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フォルクスワーゲン・アップGTI 予想を大きく上回る反響

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フォルクスワーゲン・アップGTI 予想を大きく上回る反響

もくじ

ー 第三のGTI ライバルはアバルト595
ー 初代ゴルフGTIとスペック比較
ー アグレッシブな外観 GTIロゴ、そこかしこに

ロードテスト フォルクスワーゲンUp! GTI ★★★★★★★★☆☆

第三のGTI ライバルはアバルト595

アップGTIは、日本でも先日発表されたばかりだが、欧州では困ったことが……。フォルクスワーゲンはヨーロッパのマーケットで、受注の一時停止を迫られている。

予想以上の受注を受けて、生産ペースを上げ、納品ペースを高める必要があったからだ。その後受注を再開したが、3ドアなら1万4055ポンド(207万円)、5ドアなら1万4455ポンド(213万円)という価格帯にもかかわらず、現在5カ月の納車待ちとなっている。

アップGTIは、アバルト595やヴォグゾール・アダムSの競合モデル。ライバルはそれぞれ1万5510ポンド(229万円)と18720ポンド(276万円)で、アップGTIは他に比べかなり安価なモデルといえる。

アップGTIは、フォルクスワーゲンがAUTOCARに明かしたGTIラインナップの最新作で、アップのモデルサイクル半ばで追加された形になる。

フォルクスワーゲンのベーシックな市販車開発部門とハイパフォーマンスを追求するR部門の共同開発で誕生。1976年登場の初代ゴルフGTIの精神を受け継ぐモデルというわけだ。エンジンのパワーアップやリアのダウンフォース向上、サスペンションの見直しなど、標準のアップに対してパフォーマンスやハンドリングの改善が図られている。



初代ゴルフGTIとスペック比較

アップGTIの1.0ℓ3気筒の直噴ターボは5000回転で115psを発生。これは595の1.4ℓ4気筒ターボと比べると30ps小さいが、アダムSの1.0ℓ3気筒ターボとは同等だ。アップGTIは997kgと軽量で、パワーウエイトレシオは1.15ps/kg。加えて2000-3500回転で20.3kg-mのトルクを発生する。

一方の初代ゴルフGTIは、1.6ℓ4気筒の自然吸気マルチポイントインジェクションエンジンを搭載して、110ps、14.4kg-mと今考えれば平凡だ。しかし、車重は810kgで、パワーウエイトレシオは1.35ps/kg。

アップGTIのエンジンは、エントリーレベルのゴルフにも用いられるもの。アイドリングストップ機構やエネルギー回生システムの他にも、ガソリン微粒子捕集フィルターを搭載することで、WLTP(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)の排出基準に適合している。

その他の専用装備に、サウンド・アクチュエーターがある。これはエグゾーストノートを合成する機能で、ドライバーは999ccを超えたサウンドを味わうことができる。

ミッションは近接したギア比の6速マニュアルで、前輪を駆動する。0-100km/h加速は8.8秒、最高速は196km/hだ。これに対し、オリジナルのゴルフGTIはそれぞれ9.0秒、182km/hである。

当然、足回りにも手が加えられている。前マクファーソンストラット、後トーションビームの組み合わせは標準と変わらないが、専用レートのスプリングとダンパーが採用され、他のアップに比べて最低地上高は15mm低くなっている。



アグレッシブな外観 GTIロゴ、そこかしこに

外観には古典的なGTIのモチーフが散りばめられ、スタイリッシュに生まれ変わっている。

新しいフロントバンパーには冷却ベントが追加され、そのひとつはバンパー下端に細長く伸びている。グリルはプラスチック製のハニカムメッシュで覆われ、コーナリングライト機能を備えた丸いフォグランプを追加。この上にはGTIのバッチが掲げられ、ヘッドランプをつなぐ特徴的な赤いラインが与えられている。

GTIのバッチは他にも、フロントフェンダーやドア下部のストライプ、グロスブラックのミラーキャップ、17インチのブランズ・ハッチ・アロイホイール、赤く塗装されたフロントブレーキキャリパーなど、様々なところに散りばめられている。

リア周りでは、テールゲート上部に独自形状のスポイラーを装備し、バンパーも新規設計。さらにゲート下部にはフロントと同様に、GTIのバッチと赤いラインが入る。

インテリアも見ておこう。まずはダッシュボードの赤いピクセル柄のガーニッシュや、タータンテェックのファブリックシートが目に入る。その他にもブラックのルーフライナー、フラットボトムの赤いステッチ入りマルチファンクション・ステアリングホイール、シルパネルのGTIロゴも専用品だ。スポーティなGTIモデルらしく、ブラックレザー張りのハンドブレーキ・レバーや、ギアノブにGTIロゴが入るのも特徴だ。

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