■2022年はホンダ、日産と「斬新シフト」搭載の新型車が相次いでデビュー
いわゆる「電制シフト」の普及にともない、クルマのシフト操作が従来のレバー式から変わりつつあるといいます。
2022年に相次いで登場したニューモデルの「斬新すぎる」シフトについて振り返ります。
【画像】「斬新すぎる!」シフトレバーは「プリウス」だけにあらず!? 最新モデルの「新シフト」を写真で見る(41枚)
クルマのシフト操作はこれまで、マニュアルトランスミッション(MT)、オートマチックトランスミッション(AT)に関わらず、長らくレバー式による操作が一般的でした。
そのため運転席と助手席の間にあるセンターコンソール部には、ATとMTのシフトレバーがそれぞれ収まるように、一定のスペースが確保されていました。
ところが近年は多くの乗用車がAT専用となったことや、前席左右・前後のウォークスルーなどを考慮するミニバンや軽ワゴンなどが増えたこともあって、シフトをセンターコンソールには配置しないレイアウトも増えました。
さらにトヨタ「プリウス」に代表されるハイブリッドカーの多くが、手首や指先だけの簡単なクリック操作だけで動く斬新な電制(電子制御)シフト、いわゆる「プリウスシフト」を採用。
その先進的なイメージとともに、各メーカーのニューモデルへと広く普及するようになったのです。
そんななか、もはやシフトチェンジはレバーによる操作ではなく、より簡便なボタン操作へと切替えたメーカーも現れました。
国産メーカーのなかでも進んでいたのはホンダです。
2017年に発売された2代目のスーパースポーツ「NSX」にはMTの設定がなく、9速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)のみが用意されました。
そしてセンターコンソール部に採用されたのが「エレクトリックギアセレクター」と呼ぶボタン式の電制シフトだったのです。
ホンダのエレクトリックギアセレクターは、ブラインドタッチが可能なよう、バックギアやドライブギアのボタン形状を大きく変えることで、シフトミスを防ぐ工夫もされたものでした。
その後ホンダではエレクトリックギアセレクターを「CR-V」など各量販モデルにも展開。
2022年に発表された新型ミニバン「ステップワゴン」や、新型SUV「ZR-V」にも採用されるなど、その勢力はいまも拡大中です。
一方で、2022年11月にフルモデルチェンジした日産の新型ミニバン「セレナ」にも、新たなスイッチタイプの電制シフトが採用され話題を呼びました。
先代セレナでは、ハイブリッドの「e-POWER」モデルのみがクリック操作が可能な電制シフトを採用していましたが、新型ではガソリンモデル、e-POWERモデルともにスイッチタイプになっています。
新型セレナの電制シフトはホンダの縦方向レイアウトとは異なった形状となり、インパネ中央部に横位置で配置したのが大きな特徴です。
スイッチをひとつひとつ確認しながら操作するスタイルを採用したのは、これまでにない斬新さといえます。
新型セレナはガソリン車を今冬、e-POWER車を2023年春に発売するとしており、2022年12月中旬現在、試乗車などは販売店にまだ展開されていません。
試乗車や、実際に納車されたユーザーからの反応が気になるところです。
※ ※ ※
ボタン式シフトセレクターを持つのは日本車だけではありません。
むしろ海外勢のほうが展開は早く、古くは1950年代のアメリカ車に採用例があるほか、近年はイタリアなどのスーパーカーや高級車などを中心に、ボタン式シフトの採用例が定着しています。
日本でも今後ボタンスイッチタイプの斬新なシフトスタイルが普及するのか、2023年デビューのニューモデルにも注目です。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
発表5日で受注停止! 瞬時に5万台のバックオーダーを抱えたスズキ新型「ジムニーノマド」はいつ買える? じつは“意外や早く受注再開”されるかもしれない その理由とは
日産復活のカギはやっぱり[新型マーチ]!? ヤリスやフィットを超えるコンパクトカー誕生なるか!? 2025年度に発売確定!
トヨタ新「ハイエース」発売! “GRパーツ仕様”も発表! タフ感すごい「最強ゴツ顔」が激カッコイイ! 大人気のTRDエアロが「GRブランド」化して新登場!
“予約殺到”で5万台のバックオーダーを抱えたスズキ新型「ジムニーノマド」が発表5日で受注停止! ネットではどんな反響が集まっている?
怖すぎ!? 高さ4m「巨大つらら」発生でクレーン車が出動 国道の「ループ橋」で緊急除去作業へ SNSでは「作業ありがとうございます」感謝の声も
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
高速道路を「トラック横並び完全封鎖」で渋滞…むかつく風景が日常茶飯事な「意外な理由」とは? 逆に嫌がらせしたら「免許返納」レベル! 思わぬ「うっかり交通違反」にも注意
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
日産復活のカギはやっぱり[新型マーチ]!? ヤリスやフィットを超えるコンパクトカー誕生なるか!? 2025年度に発売確定!
発表5日で受注停止! 瞬時に5万台のバックオーダーを抱えたスズキ新型「ジムニーノマド」はいつ買える? じつは“意外や早く受注再開”されるかもしれない その理由とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント