオデッセイは支持されていたので、再度復活してほしい」というような声が聞かれていました。

■復活のオデッセイ! 刷新されて何が変わるのか? 黒さ際立つ新タイプも設定!?

 そんな復活を果たす新オデッセイと言える導入モデルは、どのような形で登場するのでしょうか。

 新オデッセイは、ホンダ独自の超低床プラットフォームによるゆとりある空間と風格あるスタイリングを先代モデルから受け継ぎ 「精錬」をコンセプトとした、押し出し感と高級感のある新たなフロントグリルを採用したことで、さらに存在感を高めシンプルでありながらも重厚感を感じさせるデザインとなっています。

 エクステリアでは、ブラックを基調としたフロントグリルやドアミラー、アルミホイールなどにより、洗練されたプレミアムなイメージを創出。インテリアは、本革シートを標準装備とし、2列目には両側アームレスト付4ウェイパワーシートとシートヒーター、折りたたみ式の2列目シートセンターテーブルを採用することで、さらに快適な室内空間を提供します。

 他にも、エレクトリックギアセレクターやワイヤレス充電器を新たに装備し、より利便性を高めたと言います。

 安全面では、先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」で新たに「近距離衝突軽減ブレーキ」、「オートハイビーム」、「急アクセル抑制機能」を追加。

 また、車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載し、安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」が利用出来るようになりました。

 さらに新オデッセイには新たなタイプとして「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」を設定するといいます。

※ ※ ※

 今回の新オデッセイは、これまでの日本生産から中国生産に変更されるといい、現在中国市場のオデッセイは現地法人の広汽ホンダが生産・販売しており、ホンダによれば「同社としてこれまでタイや北米生産のモデルを日本で販売する例はあったが中国は初めてとなります」と話してます。

 なお新オデッセイは、先行予約の受付を2023年秋に開始し、同冬に発売する予定です。 

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みんなのコメント

34件
  • 日本で作らない日本車は要らない。
    日本の企業なら日本での雇用やパーツ製造してる工場の事も考えてほしい。
  • 中華依存体質が極端。社力が無いにせよ、
    こんな商売の仕方では会社自体先行き怪しい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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