現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ハイブリッドとタイプRが登場間近のホンダ シビック。ライバルはやはりカローラだ!

ここから本文です

ハイブリッドとタイプRが登場間近のホンダ シビック。ライバルはやはりカローラだ!

掲載 40
ハイブリッドとタイプRが登場間近のホンダ シビック。ライバルはやはりカローラだ!

シビックのラインナップが完成。ライバルはカローラスポーツ
日本ではいまだに“コンパクトハッチ”というイメージが強い「ホンダ シビック」ですが、グローバルではスタンダードなCセグメントモデルとして高く評価され、2022年の北米カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しました。北米ではホンダの主力モデルという位置づけです。

現在、日本でのエンジンラインナップは1.5Lターボのみですが、トランスミッションはCVTと6MTという設定で、このあたりはシビックにスポーツイメージを持つ日本市場に合わせた部分もあるのでしょう。

>>ホンダ シビックのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

ご存知のように、シビックには間もなく「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と呼ばれるハイブリッドが登場するほか、シビックのスポーツイメージを象徴する「タイプR」もスタンバイしています。

こうしてシビックのラインナップが完成すると、国内におけるシビックのライバルは同じCセグメント・ハッチバックの「トヨタ カローラスポーツ」ということになりそうです。そこで、この2台をガチンコのライバルとして比べてみると、非常に興味深い関係になっていることがわかりました。

共通点が多いパワートレーンのラインアップ
まず、ガソリン車はどちらも4気筒ターボで、トランスミッションにCVTと6MTの設定があるのも共通。ハイブリッドも、カローラスポーツが1.8Lエンジン、シビックが2.0Lエンジンという違いはあれど、2モーターハイブリッドというのは共通です。

また、カローラスポーツにはゴリゴリのスポーツモデルとして1.6Lターボ×4WDの「GRカローラ」が発表済みで、2022年秋頃発売とアナウンスされています。ホンダも「シビックタイプR」の開発を明言、テスト風景の画像を公開しています。

>>トヨタ GRカローラのカタロググレードをチェックする

…これらをまとめると、シビックとカローラスポーツは次のようなライバル関係になっているといえます。

●ガソリン車
シビック・・・・・・・・1.5Lターボ
カローラスポーツ・・・・1.2Lターボ

●ハイブリッド
シビック・・・・・・・・2.0L+2モーターハイブリッド
カローラスポーツ・・・・1.8L+2モーターハイブリッド

●本格スポーツモデル
シビックタイプR・・・・おそらく2.0Lターボ・FF
GRカローラ ・・・・・・1.6Lターボ・4WD

>>トヨタ カローラスポーツのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ カローラスポーツハイブリッドのカタロググレードをチェックする
>>ホンダ シビックのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ GRカローラのカタロググレードをチェックする

ガソリン車でいえば、同じ4気筒でもシビックのほうが排気量の大きいエンジンを積んでいますから、パフォーマンスのアドバンテージはシビックにありそうです。逆にハイブリッドでカローラの排気量が小さいことは、燃費性能で有利な要素ともいえるでしょう。

また、シビックタイプRとGRカローラの比較では、おそらく最高出力ではシビックが上回るでしょうが、よーいドンで加速勝負などをすると4WDのGRカローラが優位であろうことは容易に想像できます。むしろ、FFと4WDのスポーツホットハッチを純粋なライバルとして比較するユーザーはいないかもしれません。

このように大筋ではライバル、細かく見ていくと完全に比較するのは微妙に違う気がするというのが、シビックとカローラの関係かもしれません。

価格は100万円ほどシビックが高いが…
なお、2022年6月上旬時点では市販されているシビックは1.5Lターボのみですが、その価格帯は319万円~353万9800円となっています。一方、カローラスポーツの1.2Lターボ車は216万9000円~256万6000円です。

>>トヨタ カローラスポーツのカタロググレードをチェックする
>>ホンダ シビックのカタロググレードをチェックする

シビックの1.5L VTECターボエンジンの最高出力が134kW(182PS)なのに対して、カローラスポーツの1.2Lターボは85kW(116PS)ですので、この価格差も納得できるところでしょう。

この2台のターボエンジン車のスペックを比較していて、興味深いのは燃費性能の違いです。シビックのWLTCモード燃費はCVT・6MTどちらのトランスミッションでも16.3km/Lとなっています。

では、排気量の小さなカローラスポーツは燃費性能で上回っているかといえばそうではなく、CVTが16.4km/L、6MTは15.8km/Lとなっています。CVT同士で比べると、0.1km/Lほどカローラスポーツが上回りますが、6MTでは排気量が大きく、圧倒的にパワフルなシビックのほうが優秀です。

燃費性能には車重や変速比といった要素も関わってくるので、単純にエンジン性能の違いとはいえませんが、それでもホンダの1.5L VTECターボの効率の高さは印象的です。

>>トヨタ カローラスポーツのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ カローラスポーツハイブリッドのカタロググレードをチェックする
>>ホンダ シビックのカタロググレードをチェックする

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
写真:
1枚目:シビック EX
2~3枚目:シビック e:HEV(ハイブリッドモデル)
4枚目:シビック タイプR
5~6枚目:カローラスポーツ ハイブリッドG
7~8枚目:GRカローラ

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

新車シビックがスーパーGT無双か!? 第2戦富士は17号車アステモが好発進!! GT500シビックのポテンシャルがスゴイ
新車シビックがスーパーGT無双か!? 第2戦富士は17号車アステモが好発進!! GT500シビックのポテンシャルがスゴイ
ベストカーWeb
レース終盤に突然荒れ出したGT500クラス決勝。トラブル、ハプニングまとめ/第2戦富士
レース終盤に突然荒れ出したGT500クラス決勝。トラブル、ハプニングまとめ/第2戦富士
AUTOSPORT web
小暮卓史「ホッとしています」。元嶋佑弥「タイヤがプッシュに応えてくれた」【第2戦GT300決勝会見】
小暮卓史「ホッとしています」。元嶋佑弥「タイヤがプッシュに応えてくれた」【第2戦GT300決勝会見】
AUTOSPORT web
うおおお魂動デザインのピックアップ! トライトンがありならマツダBT-50も入れてくれ!
うおおお魂動デザインのピックアップ! トライトンがありならマツダBT-50も入れてくれ!
ベストカーWeb
高星明誠「これで満足しない」。三宅淳詞「流れを崩さず準備していきたい」【第2戦GT500決勝会見】
高星明誠「これで満足しない」。三宅淳詞「流れを崩さず準備していきたい」【第2戦GT500決勝会見】
AUTOSPORT web
ベントレー・ベンテイガ 詳細データテスト 上質で広い 動力性能も操縦性もハイレベル 文句なく快適
ベントレー・ベンテイガ 詳細データテスト 上質で広い 動力性能も操縦性もハイレベル 文句なく快適
AUTOCAR JAPAN
初開催「RALLY三河湾2024」は大苦戦! それでも完走できたのは「OZホイール」のおかげでした【ゴスラリ参戦記】
初開催「RALLY三河湾2024」は大苦戦! それでも完走できたのは「OZホイール」のおかげでした【ゴスラリ参戦記】
Auto Messe Web
ニスモが1-2で富士を制圧。Niterra MOTUL Zの三宅淳詞がデビュー2戦目で初優勝【第2戦GT500決勝レポート】
ニスモが1-2で富士を制圧。Niterra MOTUL Zの三宅淳詞がデビュー2戦目で初優勝【第2戦GT500決勝レポート】
AUTOSPORT web
逆襲のヨコハマがワン・ツー。JLOCランボルギーニが独走ポール・トゥ・ウイン【第2戦GT300決勝レポート】
逆襲のヨコハマがワン・ツー。JLOCランボルギーニが独走ポール・トゥ・ウイン【第2戦GT300決勝レポート】
AUTOSPORT web
前年比10パーセント増。ゴールデンウイークの富士スピードウェイ、スーパーGT第2戦に8万8000人が来場
前年比10パーセント増。ゴールデンウイークの富士スピードウェイ、スーパーGT第2戦に8万8000人が来場
AUTOSPORT web
オススメできない理由がない! 新型フォルクスワーゲン・ティグアンへ試乗 アウディに見劣りしない車内
オススメできない理由がない! 新型フォルクスワーゲン・ティグアンへ試乗 アウディに見劣りしない車内
AUTOCAR JAPAN
「プロテクションフィルム」を貼ると査定は下がる!? プロショップに聞く最新フィルム事情とは
「プロテクションフィルム」を貼ると査定は下がる!? プロショップに聞く最新フィルム事情とは
Auto Messe Web
【正式結果】2024年スーパーGT第2戦富士 決勝3時間後
【正式結果】2024年スーパーGT第2戦富士 決勝3時間後
AUTOSPORT web
アルピーヌF1、予選Q2ダブル進出。ガスリーが進歩実感の一方でオコンにエンジントラブル発生「決勝は大丈夫なはず」
アルピーヌF1、予選Q2ダブル進出。ガスリーが進歩実感の一方でオコンにエンジントラブル発生「決勝は大丈夫なはず」
motorsport.com 日本版
メルセデス、2台がSQ2で敗退「実験のせいでなくこれが実力」「アップデートが機能していない」F1第6戦スプリント予選
メルセデス、2台がSQ2で敗退「実験のせいでなくこれが実力」「アップデートが機能していない」F1第6戦スプリント予選
AUTOSPORT web
【速報!マイアミGP予選 】F1第6戦、角田裕毅は10番グリッドから決勝にのぞむ、ポールポジションはフェルスタッペン
【速報!マイアミGP予選 】F1第6戦、角田裕毅は10番グリッドから決勝にのぞむ、ポールポジションはフェルスタッペン
Webモーターマガジン
FP1をスピンで失ったルクレールがスプリント予選2番手「シングルラップ改善の努力が報われた」フェラーリ/F1第6戦
FP1をスピンで失ったルクレールがスプリント予選2番手「シングルラップ改善の努力が報われた」フェラーリ/F1第6戦
AUTOSPORT web
「異端児」の有終の美 TVR T 400R トップギアの映像で内装を再現 ナンバー付きGT1ル・マン・マシン(2)
「異端児」の有終の美 TVR T 400R トップギアの映像で内装を再現 ナンバー付きGT1ル・マン・マシン(2)
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

40件
  • 正確にはシビックの方が僅かに一クラス上、1.5LターボはNA2Lを超えるし追加されるeHEVのパワー&トルクは3L以上  一番の問題はシビックという名前と価格が納得できない日本人の年収と価値観
  • 全然違うと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

324.1398.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0450.0万円

中古車を検索
シビック (ハッチバック)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

324.1398.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0450.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村