■国産ショーファーカー市場はトヨタ/レクサスの独占状態?
昨今、レクサス「LM」やトヨタ「クラウンセダン」の発売を控え、後席の快適性を重視したモデルとなる「ショーファーカー」に注目が集まっています。
その他、ここ数年は海外ブランドでもショーファー需要を見据えたモデルが続々登場していますが、日産やホンダにはそうしたショーファーカーは存在しないのでしょうか。
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「ショーファー(chauffer)」とは、フランス語で「お抱え運転手」という意味となり、オーナーが後部座席に座ることを主目的としたクルマを指します。
日本市場においてショーファーカーの代表格として挙げられるのは、トヨタ「センチュリー」です。
さらに2023年5月現在では、レクサス「LS」や「LX」、トヨタ「アルファード」、日産「エルグランド」などにもショーファーカーとしての利用を想定したグレードが設定されています。
過去には日産「プレジデント」、「フーガ/シーマ」、ホンダ「レジェンド」、三菱「デボネア」「プラウディア/ディグニティ」なども存在しました。
そもそも、ショーファーカーと呼ばれるクルマに厳密な定義はありません。文字通りの意味で言えば、お抱え運転手によって運転されるクルマはすべてショーファーカーとなります。
とはいえ、現実的には軽自動車やコンパクトカーをショーファーカーと呼ぶことは皆無であり、ショーファーカーと呼ばれるクルマの多くは高級セダンを指しています。
後部座席の快適性を重視するショーファーカーでは、一般的なクルマよりも長いホイールベースを採用することがほとんどです。
後部座席のレッグスペースを確保することや、路面からの突き上げを緩和することがそのおもな理由ですが、走行安定性や衝突安全性を担保するためにはセダンというボディタイプが好都合とされてきました。
ただ、SUVが全盛となっている昨今では、ロールス・ロイス「カリナン」、ベントレー「ベンテイガ」、ランドローバー「レンジローバー」、メルセデス・マイバッハ「GLS」などが存在。
また中国メーカーでは、続々とショーファー需要に対応するミニバンやSUVが登場しており、ホンダは中国市場にて「オデッセイ」の4座仕様を設定しています。
日産は、日本市場においてエルグランドには、4人乗り仕様の「VIP」というグレードを設定しており、2023年4月にはこれをベースにした「移動会議室」仕様車が同社の内田誠社長に納車されています。
しかしながら、日産、ホンダ共にすでに存在するモデルを4座仕様にしている状況で、今後新たに登場するかは不確定です。
■トヨタは複数展開するが…ショーファーカーに求められるモノとは?
また中国メーカーでは、続々とショーファー需要に対応するミニバンやSUVが登場しており、ホンダは中国市場にて「オデッセイ」の4座仕様を設定しています。
日産は、日本市場においてエルグランドには、4人乗り仕様の「VIP」というグレードを設定しており、2023年4月にはこれをベースにした「移動会議室」仕様車が同社の内田誠社長に納車されています。
しかしながら、日産、ホンダ共にすでに存在するモデルを4座仕様にしている状況で、今後新たに登場するかは不確定です。
■ショーファーカーに求められるモノとは?
ショーファーカーは、技術的にどのメーカーでも必要十分な機能装備を備えたクルマをつくることはできるかもしれません。
しかし、機能装備が充実していても、そのクルマを所有しそのクルマの後部座席に乗りたいという「あこがれ」の感情を醸成できなければ、ショーファーカーとしては成り立たないことは明白です。
実務的な役員車と違い「あこがれ」という要素が求められるショーファーカーにおいて、レクサスのLMやクラウンといったブランド力があるからこそ新規投入が可能と言えます。
そうした点から考えると歴史やブランドが確立されたエルグランドやオデッセイには「あこがれ」を持つ人も存在します。
前述の通り、両車には現在4座仕様(ショーファーカー)が設定されていますが、共にモデル年数は経っておりは古くなっていることは否めません。
なおホンダは2023年秋にも中国で生産する「オデッセイ(改良モデル)」を日本で再販売することを明らかにしており、オットマン付きの2列目キャプテンシートを備えた上級グレードが設定されるものの、4座仕様は無いようです。
こうした背景も踏まえて、今後登場するであろう日産・ホンダの次期型ラージミニバンではそれぞれのブランドを活かしたショーファーカーを作れる可能性は有り得そうです。
ショーファーカーの代名詞的存在と言えるロールス・ロイスには、さまざまな「伝説」が存在します。
そのなかでも最も有名なものが、ロールス・ロイスでロングドライブ中に故障してしまったオーナーが、修理を依頼するためにディーラーに電話をするとすぐさま代わりのクルマが届き、後日その支払いをしようとすると「ロールス・ロイスが故障すること絶対にありません」と代金の受け取りを拒否されてしまったという逸話です。
実際には創作であるようですが、こうした「伝説」が語り継がれているのが、ロールス・ロイスというブランドの力を物語っています。
ショーファーカー、ひいては高級車を提供するメーカーとなるためには、こうした「伝説」の存在も重要な要素のひとつなのかもしれません。
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みんなのコメント
ま、まさかあの中華オデッセイを???
笑