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日産 サクラ【3分で読める国産車解説/2023年版】

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日産 サクラ【3分で読める国産車解説/2023年版】

日産 サクラ(NISSAN SAKURA)
現行モデル発表日:2022年5月22日
車両価格:294万3700円~304万400円

走りも使いやすさも次世代のサブカーにふさわしい
日産 サクラの車内はコンパクトなボディからイメージするよりもずっと広々としていることに驚くはずだ。さらには、各席の周囲には大小の収納スペースやポケットが機能的に設けられている細やかさも、さすが日産車といったところ。リアシートはリクライニングと前後スライドが可能で、後席の乗員と荷室の使用状況にあわせてアレンジできるのも助かる。

日産が新型軽電気自動車「サクラ」を発表。モビリティの変革を目指して、実質178万円からの超野心的価格を設定

走りでは“100%モーター駆動”の力感はあなどれない。小柄なボディだが、1.5Lガソリンターボ車並みの最大トルクがあるので、加速力はなかなかのものだ。とくにこれまでリッターカーに乗り続けてきた人がサクラに乗ったとしても、動力性能に不足は感じないはずだ。静かかつなめらかで力強い走りは、日々のちょっとしたお出かけを快適にしてくれるに違いない。さらにアクセルペダルの操作だけで加減速をコントロールできる「e−ペダル」を駆使すれば、ペダルを踏み換える頻度が減り、ラクに運転できるようになる。

また、駆動用バッテリーを床下に収めたことで、全高のわりには重心が低く、前後重量バランスも良いのでフットワークは安定している。先述の鋭い瞬発力と相まって、意のままに操れるのも強みだ。

コンパクトなBEVの場合、航続距離が不安だという人もいるだろう。しかし軽自動車とコンパクトカーユーザーの約80%は1日の走行距離は50km以下という調査結果があり、サクラの20kWhのバッテリー容量と180kmの航続距離は、これに基づいて設定された。また、小ぶりなバッテリーは充電が短時間で済む利点もある。ちなみにサクラの充電時間は30kW以上の急速充電器を使った場合、バッテリー警告灯が点灯した状態から約40分で80%まで充電することができる。

ただし、このバッテリー容量は一般的なハイブリッドカーに比べるとはるかに大容量。これを駆使して、サクラに蓄電した電気を用いて出先で家電製品を使ったり、機器を介してクルマから家庭に給電するV2H(ヴィークル to ホーム)にも対応する。さらに、先進運転支援装備が充実していることも大きい。プロパイロットを選択すれば高速道路も疲れ知らずで安心して走れるうえに、ほぼ自動で停めたい駐車枠にクルマを入れてくれるプロパイロットパーキングもある。こうしたスグレモノが選べるのもサクラならではの強みだ。

すでに輸入車をメインカーとして使っている場合でも、サクラにはそれにはない魅力とサブカーとして満足できる実力がある。暮らしを便利で快適なものにしてくれるはずだ。

日産 サクラ G 主要諸元


●モーター:交流同期電動機
●バッテリー容量:20kWh
●最高出力:47kW(64ps)/2302-10455rpm
●最大トルク:195Nm/0-2302rpm
●駆動方式:FWD
●サスペンション形式:前ストラット、後3リンク
●タイヤサイズ:155/65R14
●車両価格:304万0400円

[ アルバム : 日産 サクラ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

1件
  • kus********
    そうなんだよね。この車のユーザーはおそらくセカンドカーにICE HVを持っている人。
    すでにセカンドカーにEVを持っているユーザー、たとえばリーフだと、車格落ち。
    家内のリーフの買い換えにさくらを勧めたら、軽は嫌の一言で却下。リーフになりました。アリアは高くて手が出せず。
    旧型は捨てようかと思ったら、娘が欲しいと言い出してめでたく収まった。
    EVって壊れないから12年目でも娘の日用にはさくら以上に走れる。
    となると、これからのEVに必要なのはPCのようなアップデート機能が必要なのだろうなあ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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