スズキは2018年5月30日、2018年4月の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
国内生産の4月実績は79,648台。前年同月比は3カ月連続で減少となる98.3%で、1~4月累計でも333,678台と、前年同期比94.9%となった。内容を見ても、国内向け、輸出向けがともに減少している。
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その一方で海外生産は、インド、パキスタン、タイ等で増加したため、4月実績で211,651台は前年同月比116.3%。16カ月連続で前年同月比推移が増加しているだけでなく、4月としては過去最高の台数を記録している。1~4月累計の855,614台にしても、前年同期比110.6%という好調な数字だ。
総数が多い海外生産の台数が伸びているため、国内外を合算した世界生産は291,299台と、前年同月比で110.7%となる台数。前年同月比推移でも海外生産と同様に、16カ月連続での増加、4月として過去最高となった。
国内生産が減少しているのとは裏腹に、国内販売は増加傾向を見せた。まず軽四輪車の4月実績は44,601台で、これは前年同月比で105.6%。新型スペーシア、エブリイの販売台数が増加したのが数字に表れた格好になっている。
そしてそれ以上に好調だったのが登録車だ。新型クロスビーの上乗せやスイフトの増加があったことで、4月実績は11,428台。8カ月連続で前年同月比推移が増加となっているだけでなく、前年同月比そのものも120%を超える125.9%に達した。もちろんこれは4月として過去最高の台数だ。
軽四輪車と登録車の合計で見ても、56,029台は前年同月比109.2%となった。
輸出に関しては、欧州向け等の台数が減少したせいで、4月は19,465台。前年同月比は97.3%で、この数字は4カ月連続で減少している。1~4月累計も57,727台は、前年同期比86.3%となった。
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