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韓国ヒョンデが超レトロ高級セダン「グレンジャー」発表! なぜ日本の高級セダン「デボネア」に似てるのか

掲載 更新 81
韓国ヒョンデが超レトロ高級セダン「グレンジャー」発表! なぜ日本の高級セダン「デボネア」に似てるのか

■レトロとモダンを融合させて生まれ変わったグレンジャー

 日本再進出が噂されるヒョンデ(ヒュンダイ)ですが、2021年11月に高級セダン「グレンジャー」のEVレストモッドコンセプトである「ヘリテージシリーズ グレンジャー」を発表しました。
 
 どこか懐かしいデザインのグレンジャーとはどのようなモデルなのでしょうか。

【画像】どこかで見たことあるような高級セダンが超オシャレ! 豪華過ぎる内外装を見る!(12枚)

 2009年を最後に日本の乗用車市場から撤退するも2020年ころから日本語のウェブサイトも整備するなど日本再進出が着々と進む韓国最大の自動車メーカーとなるヒョンデ。

 日本再進出を果たすとすれば、燃料電池車(FCV)の「ネッソ」や電気自動車(EV)の「アイオニック」シリーズなどの電動車中心のラインナップとなることが見込まれます。

 そんななか、ヒョンデが発表したのが前述のヘリテージシリーズ グレンジャーで、「レストモッド」とは、旧車などを現在の技術で修復させることを指し、単なるレストアの域を超えて、過去と現在を融合させた新たなクルマを作り出すことを意味します。

 今回発表されたグレンジャーのコンセプトモデルは、初代グレンジャーの登場から35周年を記念して製作されたものです。

 1986年に登場したグレンジャーは、当時のヒョンデのフラッグシップセダンとして、1988年に開催されたソウルオリンピックでVIPを送迎することなどを目的に開発されました。

 実際には当時ヒョンデと提携関係にあった三菱が開発の多くを担当しており、同時代の三菱の高級セダンである「デボネア」と共通点の多いモデルでした。

 ヘリテージシリーズ グレンジャーでは、そんな初代グレンジャーをベースに、パワートレインをモーターとバッテリーに換装したEVとし、さらに内外装のデザインや機能を現代風にアレンジしています。

 例えば、エクステリアデザインでは、全体的なプロポーションは往年のグレンジャーのイメージを保っていますが、サイドミラーやホイールはより現代的なものへと変更。

 ヘッドライトとテールライトもピクセルスタイルLEDを採用し未来的なイメージが強調されています。

 インテリアでは、オリジナルのグレンジャーにインスパイアされたバーガンディベルベットのシートが目を惹きます。

 シフトレバーも1980年代をほうふつとさせる飛行機のようなスロットルレバーのようなデザインとなっているほか、ステアリングもシングルスポークのものとなるなど、全体的にレトロな空間が広がっています。
 
 一方、ダッシュボードには、タッチ式の超ワイドなフラットスクリーンディスプレイが鎮座し、サウンドデザイナーによって開発された18スピーカーのサウンドシステムも備わります。

 ヒョンデは、ヘリテージシリーズ グレンジャーのインテリアに対して「ニュートロ(ニューとレトロを組み合わせた造語)」というコンセプトを適用し、新旧の融合を見事に実現しています。

 ヒュンダイデザインセンターのHaksoo・Ha氏は次のように述べています。

「デザイナーが未来を考えるとき、過去に作ったものを振り返り、そこからインスピレーションを得ることは重要なことです。

 ヘリテージシリーズ グレンジャーは、ヒョンデの歴史の重要な部分を、ヴィンテージとコンテンポラリーを融合させたユニークなデザインで再解釈したもので、EV時代の無限の可能性を反映しています」

※ ※ ※

 品質面に課題があり、かつて日本で正規販売されていた際には満足のいく成果を挙げられなかったグレンジャーですが、EVへと生まれ変わり、最新の技術がふんだんに用いられたヘリテージシリーズ グレンジャーであれば、日本市場でも新たな価値を出せるかもしれません。

 ただ、残念ながら、現時点ではこのヘリテージシリーズ グレンジャーは日本を含むどの市場でも販売される予定はないようです。

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みんなのコメント

81件
  • リアビューが85年頃のシボレー・カプリスの様なアメ車っぽくてなかなかいいと思うけどなあ
  • マツダだってヨーロッパ車にそっくりじゃん…。
    韓国の事言えるのかね…。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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