■スポーティに生まれ変わった新型「プリウス」
2022年11月16日、トヨタが新型「プリウス」を世界初公開しました。
2015年に登場した従来モデル(4代目)のプリウスは、涙を流したようなヘッドライトを装着。奇抜なフロントフェイスは「歌舞伎顔」と呼ばれて話題となりましたが、2018年のマイナーチェンジで親しみやすく知的で洗練されたスタイリングに変更されました。
【画像】超カッコいい! これが新型「プリウス」! 世界初公開された実車を見る!(34枚)
そして7年ぶりのフルモデルチェンジで5代目となる新型プリウスは「Hybrid Reborn」をコンセプトに、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を併せ持ったエモーショナルなモデルへと全面刷新。
従来モデルと比べて、新型プリウスはどのようなところが進化したのでしょうか。
新型プリウスのデザインは、従来モデルにも採用されたモノフォルムシルエット(トライアングルシルエット)を踏襲しつつ、ワイド&ローなスタンスと19インチの大径タイヤ採用で、感性に響くスポーティでスタイリッシュなデザインへと刷新。
マイナーチェンジ後の従来モデルが普遍的なデザインだったのに対し、新型プリウスはシャープなヘッドランプや横一文字に光るリヤコンビネーションランプを採用するなど、最近のトヨタ顔ともいえるデザインになりました。
内装デザインも大きく変更。従来モデルはセンターメーターや縦長大型ディスプレイ、スティック式のシフトレバーを採用していましたが、新型プリウスのメーターは運転席前へ移動されたほか、横長ディスプレイはインパネ上部に配置。シフトレバーもトヨタのハイブリッド車に採用される最新式を搭載します。
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新型プリウスのボディカラーとして、ソリッドカラーベースの新色として「アッシュ」と「マスタード」を設定。全8色が用意されます。
マスタードは、その名の通り「からし色」の鮮やかなイエローでスポーティな印象です。
イエロー系のボディカラーは従来モデル(前期型)にも設定されており、「サーモテクトグリーンライム」という車体表面の温度上昇を抑える機能を持つカラーがオプション設定されていました。
■PHEVと2種のハイブリッドを設定
従来モデルから、プリウスはプラットフォームにTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)を採用していますが、新型プリウスは第2世代のTNGAプラットフォームを開発。
エモーショナルなデザインと走りを実現するための改良がおこなわれました。
新型プリウスのパワートレインは、従来モデルの1.8リッターハイブリッドは引き続き設定されるものの、最新のハイブリッドシステムを採用。
さらに、2リッターハイブリッドも追加され、従来と同等の低燃費を達成ながら、胸のすくような加速感やドライバーの思い通りに反応するレスポンスの良い走りを実現したといいます。
ちなみに、2リッターハイブリッド車のシステム最高出力は、従来の1.8リッターハイブリッ)の約1.6倍となる144kW(193馬力)を発揮し、スポーティに生まれ変わったプリウスにふさわしい動力性能を確保しました。
従来モデルでは、別モデルとしてデザインも異なっていた「プリウスPHV」は、新型プリウスでは統合されています。
パワートレインには、2リッタープラグインハイブリッドをトヨタ初搭載し、低燃費を維持しつつ、164kW(223馬力)ものシステム最高出力を達成しています。
なお、0-100km/h加速で6.7秒をマークするなど、PHEVならではの圧倒的な動力性能を実現。
また、PHEVの「ソーラー充電システム」は第2世代へと進化し、1年間で走行距離約1250km分に相当する電力を生み出します。
従来モデルでも、昼間の歩行者も検知対象とするプリクラッシュセーフティやインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などが備わっていた「トヨタセーフティセンス」は、新型プリウスでさらに安全性が向上。
先進機能を付与し、機能が向上した最新システムの搭載で検知対象を拡大し、より安心なドライブが可能になりました。
加えて、「トヨタチームメイト」として、高度運転支援システム「アドバンストパーク(リモート機能付)」を設定。スムーズな駐車・出庫を自動でおこなえるほか、車外から専用スマートフォンアプリを操作することで、遠隔での駐車・出庫も可能です。
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従来モデルよりも大きく進化した新型プリウスは、ハイブリッド車(1.8リッター/2リッター)は今冬、プラグインハイブリッド車(2リッター)は2023年春頃に発売される予定です。
また、日本だけでなく、北米・欧州をはじめグローバルに順次展開されることになっています。
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みんなのコメント
時々トヨタはこんな内装の車を出す
不評だった先代のヘッドライト下のような、残念な印象。プリウスのデザインチームは、どうしてもこういう雰囲気を入れたかったのかな。