2月15日に行われた2020年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンの競技2日目を終え、各ドライバーからコメントが発表されている。
■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合6番手
「パフォーマンスの点では、今日の展開には満足している。僕たちはベストを尽くしたし、状況を最大限に利用しようとしていた。同時に僕たちはクレバーになって、ばかげたミスを避けなければならなかった」
「これまでのところすべて順調だが、望む順位につけることができていないのは期待外れだし、苛立ちが募る。非常に短いラリーだから、ドライビングだけで失ったタイムを挽回するのは難しい」
「明日の最終ステージでは、自分たちのリズムを維持していき、チャンピオンシップを見据えて、どれだけポイントを獲得できるかがポイントだ」
●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合2番手
「満足しているとまでは言えないが、僕たちは着実に進歩を遂げているし、走行中に貴重な経験を得ている。まだフィーリングと自信が少し欠けているが、それは僕の走行時間が少ないせいだろう」
「これからも新しいことが多くあるし、学ぶべきこともある。僕たちは段階的に進んでいて、つねに改善を図っているし、ペースを出すために何をする必要があるか理解している」
「(トップから)大きく離されているわけではないが、これだけの差があるのはうれしくない。短いイベントにしては、しっかりとしたスタートを切れたし、今後さらにスピードは上がってくるはずだ。いまはとにかく仕事に取り組んでいく」
●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合7番手
「1日を要約すると、いい時もあり、悪い時もあった。明らかに調子を出すのに少し時間がかかっている。今日の午前中のオープニングステージでは、なぜだか分からないが、またかなりタイムを落としてしまった。他の2ステージはとても順調で楽しむことができたよ」
「周りのドライバーと比べて、僕たちにはかなり競争力がある。でも早い出走順のせいで、掃除役を務めなければならなかったのは確かだ。特に3個めのステージ(SS7)は、一晩で新しい雪が多く積もっていたからね」
「ティエリー(ヌービル)は僕たちのすぐ後ろにつけていて、いくつかのステージでは彼とそん色ないペースを発揮できていた。その点については喜ばずにはいられないよ」
「このようなラリーでは、あらゆることと一体にならなければならない。すべてのことを考慮に入れれば、僕たちはこれでもいい仕事をしたと思うよ」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合3番手
「悪くない1日だった。朝のステージタイムはよかったが、3本目はそれほどではなかった。しかし、それさえ除けばいい1日だったと思う」
「クルマのフィーリングはとてもよく、いろいろなセットアップを試し、走るたびにクルマに対する理解を深めている」
「明日のパワーステージは、もちろん非常に重要だ。カッレとは僅差だし、他のライバルとの差も決して大きくないから、リラックスすることなどできない」
「明日はコンディションがかなりトリッキーになると思うが、最後まで攻め続けなくてはならないね」
●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合首位
「今日もいい1日になった。状況をうまくコントロールできたことをうれしく思う。クルマのフィーリングは本当に素晴らしく、バランスにも満足しており、自信を持って運転できているよ」
「朝の2本(SS5~6)はとてもいいステージだったが、3本目(SS7)はややトリッキーだった。路面は少し軟らかく、滑りやすいアイスや雪が多くあったんだ」
「最後のステージ(SS16)は非常に荒れていたが、問題なく走り切ることができた。明日はコンディションがどうなるのか予想が難しく、様子を見る必要がありそうだ」
「気温が上がりかなり難しいコンディションになりそうだが、今日までの2日間と同じようにいいリズムを掴めることを期待している」
「長いステージだが、冷静さを保ち、これまでと変わらない走りをする必要があるんだ」
●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合4番手
「今朝はいいフィーリングを感じていたが、タイヤにやや負担をかけ過ぎてしまい、うまくマネージできなかった。その結果ステージ終盤にスタッドが抜けてしまい、タイムを失ってしまったんだ」
「しかし、クルマのセットアップを少し変えたところアンダーステアが軽減して前輪にかかる負担が少なくなったから、3本目のステージ(SS7)はうまく走れた」
「最後のステージは路面がかなり荒れていて、今まで体験したことがないようなコンディションだった。明日のステージに関しては、他の選手との経験差が大きいため難しいとは思うが、ベストを尽くす」
■Mスポーツ・フォードWRT
●エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合5番手
「今日はポジティブな1日だった。夜の間にセットアップを改善するためにいくつか変更を施したが、そのおかげで満足いくドライビングができた。大きく一歩前進したし、このことは今後にも活きてくるだろう」
「もっといい感触を掴んで、よりプッシュできるように、小さなことや細かな要素についても学んでいる段階だ。まだトップのタイムには及ばないけれど、徐々に差を詰めている」
「明日は1ステージしかないが、何もまだ終わってはいない。後続とは4.5秒差、前方とは5.4秒差だから、最後まで誰もが激しくプッシュしてくるだろうね」
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合8番手
「今日の出走順は有利なものではなかったし、昨日と同じように僕たちはトップのペースを出すのに苦戦していた」
「最初の2ステージは悪くなかったが、3ステージ目(SS7)で何度か大きくスライドしてしまい、その後は慎重に進んだ」
「明日はパワーステージ(のSS18)があるだけだ。コンディションがどうなるか、そこで僕たちに何ができるか、見てみようじゃないか」
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