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【人気モデル研究】生活を楽しむBEV。日産サクラが提唱する未来志向のライフスタイル

掲載 24
【人気モデル研究】生活を楽しむBEV。日産サクラが提唱する未来志向のライフスタイル

走りは「上質コンパクト」という印象。モーターの魅力を実感

日産サクラG 価格:304万400円
総合評価/73点
CDテストモード電費/10.9km/kWh

【クルマの通知表】日本に電動車時代を告げるKカー、受注再開した日産サクラの完成度をユーザー目線でチェック

 サクラは日産BEVのエントリーモデルであり、軽自動車のフラッグシップに位置づけられる。プラットフォームを含め、デイズと共通性が高いが、内外装は別もの。新鮮な印象を受ける。インテリアは上質で、広い範囲に配されたファブリックや大型ディスプレイが目を引く。後席はリクライニングと前後スライドが可能で、最後端にしたときの広さは驚くほどだ。

 モータースペックは64ps/195Nm。ドライブしてまず感じるのは、非常に乗りやすいこと。俊敏で力強い加速と、静かで滑らかな走りは、通常エンジン車とは一線を画する。最大トルクは軽ターボの2倍に近い。交通の流れに乗せるのもラクだ。

 エコモードでもモーター駆動の強みでストレスを感じる場面はないが、市街地は車速をよりコントロールしやすいノーマルモードが適する。スポーツモードはキビキビとした走り味が楽しめる。

 ハンドリングはスッキリとしていて気持ちがよい。BEVの強みで重心が低く、運転していて安定感を感じる。動力性能面でも運動性能面でも、軽自動車とBEVは相性がよいものだとつくづく思った。乗り心地は前席については良好。後席は足回りのストロークが短い影響で、少し硬さを感じる。

 実走の電費計測結果は上々。WLTCモードで180kmという航続距離は、実際の走行感覚にかなり近い。充電は短時間でSOC(バッテリー充電率)がみるみる上がっていく。SOCが高くなっても充電電力の落ち込みは小さい。リーフにはないバッテリー冷却システムを採用した効果に違いない。
 サクラは、乗ってみたいと感じさせ、実際にドライブすると、「いいな!」と思うBEVである。

Brief Comment

 Kカーゆえに伸び悩む項目もあれば、BEVだから有利な項目もあり、全体としては73点になった。走りの質や使い勝手などは、Kカーという制約を抜きにしても高く評価できる。電費の数値については、BEVになじみのない人にはイメージしづらいかもしれないが、10km/kWhを超えるというのはかなり優秀と認識いただいていいだろう。サクラは、日常ユースを楽しむのに最適な環境先進車、静かで快適なBEVといえる。

日産サクラ主要諸元

グレード=G
価格=304万400円
全長×全幅×全高=3395×1475×1655mm
ホイールベース=2495mm
車重=1080kg
モーター最高出力=47kW(64ps)
モーター最大トルク=195Nm
WLTCモードEV走行換算距離=180km
駆動用バッテリー総電力量=20kWh
駆動方式=FF

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みんなのコメント

24件
  • サクラの実航続距離は140km程度
    実際は残り50kmを切ると精神衛生上よろしくないので充電が必要。つまり100km程度がストレスなく走れる距離。
    この事を知って運用するべき。
    私は40kwhリーフですが200km程度。
    サクラだと半分の航続距離なので、充電頻度を考えると、かなり手間になることは予測できます。
  • 近所の買い物カーなら、アリ。
    これ一台では旅行には行けないよ。
    行動範囲が、鎖に繋がれた犬のがとくに狭い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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