現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 納車が始まったマツダ「CX-60」。購入者のリアルな評価は? 乗り心地にネガな指摘も

ここから本文です

納車が始まったマツダ「CX-60」。購入者のリアルな評価は? 乗り心地にネガな指摘も

掲載 225
納車が始まったマツダ「CX-60」。購入者のリアルな評価は? 乗り心地にネガな指摘も

販売は上々の滑り出し
2022年9月15日に発売が開始されたマツダ「CX-60」は、マツダの「新世代ラージ商品群」の第1弾となるモデルです。

日本車離れした流麗なデザインと「人馬一体」と呼ばれる走りを武器にしてきたマツダですが、「CX-5」や「CX-8」、「マツダ6」以上の上級モデルがラインナップされておらず、よりプレミアムなモデルを求めるユーザーはほかのメーカー流れてしまう状況となっていました。

>>マツダ CX-60のユーザーレビュー・評価はこちら

>>マツダ CX-5の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-8の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ 6の価格・スペック詳細はこちら

そんな中で登場したCX-60は、マツダの次世代を担うモデルとしてこれまでにないプレミアムな内外装のデザインや、近年ではめずらしい大排気量のディーゼルエンジンを搭載する点などが話題となり、発売前から大きな注目を集めていました。

日本では6月24日から予約受注が開始されていたCX-60は、9月15日までの約2か月半で、8726台の受注があったといいます。マツダが発表しているCX-60の月販計画台数は2000台であるため、上々の滑り出しと言うことができそうです。

マツダによれば、CX-5やCX-8といったマツダ車からの乗り換えが57%、ほかのメーカーからの乗り換えが43%と、新たなユーザーを獲得することに成功していることがわかります。

また、ほかのメーカーからの乗り換えユーザーのうち、20%が輸入車からの乗り換えであると言われており、プレミアムなモデルを求めるユーザーからも支持されていることがうかがえます。

>>マツダ CX-60のユーザーレビュー・評価はこちら
>>マツダ CX-60の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-60の専門家レビュー・評価はこちら
>>マツダ CX-60のグレード詳細はこちら

イチオシグレードは「XD-HYBRID」
CX-60の特徴のひとつが、多彩なラインナップを持つパワートレインです。

具体的には、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.5」、3.3リットル直列6気筒ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 3.3」、さらには、3.3リットル直列6気筒ディーゼルエンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドモデル「e-SKYACTIV D」や、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに大容量バッテリーと大型モーターを組み合わせた「e-SKYACTIV PHEV」が用意されます。

そして、それぞれのパワートレインに対し3~5種類のグレードが用意されていることに加え、「SKYACTIV-G 2.5」と「SKYACTIV-D 3.3」では2WD(FR)と4WDの2種類の駆動方式を選択できることから、すべて合わせると23もの選択肢が用意されています。

>>マツダ CX-60のグレード詳細はこちら
>>マツダ CX-60 PHEVのグレード詳細はこちら

日本のマーケットで本命となるのは「e-SKYACTIV D」を搭載した「XD-HYBRID」です。3.3リットルという大排気量の直列6気筒エンジンは、最高出力254PS/最大トルク550Nmを発揮し、モーターの力も相まってCX-60の大柄なボディを軽々と動かす動力性能を有しています。

さらに、WLTCモード燃費は21.1km/Lにもおよび、これはマツダ最小のコンパクトSUV「CX-3」の1.8L直列4気筒ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」すら上回る数値です。また、使用燃料が軽油で維持費が安いのも嬉しいポイントです。

>>マツダ CX-3の価格・スペック詳細はこちら

実際、予約受注の段階でも「XD-HYBRID」が全体の43%を占めるなど、CX-60の中で最も人気のあるグレードとなっています。ちなみに、「e-SKYACTIV D」以外のモデルは2022年12月以降の生産となるため、納期優先で考える場合には「e-SKYACTIV D」を搭載したグレードを選ぶことをおすすめします。

>>マツダ CX-60のユーザーレビュー・評価はこちら
>>マツダ CX-60の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-60の専門家レビュー・評価はこちら
>>マツダ CX-60のグレード詳細はこちら

ユーザーのリアルな評価は? 乗り心地にネガな指摘も
CX-60の納車が進む中で、インターネット上にはユーザーからのリアルな声も見られるようになりました。

ポジティブな意見としては、内外装の質感の高さや気持ちの良いハンドリング、そしてこのクラスのSUVとしては驚異的とも言える燃費性能を評価する声が多いようです。

一方で、大柄に見えるボディに反し後部座席が狭かったり、アイドリングストップ状態からエンジンが再始動する際の音や振動の大きさを指摘する意見も見られます。

また、走りの良さを評価する声も多い一方で、低速時におけるATのギクシャク感や、高速走行時のサスペンションの固さが気になるというネガティブな声も目立ちます。

サスペンションはある程度走れば馴染む可能性もありますが、この辺りが許容できるかどうかは個々人の感覚や走行条件に依存する部分も多いため、試乗をする際にしっかりとチェックした方が良いでしょう。

>>マツダ CX-60のユーザーレビュー・評価はこちら
>>マツダ CX-60の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-60の専門家レビュー・評価はこちら
>>マツダ CX-60のグレード詳細はこちら

スポーツSUVではなく、あくまでもプレミアムSUV
マツダはCX-60について、最も多く選ばれているのが「XD-HYBRID Premium Sports」であるとして上で「電動化された6気筒ディーゼルエンジンと後輪駆動ベースAWDを組み合わせた走りへの高い期待をいただいている」と説明します。

しかし、ここで注意しなければならないのは、CX-60はあくまでプレミアム志向のSUVであり、アウディ「SQ5」やポルシェ「マカン」といったドイツ系輸入車ブランドにラインナップされているようなスポーツSUVとはやや性格が異なります。

>>アウディ SQ5の価格・スペック詳細はこちら
>>ポルシェ マカンの価格・スペック詳細はこちら

そのため、ワインディングにおけるスポーティな走りを期待してしまうと、やや物足りなさを感じることがあるかもしれません。

その一方で、高速域でのロングドライブはCX-60の得意とするところであり、高速道路をゆったりと流している時の走りはほかのクルマではなかなか味わうことのできない魅力を感じることができます。

2022年12月以降には、「e-SKYACTIV D」以外のパワートレインを搭載したモデルの試乗もできるようになると見られています。走りにこだわる人は、それぞれのパワートレインを丹念に乗り比べてみることをおすすめします。

>>マツダ CX-60のユーザーレビュー・評価はこちら
>>マツダ CX-60の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-60の専門家レビュー・評価はこちら
>>マツダ CX-60のグレード詳細はこちら

文:ピーコックブルー
写真:マツダ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
AUTOCAR JAPAN
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
Auto Messe Web
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
日刊自動車新聞
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
レスポンス
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
日刊自動車新聞
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
くるまのニュース
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
くるまのニュース
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
バイクのニュース
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
レスポンス
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
日刊自動車新聞
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース
これはクセスゴ!!  オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
バイクのニュース
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス

みんなのコメント

225件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

322.3567.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

269.9565.0万円

中古車を検索
CX-60の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

322.3567.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

269.9565.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村