2年落ちの中古車を購入し23年間乗り続ける
2023年9月に富士山麓のスタックランドファームオフロードコースで開催された「ジープジャンボリー」には、古くはウィリス「MB型」から三菱ジープ、そして最新のジープ「ラングラー」まで、個性的なジープと魅力たっぷりのオーナーが集まった。今回は、ワイルドにカスタムされたTJ型のジープ「ラングラー」を紹介しよう。
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車高やタイヤ直径を合わせて10インチ以上のリフトアップ
オーナーの木下さんは、この1998年式のTJ型ラングラーを2年落ちで購入。以来23年間このクルマに乗り続けているのだそうだ。しかもこのジープジャンボリーには第3回から参加しているそうで、ジープユーザーとしてもイベント参加者としても大ベテランといっていいだろう。
ジープジャンボリーは、イベント会場をオフロードコースとしていることからも分かる通り、本格的なオフロード走行ができるのも醍醐味のひとつ。そんなイベントの常連らしく、足まわりはかなり本格的なカスタムが施されている。
サスペンションは6インチのリフトアップ。さらにシャシーとボディの間に2インチのブロックを挟み込むことで、2インチのボディリフトを実現している。さらにソリッドレーシングのビードロックホイールに直径37インチの巨大なタイヤを装着。車高はかなり高くなっていることがわかるだろう。
足まわりのカスタムはリフトアップだけではない。本格的なオフロード走行をするための装備も満載だ。フロントスタビライザーは接合部がフリーハブのような構造になっており、簡単に切り離しが可能なSkyjacker製のRockLockスウェイバーを装着。さらにショックアブソーバーは容量の大きいリザーブタンクが備わり、オフロード走行にも定評があるKING社製をチョイスしている。
そのほか各アーム類も調整式の強化品を使用するなど、見た目だけではないカスタムが随所に施されている。
不要なものをカットしたシンプルなボディ
さて、車体も足まわりに負けず劣らず工夫がたくさん施されている。基本はハーフドア+幌というスタイルだが、大きなタイヤをカバーするフェンダーは、前後ともに海外製の社外フェンダーで、大きい開口部と短くカットした形状が特徴。
さらにフロントには、はみ出したタイヤをカバーするパイプフェンダーも装着している。こちらはオフロード走行時には簡単に取り外すことができるようになっているそうだ。ボンネットの上には昔懐かしいルーバーパネルも装着されている。
オフロード走行のために車体各部をモディファイしまくった木下さんのTJラングラーは見た目も迫力満点。今回もジープジャンボリーを楽しんでいた。
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