中古車購入ガイド [2022.08.19 UP]
【スズキ クロスビー】そろそろ買い時!? 人気クロスオーバーの中古車事情
ワゴンとSUVを融合させたコンパクトなクロスオーバーがクロスビー。2017年の東京モーターショーでお披露目され、同年12月より発売が開始された。注目なのはそのキュートなルックス。同社の人気軽自動車であるハスラーをそのままサイズアップしたようなデザインが特徴のコンパクトモデルである。今年の冬で登場から5年が経過し、中古車物件もかなり増えてきた。今回は、クロスビーの改良遍歴とグレード別の相場動向を紹介しよう。
スズキ クロスビーってどんなクルマ?
2017年12月発売モデルのデータ(ハイブリッドMZ)
新車時価格帯(2017年12月)
2017年12月、新型クロスオーバーのクロスビーが発売された。よく似た形のハスラーは軽自動車だが、こちらはリッターカー。全長3760mm、全幅1670mm、全高1705mmのサイズは、同社のスイフトよりもコンパクトで扱いやすいのが特徴だ。Aピラーが立ったデザインで見切りがよく、頭上空間も確保される。インテリアは、SUVのようなタフなデザインとなるが、エアコンルーバーやシフトパネルにシルバー塗装とメッキを組み合わせ、上質さも表現している。シートは、ブラックの表皮にボディカラーに応じた3色のシートパイピングとカラーアクセントを採用。また、後席の背面やラゲッジフロアは、汚れを拭き取りやすい素材を採用(ハイブリッドMZ)。フロア下にはアンダーボックスを採用し、ボードを外すことで背の高い荷物を収納することもできる。ラゲッジ側からシートをスライドできるなど、使い勝手に優れるのもポイントだ。
パワートレインは、1.0L 直噴ターボを全車に搭載。最高出力は99馬力、最大トルクは15.3kgmを発揮。これに6速ATを組み合わせている。なお、全車マイルドハイブリッド仕様となり、2WD車は22.0km/L、4WD車は20.6km/Lの燃費を実現(JC08モード)。4WDには、雪道やアイスバーンでの発進をサポートするスノーモード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールなどのアシストも充実している。安全面では、後退時ブレーキサポート、誤発進抑制機能、衝突被害軽減ブレーキ(デュアルセンサーブレーキサポート)なども採用する(一部グレードのみ)。
改良遍歴は?
2020年10月、一部改良を実施。車線維持支援機能を採用したほか、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートが導入された。また、パーソナルテーブル、撥水加工されたシート座面、防汚タイプラゲッジフロア、ステアリングオーディオスイッチなどの装備を採用した「ハイブリッドMV」も設定された。
2022年7月、一部改良を受けた。新デザインのメッキフロントグリル、切削タイプのアルミホイールを全車に採用。そのほか、インパネ中央部にUSB電源ソケットを追加するなど、利便性も高められた。
スズキ クロスビーのグレード別中古車相場は?
現在までに設定されるグレードは「ハイブリッドMX」、「ハイブリッドMV」、「ハイブリッドMZ」の3つ。どれもパワートレインに差はなく、それぞれに2WDと4WDが選べる。ここでは各グレードの相場動向を探ってみたい。
「ハイブリッドMX」
エントリーグレードの「ハイブリッドMX」。誤発進抑制機能やアダアプティブクルーズコントロールなどの先進装備は省かれ、価格が抑えられている。インテリアも、メッキドアハンドル、ドアトリムクロスがなく質素な仕立て。中古車平均価格は159万円で、エントリーグレードといえど極端な値落ちは見られない。ただし100万円台前半の予算でも探すことができる。
「ハイブリッドMV」
中間グレードの「ハイブリッドMV」以上のグレードには誤発進抑制機能やアダアプティブクルーズコントロールなどの先進安全装備が標準装備される。また、プレミアムUV&IRカットガラス、USB電源ソケット、パーソナルテーブル、撥水加工のシート表皮など実用性の高さも魅力。追加されたのが2020年であるため、物件はあまり流通していないのが難点。中古車平均価格は187万円と高めだ。
「ハイブリッドMZ」
最上級グレードの「ハイブリッドMZ」は、多くの先進安全装備や快適装備が盛り込まれている。具体的には、LEDヘッドランプ、LEDポジションランプ、LEDフロントフォグランプ、メッキドアハンドルを採用。インテリアは、本革巻きステアリング&シフトノブ、シルバー塗装のシフトパネル、インパネサイドキャップを採用するなど、豪華な仕立て。中古車は、全グレードのなかで最も物件数が多く、探しやすいのが特徴。中古車平均価格は179万円となっているが、100万円台前半の物件も目立つ。ただし、低価格なものは走行距離が伸びた個体が多いので、そこは注意しておこう。
※上の記述は、2017年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。中古車平均価格は2022年8月時点のデータ。
まとめ
デビューしてからもうすぐ5年となり、相場は少しずつ下がっている。デビュー当初の新車時価格は176万5800円~214万5960円であるが、現在は50万円ほど安く購入可能。グレードは3種類あるが、物件数が多くより豪華な内外装の「ハイブリッドMZ」が探しやすい。なお、駆動方式は2WDが全体の7割ほどを占めている。次の大幅改良のタイミングで値下がりする可能性もあるが、しばらく大きな変動はなさそうだ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
1000馬力の“4.1L V6”搭載!? 新「R36GT-R」まもなく登場!? レトロなデザイン採用した「和製スーパーカー」 どんなクルマ?
クルマに出現する「光るカメ」は危険のサイン! 見慣れない「謎マーク」の意味は何? そのまま走り続けるのはNG!
ガソリンを捨てきれない理由は[ハイブリッド車]のバッテリー寿命!? 延命術はあるのか?
ホンダ「新型コンパクトミニバン」登場! 8年ぶり刷新でゴツい「アウトドア仕様」に上質“洗練スタイル”も用意! 「新型フリード」純正アクセ公開
26年ぶり復活に!? ホンダ「新型CR-X!?」が超カッコイイ! 現代風デザインまとった「ライトウェイトスポーツ」の予想CGがスゴイ
みんなのコメント
パドルシフトで積極的にギヤチェンジすれば意外と活発に走ってくれる