新型スープラと共同開発をおこなったことでも話題の新型BMW Z4が、2019年春にいよいよ日本導入!
BMW Z4といえば、後輪駆動の2シーターオープンカーとして、その大きすぎないサイズ感も魅力的な存在。スープラの走りも占う新型Z4を実際に走らせると、そのキャラクターは先代からガラリと変貌しているという。
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スポーティ色を強めた新型Z4、その走りから察するに新型スープラも相当刺激的で間違いなし!? 新型スープラは2019年1月14日より開催される米国デトロイトショー初披露、同4月に発売予定だ。
文:渡辺敏史/写真:BMW
ベストカー 2018年12月10日号
新型Z4の寸法はスープラとほぼ同じ!
■新型 BMW Z4の特長をざっくり言うと…
・ボディサイズ拡大もホイールベースは縮小
・回頭性が圧倒的に向上
・初代に設定されたソフトトップを再び採用
・トランクスペースなど実用性の向上
・直6、3Lツインターボエンジン搭載のM40i設定
・90系 新型スープラとの共同開発車
初代Z3のスポーツカー方向から2代目のクルージングカー方向へと、市場でのZ4の評価はこれまでBMWの思惑とは違った方向に揺れてきた。新型Z4のシャシーエンジニアリング担当者は、そこをスポーツカーの側に是正することが開発の最大のテーマだったという。
新型Z4のディメンジョンは、全長が前型に対して85mm長い4324mm、全幅は74mm広い1864mm、全高が13mm高い1304mmとなる。一方でホイールベースは26mm短い2470mmだ。
つまり、寸法的にはすでに発表されている90系スープラとほぼ同一、基本ジオメトリー的にも重なることが想定される。今回の新型Z4の試乗会では、これも含めたトヨタとの協業に関しての質問は本社サイドに完全にブロックされてしまった。
頂点グレードは直6ターボ搭載でボクスターに肉薄
新型Z4のグレード構成は搭載エンジンによって「20i」、「30i」、「40i」に区別される。このうち「20i」と「30i」にはチューニング違いの直4、2L直噴ターボを搭載、最高出力は「20i」が200ps、「30i」が262psとなる。
そして、今回試乗したのはローンチエディションに相当する「40i」。B58系直6、3L直噴ターボは345psのパワーを5000~6500rpmの範囲で、そして51.0kgmのトルクを1600rpmから発揮する。
いずれも組み合わせられるのは、ロックアップや変速速度をスポーティにセットアップしたローンチコントロール機能付きの8速ATで、「40i」の場合は後軸メカニカルLSDも標準装備。その最高速は250km/hに自主規制されるが、0-100km/h加速は4.6秒と動力性能はポルシェ 718ボクスター Sに肉薄する。
ルーフの幌化によって得られた40kgの軽量化は、車体剛性向上などの動的質感対策に使われつつ、並行して281Lの容量を確保したトランクスペースやシートバックにわずかながらも設けられたストレージなど、実用性の向上は90系スープラも享受することになるだろう。
先代に対して操舵一体感の差は歴然! スープラの走りにも期待
新型Z4も生産はマグナシュタイアのグラーツ工場が担当するが、内外装の質感は同級のライバル、ボクスターやジャガーFタイプあたりと比べても劣ることはない。
新型Z4で最も驚かされたのはその走りだ。ステアリングのギア比はバリアブルだが操舵初期からグイグイとゲインが立ち上がり、ノーズは面白いように向きを変える。
“長いノーズを振っていく感”がつきまとう先代に対しての操舵一体感の差は歴然で、好戦的なホイールベース/トレッド比も手伝ってその回頭性は前述のライバルたちを寄せ付けない。
一方で直進時の舵の保持には慣れるまでやや気を遣う、それほどにクイックということだ。
とはいえ、その機動力を支える足回りは、乗り心地と踏ん張りとのバランスをみごとに両立させているから、直列6気筒エンジンのサウンドを存分に鳴らしてのドライブにも不安はない。
ともあれ、この新型Z4のスポーティ側への激振れをみるに、さらに高剛性な90系スープラの走りは相当に刺激的であることは間違いないだろう。
■新型 BMW Z4 主要諸元(M40i)
全長×全幅×全高:4324×1864×1304mm
ホイールベース:2470mm
トランスミッション:8AT
駆動方式:FR
エンジン:直6、3L DOHCツインターボ
最高出力:345ps/5000-6500rpm
最大トルク:51.0kgm/1600rpm
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