現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 英国版 短命に終わったモデルたち(2) 販売期間3年

ここから本文です

英国版 短命に終わったモデルたち(2) 販売期間3年

掲載 更新
英国版 短命に終わったモデルたち(2) 販売期間3年

アルファ・ロメオ・スパイダー(2007年~2010年)


ルックスは素晴らしかったが、その走りは平均的なレベルであり、スポーツカーというよりは、2シーターのカブリオレというべきモデルだった。
重量過多で、ボディからは軋み音が聞こえ、すべてがクイックに過ぎた。
――何台残ってる?:およそ1300台
――いくらで手に入る?:それなりのコンディションの個体を5000ポンド(67万円)から手に入れることができる。

VWビートルは終売 なぜフィアット500/ミニは生き残れている? 背景に存在価値

インフィニティM(2010年~2013年)


BMW 5シリーズとメルセデスのEクラスが支配する保守的なクラスにライバルモデルを投入しようとするなら、高いブランド力と素晴らしいデザイン、そして戦略的な価格設定が必要となるだろう。

だが、インフィニティではそのどれも成し遂げることができず、市場の反応もそれに応じたものだった。
――何台残ってる?:およそ300台
――いくらで手に入る?:それなりのコンディションの個体を9000ポンド(121万円)から手に入れることができる。

フィアット・イデア(2004年~2007年)


かつて、あまりにも無知な英国版Autocarスタッフは、イタリアにあるレンタカー会社のカウンターで、このクルマを「フォルクスワーゲン・ゴルフかそれに匹敵する存在」だとして、そのまま借り受けるというミスを犯している。

数分後、真夜中のアウトストラーダで彼は自らの犯したミスに気付かされることとなった。恐ろしい。
――何台残ってる?:2400台程度
――いくらで手に入る?(冗談だ):1000ポンド(13万円)から手に入れることができる。

ホンダCR-Z(2010年~2013年)


米国では2017年まで販売が続いていたが、このホンダが誇る小さなハイブリッドスポーツカー、CR-Zが英国のショールームから姿を消したのは、もう6年も前のことだった。

1980年代に登場した活気溢れるCR-Xに、低燃費で時代に相応しいハイブリッドを組み合わせるというアイデア自体は素晴らしいものだった。

だが、鳴り物入りで登場したにもかかわらず、先代が巻き起こした熱狂を再現するほどの速さは備えておらず、その燃費性能も、ふつうのディーゼルエンジンを積んだスーパーミニが簡単に達成できる程度のものでしかなかった。
――何台残ってる?:約3800台
――いくらで手に入る?:それなりのコンディションの個体を4500ポンド(61万円)から手に入れることができる。

メルセデス・ベンツ・バネオ(2002年~2005年)


その名が示すとおり、ダイムラー商用車部門が開発したこのクルマは、決して人気モデルになるようなモデルではなく、まさにその通りの結果となった。
――何台残ってる?:約1300台
――いくらで手に入る?:状態の良い車両を2400ポンド(32万円)から手に入れることができる。

セアト・トレド(2005年~2008年)


3代目トレドはアルテアに大型トランクを付け足したモデルだったが、多くのバイヤーがそのトランクの存在自体を拒否していた。
――何台残ってる?:約2200台
――いくらで手に入る?:それなりのコンディションの個体を1000ポンド(13万円)程度で手に入れることができる。

トヨタ・アーバンクルーザー(日本名:ist)(2009年~2012年)


クールなモデル名と、クールといっても良いルックスを与えられ、市場からはクールというよりもお寒い歓迎を受けたモデルだ。
――何台残ってる?:約4200台
――いくらで手に入る?:見た目に問題無い車両を3000ポンド(40万円)から手に入れることができる。

ヴォクゾール・アンペラ(2012年~2015年)


美しく、人目を引く存在でありながら、すぐに失敗作の烙印を押されることとなったこのクルマは、その高価な価格と、クリーンなモデルに対する当時の市場の無関心の犠牲者だった。
――何台残ってる?:1100台前後
――いくらで手に入る?:5桁の走行距離を刻んだモデルを9500ポンド(128万円)から手に入れることができる。

インフィニティQ30(2016年~2019年)


このサンダーランド生まれのプレミアムなセミクロスオーバー・ハッチバックは、成功が期待されたモデルであり、まずまずのインテリアを備え、実質的な姉妹モデルであるメルセデスAクラスの素晴らしい点を受け継いでもいたが、その乗り心地は落ち着きに欠け、キャビンは狭く、そして、ブランドの認知度は低かった。
インフィニティの旗振り役を務めていた日産CEO、カルロス・ゴーンの退場と軌を一にするように、2019年夏には、より本格的なクロスオーバーである姉妹モデルのQX30とともに生産が終了する予定だ。
――何台残ってる?:2900台前後
――いくらで手に入る?:1万ポンド(134万円)から手に入れることができる。

こんな記事も読まれています

レクサス『LBX MORIZO RR』やマツダ『CX-80』、最新4車種にブリッツ「OBDモニター」が適合
レクサス『LBX MORIZO RR』やマツダ『CX-80』、最新4車種にブリッツ「OBDモニター」が適合
レスポンス
マジ!? 今が[ベストタイミング]!? 新車は買えなくなったホンダ[S660]を中古で探すぞ!!
マジ!? 今が[ベストタイミング]!? 新車は買えなくなったホンダ[S660]を中古で探すぞ!!
ベストカーWeb
トヨタWRC代表、タイトル獲得に向けラリージャパンで“チームプレー”徹した勝田貴元の「マネジメント力を見ていた」
トヨタWRC代表、タイトル獲得に向けラリージャパンで“チームプレー”徹した勝田貴元の「マネジメント力を見ていた」
motorsport.com 日本版
みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
レスポンス
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
motorsport.com 日本版
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
AUTOSPORT web
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
乗りものニュース
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
WEB CARTOP
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
レスポンス
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
motorsport.com 日本版
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
motorsport.com 日本版
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
レスポンス
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
くるまのニュース
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
VAGUE
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
バイクのニュース
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
AUTOSPORT web
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
Auto Messe Web
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
モーサイ

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

270.0292.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.0487.0万円

中古車を検索
CR-Zの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

270.0292.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.0487.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村