日々技術が進化し、新しい提案が生まれる自動車界。多くのメーカーがしのぎを削り、多くのユーザーや多くのファンが新たに生まれてくる新製品を待ち望み、既存製品に命を載せて使っている。
そんな自動車界でも、いやそんな自動車界だからこそ、たまに「がっかりすること」に直面することもある。
【追いついたか! まだまだなのか!?】 欧州車vs日本車 乗り心地&エンジン編
自動車専門メディアではなかなか言いづらいことではあるが、それでもどうしても言っておかねばならないこともある。
そんなわけで、ここ最近の自動車界に関して、「これはがっかりした」ということ、もの、出来事を集めてみました。
文:鈴木直也、渡辺陽一郎
■安全装備が古いまま売られている旧世代車たち
現行型(3代目)エスティマは2006年デビュー。人気車だったがすでに12年目を迎えており、さすがに各所に古さが見える
最近はトヨタですら国内専用車のモデルチェンジにコストがかけられない時代。例えば、エスティマやプレミオ/アリオンなど、10年以上継続生産されているクルマが増えている現状がある。
そこで気になるのが、安全性についてだ。
衝突安全性や自動ブレーキの普及など、10年前に比べるとクルマはずっと安全になっている。
継続生産車でもそこをキャッチアップしていれば文句ないのだが、キューブやマーチみたいに衝突軽減ブレーキすら付かないクルマが残っているのは実に残念。
ここは後回しにしちゃいけない分野だと思う。(鈴木直也)
■フルチェンジと思ったらマイチェンだった2台
マツダのフラッグシップセダン、アテンザも6年め。マイチェンで進化したものの、そろそろ根本的な刷新がほしいところ
前項と似た話になるが、マイナーチェンジを頻繁に行い、常に進化させるのは大切。ただそうはいってもフルモデルチェンジをまったく行わないのは問題だ。走行性能から居住性まで根本的な進化が望めない。ユーザーやその車種を取り巻く社会の変化に対応できなくなる。
たとえばエスティマは2006年の発売で古さが目立つ。(今年4月に小変更で搭載された)緊急自動ブレーキも、歩行者を検知できない。直球で言うと、ヴェルファイア/アルファードをベースにフルモデルチェンジすべきだ。
またアテンザは今年5月にマイナーチェンジを実施したものの、現行型を継続販売。現行型は2012年の発売で(他の旧世代車に比べると)さほど古くないが、同時期に発売されたCX-5はフルモデルチェンジを受けている。アテンザ、冷遇されているんじゃないですか?(渡辺陽一郎)
■VWポロ、しっかりしてくれ。エンジンはうるさく後席は狭い
今年(2018年)3月に6代目となる新型(日本仕様)が発売されたVWポロ。7月にはGTIも発売されたが…
ここ最近デビューしたクルマで「これはダメでしょ…」と思ったのが、新しくなったVWポロの3気筒1Lターボ。先代型の4気筒1.2Lターボに比べると、2000回転以下を中心に、3気筒を意識させるゴロゴロとしたノイズが気になる。さらに、7速DSGは走行状態によって変速に時間を要する。
そして3ナンバーサイズモデルになったのに、後席の足元空間が狭い。先代型と比べて若干広くなった程度。身長170cmの大人4人が乗って試してみたが、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ1つ半という狭さ。長時間の4名乗車には適さないと思う。(渡辺陽一郎)
■ジャガーE-PACEはスタイルにも走りにも「洗練」がなく期待外れ
今年(2018年)2月に発売開始されたジャガーE-PACE。ジャガーブランドのコンパクトSUVで価格は451万円~
E-PACE、実車を見ると前後方向の「寸づまり感」が気になる。それも無理ないことで全幅と全高は兄貴分のF-PACEに近いものの、全長だけが33cmも短い4410mm。コロッと可愛いんだけれど、伸びやかなバランスに欠ける。
また走りっぷりは軽快かつスポーティだが、ちょっと荒々しさが残る。249psの2Lターボのパワーに不満はないが、サスペンションの挙動を含めてジャガーに期待される「洗練」とは縁遠い。やっぱり「エントリージャガー」という位置づけなんでしょうね。(鈴木直也)
■セレナ、「自動運転技術」と宣伝するならちゃんとして
日産セレナの「プロパイロット」。運転支援技術としての性能は他メーカーと比べると優れた部分もあるのだが、「自動運転」と宣伝するのはどうなんだそれ…
セレナのプロパイロットは「自動運転技術」と宣伝されているが、実際は運転支援機能だ。しかも作動に不満があり、操舵支援は直線路でもハンドルが常に小刻みに動き、車両が左右に動いてしまう。
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)も反応が鈍く、先行車が加速したあとなどは車間距離が開きすぎる。セレナ自体の挙動が緩慢だからプロパイロットの制御も遅れやすい。どうにかならないものか。(渡辺陽一郎)
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