この記事をまとめると
■EVはパーツ点数の少なさからデザインの自由度が広いと言われている
天国か地獄かかかった時間は14時間! 東京ー大阪間500km超のEVロングランにWEB CARTOP編集部員が挑戦してみた
■EVというキャラクター上、機能やデザインが先進的であるケースが多い
■現在販売されている車種のなかから個性的なモデルをピックアップする
EVはパーツが少ない分デザインの自由度が高い!
EVをあまり知らない人や食わず嫌いをしている人は、「個性がない」とか「どれも同じ」などと言うことがありますが、それはどうでしょうか。確かに、エンジンのように音の響きや振動などがないので、個性がなくなったように感じるところはあるかもしれません。
でも一方で、エンジンやラジエターなどがなくなったぶん、デザインの自由度が増したり、充電時間を快適に過ごすことを考えたり、電気ならではの走りの楽しみ方を工夫したり、より個性を表現することができるようになった部分もあるものです。
そこで今回は、EVのなかでも個性強めのモデルたちをご紹介したいと思います。
まず1台目は、愛くるしい丸目のデザインがほっこりさせる、ホンダのEVであるHonda e。コンパクトでコロンとしたフォルムも、なんだかペットのように愛着が湧きそうな感じで個性があるのですが、じつはこのHonda eの真の個性はそのメカニズムにあり。というのも、開発者によるとHonda eは「街なかベスト」の小まわり性能に徹底的にこだわった結果、当初はFFとして開発が進んでいたところを、「やっぱりこれじゃダメだ」ということで急遽、RRに変更したのだそう。
RRにするとフロントにドライブシャフトがなくなってスペースに余裕ができ、オーバーハングも短くできます。タイヤの切れ角が最大50度と大きく取れるようになり、最小回転半径はなんと、軽自動車よりも小さな4.3mを実現。試乗会では教習所のクランクよりもタイトなのではというコースを走りましたが、まったく難しいこともなくスイスイと走れて驚きました。
一般道では、片側1車線あればUターンできるほどだと言います。モーターは発進からのトルクもしっかり出せるので、街なかはもちろん、狭い山道が多い地域の人にも良さそうですね。
2台目は、マツダの100周年記念モデルとして新世代のデザインをまとって登場した、MX-30(EV)。こちらはハイブリッドモデルもあるので、ご存じの方も多いかもしれませんが、最大の特徴であり個性が、左右のドアが観音開きとなる「フリースタイルドア」です。フロントが82度、リヤが80度まで開くようになっていて、センターピラーがないので開け放つとオープンカーのような解放感が得られるのが美点。
ただし、リヤドアから先に開けることはできず、まずフロントドアを開けてから、リヤドアを開ける仕組み。閉めるときはその逆の操作になります。頻繁にリヤドアを使いたい人にはあまりおすすめできませんが、クーペ感覚で乗るSUVと考えればとても贅沢な1台です。
ちなみにマツダはコルクを製造していた東洋コルク工業株式会社として創業したことから、インテリアのセンターコンソールには「ヘリテージコルク」という、クルマには珍しい素材が使われています。
また、ドアトリムの一部にはペットボトルのリサイクル素材、一部のシート表皮にはリサイクル系を約20%使用したファブリックを使ったりと、インテリアも個性的です。
最新装備や意欲的な機能がEVには満載!
3台目は、同じく開放的な気分で走れるEVとして唯一無二の存在が、イタリアからやってきたフィアットの500e open(チンクェチェント・イー・オープン)。その名のとおり、ガソリンモデルで長い歴史を持つフィアット500が、どこから見てもわかるデザインでEVに生まれ変わったのが500eで、そのオープントップモデルが500e openです。
電動のルーフトップは、リヤウインドウが残るキャンバストップの状態と、フルオープンの状態との2段階で開けることができ、そのときの気分や天候などで変えられるようになっています。また、モーター走行で通常の「NORMAL」に加えて「RANGE」「SHERPA(シェルパ)」が選べるのですが、このネーミングも個性的ですね。ガソリンモデルの500を運転して、ちょっとギクシャクした加速になったことがある人は、この500e/500e openならスーッとなめらかで軽快な走りが一発でできること間違いなし。
そして、RANGEやSHARPAでは回生が強く、アクセルのみでの加速・減速・停止まで可能なので、メリハリの効いた走りも可能です。
4台目は、トヨタとスバルが共同開発したEVで、スバルから発売されたソルテラ。都会的な外観のトヨタ bZ4Xに対して、ソルテラはオフローダー色を強く出しているのも個性のひとつですが、それだけではないのです。
まず走りの違いとして、ショックアブソーバーの伸び縮みに関するセッティングを変えて、ギャップを乗り越える際の振動を吸収するようにしています。また、ソルテラだけの装備となる「シフトパドル」は、回生ブレーキの効き具合をパドルによって調整できるというもの。
回生が強くなるマイナス側だけでなく、回生が弱まるプラス側にも操作でき、さらに「ノーマル」「エコ」「スポーツ」のドライブモードの切り替えや、アクセルペダルを戻すと積極的に回生して減速力を強くしてくれる「Sペダル」もあり、シフトパドルと組み合わせてさまざまな減速力が使えるのがユニークです。
5台目は、韓国からやってきた新世代のEV、ヒョンデ IONIQ5です。宇宙船を彷彿とさせるような、いかにも未来のクルマという雰囲気のデザインからしてかなり個性的なのですが、夜になると驚きの姿に。
なんと、画像の最小単位であるデジタルピクセルに、ヒョンデならではのアナログな感性を融合した「パラメトリックピクセル」という精緻なライティングがボディのあちこちに輝き、とてもキレイなのです。
さらに、インテリアにも驚く工夫が。生活と移動の境界をなくす、というテーマのとおり、運転席と助手席がフルフラットになり、レッグレストまで備わっていて、頭上にはルーフ全面に大きなガラスルーフ「ビジョンルーフ」が空を映します。まるで、リビングにいながら寝転がって空を眺められるような心地よさ。
移動中に充電する時間が、いつでもどこでもリラックスタイムになるなんて、ステキですよね。
ということで、いろんな個性が炸裂しているEVの世界。これからもっともっと、ガソリン車では考えられなかったような、さまざまなアイデアが実現されていくのだと思います。
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みんなのコメント
あんなみっともないパーツが付いている車に乗るのは恥と思いなさい。
EVがわざわざガソリン車に寄せる必要無し!って感じで。