現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハSクラスの新型を発表

ここから本文です

メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハSクラスの新型を発表

掲載 更新
メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハSクラスの新型を発表

メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2017年9月8日、新型の「メルセデス・マイバッハSクラス」を発表し、全国の正規販売店ネットワークを通じて予約注文の受付を開始した。なおデリバリーはS560・4MATICが9月より順次、S560とS650は12月頃からの開始を予定している。

1920年代から美しいスタイルと贅を尽くした高級感で人々を魅了した伝説の名車が「マイバッハ」。それがメルセデス・ベンツの傘下で「究極のエクスクルーシブ性」を追求する威厳と風格を備えたブランドとしてまったく新しく生まれ変わったのが、「メルセデス・マイバッハ」だ。メルセデスによる最新鋭のテクノロジーを備え、きわめてゆったりとした室内空間にプレステージ感あふれるデザインとクラフトマンシップにより仕上げられた素材を随所に採用した、新しい高級車の形を提供している。

メルセデス・マイバッハSクラスは、Sクラスのロングモデルよりさらに20cm長いホイールベースを持つ。Cピラーには丸みのある三角形の中に2つのMをあしらったMaybach Manufaktur(マイバッハ・マヌファクトゥーア)のエンブレムが装着されている。今回のマイナーチェンジでは、Sクラスセダンと同様に光ファイバーによる3本のラインが特徴的なヘッドライトを採用し、フロントグリルに「MAYBACH」ロゴを新たに入れている。またS650ではヘッドライト下のバンパーデザインを変更することで、V型12気筒ツインターボエンジンに対する冷却効果を高めて、効率化にも貢献している。

リアコンビネーションランプには満天の星空の輝きを想起するLEDのクリスタルルックを採用。被視認性を確保しながらも、状況によって発光量を調整することにより眩惑を防ぎ、見た目の華やかさだけでなく、安全性にも寄与する。また、そのLEDリアコンビランプが内側から外側へ、下側から上側へと流れるように解錠&施錠時に点灯するカミングホームファンクション機能も新たに導入している。

インテリアは、最高の素材を最上のクラフトマンシップで仕上げたウッドトリムが、美しいカーブを描きながらリアシートを取り囲む。センターコンソールのウッドトリムにはMAYBACHのレタリングを、フロントセンターアームレストとリアアームレストにはMaybach Manufakturのエンブレムが飾られている(designoスタイルパッケージ選択時を除く)。

また、美しいカーブを描くダッシュボードからドア、シートまで流れるような一体感のあるデザインコンセプトを継承しながら、大型のコックピットディスプレイや、タッチコントロールボタン付きのマルチファンクションステアリング、カラーがゆっくりと変化し続けるマルチカラーアニメーションを搭載した64色のアンビエントライトなどの装備により、フラッグシップモデルにふさわしいエレガントでエクスクルーシブな室内空間を演出している。

リアシートは左右とも座面の下からせり上がるレッグレストを備え、スイッチ操作でバックレストが43.5度までリクライニングが可能なエグゼクティブシートを採用。ルーフラインの形状変更によって、ヘッドクリアランスもSクラスより余裕を拡大。なお、後席からも助手席を自動で前方にスライドしながら倒せて、ヘッドレストの折りたたみも可能なショーファーポジション機能も備えている。

また今回、ファーストクラスパッケージを選択すると、リアシートのアームレスト後端に備えられたサーモスタット制御のクーリングボックスで冷やした飲み物を、ドイツの歴史ある高級銀食器メーカー、ロベ&バーキング社がマイバッハ専用に製作したシャンパングラスで楽しめるようになった。このグラスは専用の収納スペースを備え、使用時には専用の台座に固定可能。また、片手で簡単に出し入れが可能な左右リアシート用格納式テーブルも備えている。

機能面では今回、インテリジェントドライブがさらに進化したことが特筆できる。このインテリジェントドライブとは、レーダーセンサーやステレオマルチパーパスカメラ、 超音波センサーにより自車の周囲を常に監視する複合的なセンサーシステムにより、先行車両や横切る車両、後方車両、対向車に歩行者などを検出し状況を判断。アクセルやブレーキ、ステアリングを自動でアシストすることで、ドライバーの負担を軽減し安全性と快適性を向上させるものだ。

先行車との車間距離を維持するアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックは高速道路走行中の自動再発進機能を新たに備え、停止後30秒以内であればアクセルを踏まなくても自動的に発進するようになった。またステアリング上にスイッチを配置したことで、より直接的に操作機能ができるように改善された。アクティブステアリングアシストも強化され、車線が不明瞭な場合や検知できない場合でも周囲の車両やガードレールなどを検知してアシストを実行。高速道路上での車線変更をアシストするアクティブレーンチェンジングアシストは一定の条件下(約80km/h~180km/hで走行中など)なら、ウインカーを操作すると、行き先の車線に車両がいないことをシステムが確認して自動で車線を変更してくれる。

また、緊急時のステアリング操作をアシストする緊急回避補助システム、衝突時の衝撃音から乗員の耳を保護するPRE-SAFEサウンドなどの新機能を採用したほか、歩行者に加えて交差点での車両飛び出しにも自動緊急ブレーキが作動するアクティブブレーキアシスト(歩行者/飛出し検知機能付き)も備わり、全方位の安全性を高い次元で実現している。

セグメント最長の照射距離を誇るウルトラハイビーム付きのマルチビームLEDも今回導入された。さらに快適な乗り心地を実現するサスペンションシステムのマジックボディコントロール(S560・4MATICを除く)には、コーナリング時にバイクのライダーのように車体を内側に傾ける(最大2.65°)ことで、乗員に働く横加速度を軽減。より安定した爽快なコーナリングを実現するダイナミックカーブ機能を追加している。

今回最後の大きなエポックとして、自動車が通信することによりユーザーの利便性を向上する先進的なテレマティクスサービスMercedes me connect(メルセデス・ミー・コネクト)の搭載が挙げられる。これは24時間緊急通報サービスなどを最長10年間無償で提供する「安心安全サービス」、リモートパーキングアシストなどを3年間無償で提供する「快適サービス」、24時間コンシェルジュサービスを1年間無償で提供する「おもてなしサービス」の3つのサービスカテゴリーから構成される。

新型マイバッハSクラスのラインアップは、低負荷での走行の際に4気筒を休止して燃料消費とCO2排出量を抑制する4.0LのV型8気筒直噴ツインターボエンジン搭載し、最高出力345kW(469ps)と最大トルク700N・mを発生するメルセデス・マイバッハS560、同じくこのエンジンとメルセデス最新の四輪駆動システムを搭載したメルセデス・マイバッハS560・4MATIC、最高出力463kW(630ps)、最大トルク1000N・mを発生する6.0LのV12エンジンにより、滑らかなフィーリングと静粛性を実現するメルセデス・マイバッハS650の3グレードを設定している。


この記事を画像付きで読む(外部サイト)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
AUTOCAR JAPAN
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
グーネット
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
AUTOSPORT web
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
AUTOSPORT web
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
くるまのニュース
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
AUTOCAR JAPAN
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
AUTOSPORT web
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
AUTOSPORT web
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
乗りものニュース
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
くるまのニュース
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
VAGUE
輪留めは物理的なブレーキであると共に気もちのブレーキとしても重要! 輪留めがプロドライバーの意識を高めていた
輪留めは物理的なブレーキであると共に気もちのブレーキとしても重要! 輪留めがプロドライバーの意識を高めていた
WEB CARTOP
グーマガ 今週のダイジェスト【12/14~12/20】池田直渡氏、吼える!
グーマガ 今週のダイジェスト【12/14~12/20】池田直渡氏、吼える!
グーネット
[DSP大全]「イコライザー」をプロ並みに使いこなすスペシャル・テクを紹介!
[DSP大全]「イコライザー」をプロ並みに使いこなすスペシャル・テクを紹介!
レスポンス
ホンダウエルカムプラザ青山が本社ビル建て替えのため2025年3月31日で休館。最後のイベントを開催へ
ホンダウエルカムプラザ青山が本社ビル建て替えのため2025年3月31日で休館。最後のイベントを開催へ
AUTOSPORT web
F1タイヤの34%が未使用で”ムダ”に。ピレリのデータから浮き彫りになる対策の必要性
F1タイヤの34%が未使用で”ムダ”に。ピレリのデータから浮き彫りになる対策の必要性
motorsport.com 日本版
どうして隣の車にビタ付きで走るの…? 謎の「トナラー運転」の行動心理を交通心理士がズバリ解説
どうして隣の車にビタ付きで走るの…? 謎の「トナラー運転」の行動心理を交通心理士がズバリ解説
乗りものニュース
レクサスの“小さな高級車”「LBX」がスゴい! 全長4.2mの小型ボディに“クラス超え”高級インテリア採用! どんなモデル?
レクサスの“小さな高級車”「LBX」がスゴい! 全長4.2mの小型ボディに“クラス超え”高級インテリア採用! どんなモデル?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1556.02289.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.92080.0万円

中古車を検索
Sクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1556.02289.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.92080.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村