■なんとなく似ている!? 旧車をオマージュしたクルマたち
新型車がヒットするかを左右する重要な要素のひとつに、外観のデザインがあります。各メーカーとも優秀なデザイナーを雇い、時には外部のデザイン会社に委託することでデザインを完成させヒットを狙うのです。
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デザインはその時代で流行やニーズの変化があり、日々進化と変化を繰り返していますが、なかには過去に販売していたクルマをモチーフにすることもあり、ノスタルジックな雰囲気の最新モデルが存在します。
そこで、旧型車をオマージュしたモデル5車種をピックアップして紹介します。
●ホンダ「ホンダe」
2019年10月に開催された東京モーターショー2019で、日本初公開された電気自動車のホンダ「ホンダe」プロトタイプは、2019年5月21日から欧州で予約の受付を開始しており、2020年春から日本でも発売予定です。
後輪駆動のEV専用プラットフォームは、街中での取り回しの良さと優れた走行性能を両立。国内仕様の詳細は公開されていませんが、航続距離(WLTCモード)は200km以上で、30分で80%まで充電できる急速充電にも対応するなど、都市型コミューターとしての使い勝手を考慮した性能を実現。
デザインは親しみやすさのなかにも堅実さがある、アイコニックなイメージに仕上げられていて、1972年に発売されたホンダを代表する大衆車、初代「シビック」を連想させます。
全体の佇まいやフロントフェイス、内装ではインパネの構造など、随所に初代シビックのデザインコンセプトが見て取れ、ホンダeが新世代の大衆車ということをアピールしているようです。
●ホンダ「N-WGN」
2011年に「N-BOX」からはじまったホンダの「Nシリーズ」ですが、その第4弾としてセミボンネットスタイルの軽ハイトワゴン「N-WGN」は2013年に登場しました。
2019年にモデルチェンジされた2代目は、居住性、安全性、燃費性能、デザイン、走りのすべてを高次元で満たす軽ハイトワゴンとして開発。
初代よりさらに進んだ先進安全装備だけでなく、高速道路でも安定した走行性能と優れた静粛性を兼ね備えています。
デザインの特徴としては、フロントからドア、リアゲートに至るまでハリのあるなめらかな面で構成され、暮らしになじむ親しみやすさと安心感を表現。
また、フロントフェイスには長方形のグリルと円形状のヘッドライトが備えられ、軽自動車が360cc規格だったころの「ライフステップバン」をイメージさせます。
ほかにもヒンジドアを採用するボディ形状も、ライフステップバンを知る人には懐かしさを感じるのではないでしょうか。
●トヨタ「スープラ」
トヨタとヤマハ発動機が世界に通用するスポーツカーをつくるという目的で共同開発したのが、1967年に誕生しトヨタ「2000GT」です。
2000GTの開発の背景として、高性能なスポーツカーをつくるだけでなく、その後に登場した「1600GT」や「セリカ」「カリーナ」「カローラレビン/スプリンタートレノ」など、「トヨタの高性能車=DOHCエンジン」のイメージ定着にも技術的に貢献したことが挙げられます。
そして、トヨタの高性能車開発は進み、最高峰となる「スープラ」が1986年に国内で発売されました。2019年に登場して話題となった3代目(国内)は、BMWとの共同開発車であり、エンジンやシャシなどをBMW「Z4」と共有するモデルです。
基本的な部分以外は両社別々に開発され、スープラは空気抵抗低減を目的としたダブルバブルルーフの採用や、ヘッドランプの位置を車両内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せるなど、独自のデザインとなっています。
また、最新モデルでありながら、ロングノーズ・ショートデッキというクラシカルなスポーツカーのフォルムを採用。サイドビューは2000GTをイメージさせ、とくに大きくラウンドしたフロントウインドウからサイドウインドウ、リアクォーターウインドウの形状は2000GTに似ていると評されました。
■過去モデルのデザインDNAを継承したモデルとは!?
●スズキ「イグニス」
2016年に発売されたスズキのコンパクトSUV「イグニス」は、軽SUV「ハスラー」とミドルサイズSUV「エスクード」の間に位置するモデルです。
SUVテイストだった初代「スイフト」の実質的な後継車であるイグニスは、スズキの新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用した、新世代のコンパクトカーでもあります。
デザインの特徴として力強さを感じさせるフロントマスクや張り出したフェンダーアーチ、シャープで豊かなショルダーラインなど、洗練されたデザインで強い個性が息づき、外装の一部には往年の360ccスポーツカー「フロンテクーペ」をイメージさせる形状を採用しています。
具体的はリアウインドウの形状とCピラーのアクセントが、フロンテクーペに似ており、ほかにもスズキの歴代モデルからスズキデザインのDNAを随所に継承し、現代風にアレンジしています。
●トヨタ「FJクルーザー」
2006年にデビューしたトヨタ「FJクルーザー」は、「ランドクルーザープラド」と共通のラダーフレームを採用した本格的クロスカントリーSUVで、当初は北米市場専用の中型SUVとして発売され、2010年から国内販売が開始されました。
外観は丸目2灯のヘッドライトやトヨタのCIロゴを使わずグリル前面に配された「TOYOTA」のロゴ、白色ルーフなど、クラシカルなイメージを取り入れています。
そのモチーフになったのが、1960年に発売された「40系 ランドクルーザー」で、北米で大ヒットしたことでトヨタブランドをアメリカで広めたといわれるモデルです。
FJクルーザーは40系 ランドクルーザーのイメージを採用しつつも、最新のデザインを融合させており、世代を問わず受け入れられました。
なお、日本や北米では、すでに販売を終了していますが、南アフリカなど一部地域では、継続して販売されています。
※ ※ ※
ミニや、フィアット「500」、フォルクスワーゲン「ザ・ビートル」なども、過去のモデルをモチーフにしていますが、あくまでも往年の名車を現代に蘇らせたモデルで、今回紹介した5車種とは目的が異なります。
懐古趣味に近いのかもしれませんが、実際に世界的ヒットを記録したことを考えると、そうしたニーズがあったということでしょう。
こうした復刻版のような試みは一種の流行にもなりましたが、近年はそこまで旧型に似せるよりも一歩進み、雰囲気を残しつつも明確に現代的なテイストを採用するモデルが増えています。
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