ドイツ車とは争わない ドライバー中心のインテリアを
アルファ・ロメオは2025年、親会社であるステランティスの新しい電子(E/E)アーキテクチャを市販車に導入する予定だが、同ブランドCEOのジャン=フィリップ・インパラート氏は、これがインテリアデザインの全面的な刷新につながるわけではないと説明する。車載技術においてドイツ車と張り合うつもりもないという。
【画像】クルマとの「対話」重視のブランド【アルファ・ロメオの最新モデル3車種を写真で見る】 全60枚
「メルセデスがデジタル技術でやっていることは、もちろん尊敬しています」とインパラート氏はAUTOCARに語った。
「しかし、アルファ・ロメオのお客様は車内に幅1.0mのインフォテインメント・スクリーンを求めているわけでも、200種類ものデジタルアシスタンス・システムのオン/オフを求めているわけでもありません」
「2025年、アルファ・ロメオはステランティス・グループのまったく新しい電子アーキテクチャである『STLAブレイン』を初めて導入します。しかし、クルマの伝え方やお客様へのアピール方法は変わらないでしょう。自分たちの強みを発揮し続けなければなりません」
アルファ・ロメオの顧客調査によると、同ブランドの購買層は、クルマにキャノッキアーレ(cannocchiale、伸縮式)のダブルカウルのインストゥルメントパネルを装備し、クルマのコンディションに関するドライバー固有の情報を表示しながらも、不必要な情報で混乱させないインフォテインメント・システムを望んでいるという。
「キャノッキアーレの導入は絶対です。モデルによっては、現在よりも大きなセンターディスプレイを持つことになるでしょう」とインパラート氏は言う。
「また、より大きなヘッドアップディスプレイに、まるで前方の道路に投影された『ゴーストカー』のようなものを表示させ、運転しながら自車の位置を確認できるようにするというアイデアも気に入っています」
「これはアルファがやるべきことのように感じます。クルマの運転をサポートし、そのプロセスに夢中にさせてくれる。3週間先の天気なんか知る必要はない、運転するためにここにいるのだから」
自動運転技術に関しては、「運転したい」と「運転されたい」という別々の走行モードを将来のモデルに搭載し、ドライバーは走行開始時にどちらかを選択することになり、半自動運転と完全な人間制御の間に混乱を生まないことを目指すという。
「しかし、どのようなシステムが付加価値をもたらし、どのようなシステムは排除すべきかを知ることが重要です」
「わたし達の仕事は、競合他社が持っているからと言って、あらゆる車線維持、利便性、衝突回避システムを提供することではありません。選択的(義務的でないこと)でなければなりません」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
普通のメーター類だけにした方が楽。
運転は前見てするもので、モニターを見てやるものじゃない。