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アウディA6 eトロン 2024年初頭に発表予定 セダン、ワゴンの次世代EV

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アウディA6 eトロン 2024年初頭に発表予定 セダン、ワゴンの次世代EV

デザインはコンセプトとほぼ変わらず?

アウディは、2024年にA6に相当するEVモデル「A6 eトロン」を導入する予定だ。セダンだけでなく、ステーションワゴンのアバントも用意される。

【画像】新世代のアウディを代表するデザイン【A6アバントeトロン・コンセプトを写真でじっくり見る】 全67枚

昨年発表されたコンセプトモデル(A6 eトロンおよびA6アバントeトロン)をベースとするが、量産化にあたって変更点は最小限に抑えられるという。つまり、コンセプトに近い姿で発売される可能性がある。

一般的に、コンセプトモデルが量産化される際は、生産コストや法令上の都合などによってデザインと機能が制限される。しかし、AUTOCARの取材に応じたアウディのデザイン責任者マーク・リヒテ氏は、最近のアウディの一連のコンセプトモデルについて、一般的なケースよりもはるかに市販車に近いものであることを明らかにした。

例えば、2024年発表予定の次期A8は2021年公開のグランドスフィア・コンセプトに「非常に近い」ものになるとし、最近のアクティブスフィア・コンセプトも2027年頃発売の次期A7の「オールロード2.0」バージョンになる可能性を示唆した。A6 eトロン・コンセプトも同様に、次期A6の具体的な予告という位置づけのようだ。

「今年末にはQ6 eトロン、そしてその数か月後にはA6 eトロンを発表します」とリヒテ氏は語った。

「A6 eトロンの発表は、eトロンGT発売からちょうど3年にあたります。コンセプトカーでご覧いただけたように、とても、とても、とても、とても、市販車に近いもので、よりスマートでシンプルになるでしょう」

リヒテ氏は、Q6 eトロンとA6 eトロンが、アウディの次世代デザインイメージを代表することになるとし、最近公開されたアクティブスフィア・コンセプトは、その後の次の進化を示唆するものであると述べた。

「3年後、アウディは進化を遂げる。明確な戦略です。アクティブスフィアは今日の価値観から見ると奇妙に映るでしょうが、これは2027年にアウディのポートフォリオに加わるクルマを示しているのです」

「今年末から来年初めにかけてデビューするA6を見れば、この進化がおわかりいただけるはずです」

航続距離は最大700km 実用性も重視

A6 eトロン・コンセプトは、アウディとポルシェが共同開発しているPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)アーキテクチャをベースとする。今年後半に先んじて登場するQ6 eトロンも、このPPEを使用する予定だ。

PPEは、現行のポルシェ・タイカンやアウディeトロンGTのJ1と、フォルクスワーゲン・グループで広く使われているMEBを融合させたものである。

A6 eトロンのドライブトレインの詳細については明らかにされていないが、最終的な市販モデルでは、性能重視のツインモーター四輪駆動と効率重視の後輪駆動を用意し、0-100km/h加速4秒以下の達成も可能だという。

コンセプトでは、ツインモーター仕様は最高出力470psと最大トルク81kg-mを発揮。約100kWhのバッテリーをフロアに搭載し、航続距離は最大700kmとされる。また、270kWの充電に対応し、10分間で300km分のエネルギーを補充できるという。

バッテリーはフラットに搭載されているため、車内の広さや積載量は現行A6に匹敵すると言われている。

プロダクト・マーケティング責任者であるニコ・マーテンス氏は、EV専用プラットフォームによって「リアのトランクだけでなく、フロントにフランク(トランク)を設けることも可能で、ゆとりと柔軟性がある」と述べている。

セダン/ワゴン市場もまだまだ旺盛

また、EV専用プラットフォームによって確保された長いホイールベースを使って、フロントとリアのレッグルームがどれほど改善されるかも注目したい。

A6アバントeトロンのボディサイズは、全長4960mm、全幅1960mm、全高1440mmで、現行モデルとほぼ同じである。

A6 eトロン・コンセプト発表の数か月前、メルセデス・ベンツのプロダクト責任者であるマルクス・シェーファー氏は、車高の低いファミリーカーに対する需要減少に伴い、ワゴンモデルの将来性は「不確か」であると語っている。実際、SUV/クロスオーバーの人気が高まる中で、セダンやワゴンの存在感は日に日に薄まっていると言えるだろう。

しかし、アウディのデザイナー、フィリップ・レーマース氏は次のよう語っている。

「当社には、アバントという非常にスポーティでエモーショナルな伝統があります。使い勝手の良さと、表現力豊かでスポーティなデザインが見事に融合したこのボディスタイルに取り組めることは、デザイナーとして素晴らしいことだと思います」

マーテンス氏も同意見だ。「このクルマには、まだまだ旺盛な需要があると見ています。グローバルに通用するコンセプトではありませんが、大きな成功を収め、熱い需要があるのです」

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みんなのコメント

5件
  • デザインいいね。
    みんな崩れていってるのに独自性がありながら
    先進性とアウディらしさがある。
  • 先のりスコアラーが来てますね
    感心感心
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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