フォルクスワーゲンは11月5日(現地時間)、南米地域で2026年までに10億ユーロ(約1310億円)の投資計画を発表。この中には新しいコンパクトモデル「ポロ トラック(Polo Track)」の市場投入も含まれているという。ポロ トラックとはどんなモデルなのか。
コロナ禍や半導体不足をものともせず、フォルクスワーゲンのラテンアメリカ地区における2021年の業績は2013年以来最高をマーク。これには2017年に発表した、新モデル20種を4年間でリリースするという野心的な計画が効いているようだ。
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今回そうした流れをさらに加速する目的で発表されたのは、2023年から始まる新たなコンパクトカーファミリーのリリース。そのプラットフォームには「ゴルフ」や「ポロ」などと共通のMQBを採用し、南米で急成長中のエントリーレベルを幅広くカバーする計画だ。
第一弾のモデル名は「ポロ トラック」と発表されており、同時に公開された予告画像からは、鋭いプレスラインや立体的なヘッドライト周りの処理など、現行ポロと共通するイメージのフロントマスクが見て取れる。ポイントは「トラック」が何を指すかだが、ピックアップトラックの場合、一般的には「Truck」が使われるが、今回のポロは「Track」なので、サーキットを意味する“トラック”である可能性が高そうだ。なおポロ トラックはブラジルで生産され、メーカーでは工場の体制整備に当たり、労働組合との協議、生産性の向上、そして顧客ニーズの万全な把握に努めたとアピールする。
また、フォルクスワーゲンでは既存の研究センターに対する投資を上積みし、バイオエタノールに代表される生物由来燃料の開発を急ぐとのこと。各社がピュアEV開発にしのぎを削るご時世にバイオエタノールとは奇異にも聞こえるが、これには深い理由があるようだ。赤道付近から南極付近まで長大な面積を誇る南米大陸ではクルマでの移動距離が長い上、経済規模を踏まえると急速な充電ステーション整備も期待薄だからだ。そんな南米では、本格的な電動化時代到来までのつなぎとしてバイオエタノールが非常に有望で、このタイミングでの大規模投資は理にかなっているというわけだ。
どんなモデルか注目されるポロ トラック。今後の動向に注目だ。様々な物価が上昇傾向にある日本市場にも導入されれば、ヒット作となる可能性もあるかもしれない。
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みんなのコメント
ゴルフ・オールトラックのポロ版かな
だとすればアウディA1をベースにした4WDのポロかな