■全車ハイブリッド仕様で登場
トヨタの中国の合弁企業となる一汽トヨタは、2021年8月27日に新型「クラウンクルーガー」を発売しました。クラウンブランドとして初めてのSUVとなりますが、どんなクルマなのでしょうか。
【画像】全長5m超で3列SUV化!トヨタ新型「クラウンクルーガー」はどんなSUV? 実車を画像で見る(40枚)
一汽トヨタが「『クラウン』と『ランドクルーザー』のふたつの強力な遺伝子を継承」したと説明する新型クラウンクルーガーは、プラットフォームにTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用。
ボディサイズは全長5015mm×全幅1930×全高1750mmで、エントリーモデル(5人乗り)を除く全グレードで7人乗りという仕様で登場しました。
外観は、フロントグリル中央に輝く王冠のエンブレムが存在感を示すほか、シャープな3連LEDヘッドライト、LEDテールランプが凛としたイメージを強調します。
車内は、フロントガラスをはじめとした随所に遮音ガラスを採用したほか、遮音材や制振材も多用されたことで優れた静粛性を実現。
搭載されるパワートレインは、モーターに熱効率41%を達成した2.5リッターエンジンが組み合わされる、システム最高出力249馬力のハイブリッドシステムが採用されました。 駆動方式は2WDとE-Four(電気式4WD)の2種類です。
予防安全装備として、新世代型の「トヨタセーフティセンス」が搭載されるほか、パークアシストシステム、パノラミックモニタリングシステムなどの先進装備も搭載されます。
一汽トヨタは、中国におけるクラウンブランドについて「単一車種からプレミアムサブブランドへと飛躍した」と説明。
一汽トヨタの胡少浩氏は、「クラウンブランドは、もはやセダンに限定されるものではなく、複数のカテゴリーのモデルをカバーし、深い伝統を持つ個性的な魅力を実現するブランドとしてアップグレードされました。
新しいクラウンブランドを、環境保護や社会的責任を果たしながら、究極の品質と快適な走行性を兼ね備えたブランドに育てていきます。
新型クラウンクルーガーの発売は重要なマイルストーンであるだけでなく、2022年までに年間100万台の販売を目指している一汽トヨタの、確固たる信念と決意を表しています」とコメントしました。
一汽トヨタはクラウンブランドのミニバン「クラウンヴェルファイア」も発表しており、新型クラウンクルーガーとあわせて新たなクラウンブランドを構築していくと見られます。
中国市場における新型クラウンクルーガーの価格は、27万5800元から35万8800元(日本円換算で約468万円から約609万円)に設定されます。
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