現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 世界一速い250ccと呼ばれた『T20』はスズキ初のスーパースポーツだった!? 仮面ライダーのサイクロン号も中身はコレ!【スズキのバイク今昔辞典 Vol.005/T20(1965年)】

ここから本文です

世界一速い250ccと呼ばれた『T20』はスズキ初のスーパースポーツだった!? 仮面ライダーのサイクロン号も中身はコレ!【スズキのバイク今昔辞典 Vol.005/T20(1965年)】

掲載 5
世界一速い250ccと呼ばれた『T20』はスズキ初のスーパースポーツだった!? 仮面ライダーのサイクロン号も中身はコレ!【スズキのバイク今昔辞典 Vol.005/T20(1965年)】

今となってはなかなか見ることが難しくなった貴重な「スズキの歴代バイク」を紹介する連載企画。 そんなスズキの歴代バイクを振り返りながら、もし「今のバイクに例えるなら…?」と、編集部 岩瀬が独断と偏見で選んでみたいと思います。今回は初代仮面ライダー『サイクロン号』のベースモデルにもなった1965年の『T20』です!

スズキ T20(1965年)
「初代仮面ライダー『サイクロン号』のベースモデルにもなったスズキ初のスーパースポーツ」

【原付二種スクーター比較】ホンダ「PCX」・ヤマハ「NMAX」・スズキ「スウィッシュ」

スズキ初の本格オートバイとも言える「コレダ」シリーズの成功によって、スズキは更なる高性能なバイクの開発に挑戦していきます。

1960年代の前半頃から、日本のバイクメーカーはこぞって高性能な250クラスのロードスポーツの開発にのり出し、それまで庶民の足として使われることが多かったオートバイが、その速さや技術力を高めた「スポーツ性能の高いバイク」へ進化していきました。

「バイクはコレだ!」から命名されたスズキのバイクって?

スズキは国内のバイクレースはもちろん、海外レースにも積極的に参加し、並み居る強豪を相手に好成績を収めるまでに成長。

そして1963年にはマン島TTレースの50cc・125ccクラスで優勝するなど、一気に頭角を現していきました。

そして、スズキの技術力や存在感を世界に一層知らしめたのが、1965年に登場した「SUZUKI T20」です。

パイプ製のダブルクレードルとなるフレームに、アルミシリンダーとなる空冷2ストロークの並列2気筒エンジンを積み、その最高出力は8000回転で25馬力を発揮するという、スズキ初の「スーパースポーツモデル」として登場しました。

そして「T20」の登場からわずか2年後の1967年には、後継モデルとなる「スーパーT21」を開発。

世界初の6速ミッションを搭載し、最高出力を5馬力もアップさせた30馬力のモンスターマシンとして進化した「スーパーT21」は、当時「世界一速い250ccバイク」の称号を得るまでになったのです。

また、この「T20」は、初代仮面ライダーが乗った、あの「サイクロン号」のベースモデルになったことでも有名で、今でも仮面ライダーファンやバイクファンから人気が高い1台です。

現行車に例えるならどんな車種?
さて、ここからはあくまでもスズキのバイク編集部 岩瀬の個人的な主観で「現在のバイク」に置き換えてみる妄想企画です。

スズキ初のスーパースポーツモデルとして登場した「T20」を、もし現在のスズキ車で選ぶとしたら、現代版のスーパースポーツ「GSX」シリーズになるかと思います。

「T20」は2ストローク並列2気筒の250ccスーパースポーツでしたので、毛色はちょっと違っちゃいますけど、同じく250ccのロードスポーツモデルとなる『GSX250R』と比べてみたいと思います!

(下に続きます)

【こちらもどうぞ】

「GSX250R」は、2016年のミラノショーで発表され、国内では2017年4月に発売された250ccのフルカウルスポーツで、2021年モデルからはABS付き仕様車もラインナップされました。

エンジンは水冷4ストロークSOHC2バルブ並列2気筒を搭載し、最高出力は8000回転で24馬力を発揮。街乗りからツーリングまで使いやすい250ロードスポーツになっています。

「アーバンアスリート」をコンセプトとし、いたずらにパワーや速さだけを追い求めるだけではなく、誰にでも扱える乗りやすさや、何処へでも出かけられるツーリング性能などを高めた、独自路線のフルカウルスポーツとして人気です!

スズキ『GSX250R』の試乗インプレ記事はこちら!
【2021モデル情報はこちら】

スズキファンのためのWEBサイト!
【Twitterはじめてみました】

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
レスポンス
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
くるまのニュース
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
レスポンス
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
VAGUE
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ベストカーWeb
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
レスポンス
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
レスポンス
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
くるまのニュース
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
バイクのニュース
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
Webモーターマガジン
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

5件
  • 現行車でT20に該当する車種は無い。
    で良いと思います。
    GSX250Rのルーツを遡ったら、
    RGと併売していたGSX250Eになるので、
    接点の無い別物です。
    無理矢理、当てはめる必要はないです。
  • こんな適当な記事を書くから間違いが拡散されてしまうんだな、サイクロン号のベースはT200だよ!
    エンジンを見れば一目瞭然、きっとT125とT200、T20、T21、T250の区別も出来ないんだろうね、仮にもバイク雑誌の記者なのに。
    嘘だと思ったら調べてみなさい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村