現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ高級ミニバン「アルファード」が「実質50万円」で乗れる!? 人気ゆえの異常事態に! 実は気にしたい「リセールバリュー」とは

ここから本文です

トヨタ高級ミニバン「アルファード」が「実質50万円」で乗れる!? 人気ゆえの異常事態に! 実は気にしたい「リセールバリュー」とは

掲載 161
トヨタ高級ミニバン「アルファード」が「実質50万円」で乗れる!? 人気ゆえの異常事態に! 実は気にしたい「リセールバリュー」とは

■人気ミニバンのアルファード、中古車市場を見ると…

 高級ミニバンの代名詞的存在であるトヨタ「アルファード」は、カテゴリー内ではもはや敵なしと呼べるほどの存在となっています。

アルファードを超える! 5m超の日産9人乗りワゴン「NV300」登場

 ただ、2022年8月30日現在、すでに新規のオーダーはストップしていることもあり、中古車市場では新車価格を超える高値で取り引きされている様子が見られます。

 現行モデルとなる3代目が登場したのは2015年のことですが、すでに7年が経過していることもあり、2023年中にもフルモデルチェンジがおこわれることが予想されています。

 現在、半導体をはじめとする部品不足や中国のロックダウンなどによる新車の長納期化が深刻となっており、人気モデルでは1年近い納期が見込まれる場合もめずらしくありません。

 アルファードも同様で、現行モデルの納期が新型モデルの登場よりも長くなってしまうことから、オーダーストップとなっていると見られます。

 一方、そんな状況でもアルファードの購入を希望するユーザーは後を絶たないといいます。

 アルファードには非常に多くのグレードが用意されていますが、あるトヨタ販売店の担当者によれば、2.5リッターのガソリンエンジンを搭載した「S”C パッケージ”」がもっとも問い合わせの多いグレードだったようです。

「S”C パッケージ”」の車両価格は468万1600円となっており、アルファードのグレードラインナップでは中間的な価格帯に位置します。

 その一方で、切削光輝+ブラック塗装の18インチアルミホイールや3眼LEDヘッドランプ+LEDシーケンシャルターンランプなど、上級グレードにも搭載される装備を装着。

 内装には上質な合成皮革が採用され、さらに2列目にはエグゼクティブパワーシートが備わるなど、高級ミニバンらしい仕上がりとなっています。

 ただ、前述のとおり、現状では新規のオーダーはストップしているうえ、在庫車もすでにほぼ無くなっているため、現行のアルファードを入手するためには、中古車市場に頼る必要があります。

 トヨタ販売店担当者の言葉どおり、中古車市場には多くの「S”C パッケージ”」を見ることができます。

 しかし、昨今の新車の供給不足の影響から中古車価格相場は高騰しており、アルファードについても新車価格と同等かそれ以上の価格となっています。

 大手中古車サイトを見ると、現行アルファードの「S”C パッケージ”」では、新車未登録のもので600万円を超える値が付けられています。

 また、走行距離がそれなりのものでも、350万円から400万円前後で販売されており、中古市場でも高値が維持されていることがわかります。

■アルファードが50万円で乗れる!?驚異的なリセールバリューの理由とは

 一方、トヨタ販売店の担当者によれば、すでにアルファードを所有しているユーザーはリセールバリューの高さの恩恵を受けられる可能性が高いといいます。

「先日、当店で2020年式の『S”C パッケージ”』を下取りさせていただきましたが、その際には420万円ほどの査定結果となりました。

 この個体は2万kmを超える距離を走っており、日常的に使用されていたものです」(前出の販売店)

「S”C パッケージ”」の車両価格は468万1600円であるため、オプションなどを含まない単純な計算ではありますが、このユーザーは実質的には2年間でわずか50万円ほどの負担でアルファードを所有できていた計算となります。

 これまでは、3年後の下取り価格が車両価格の50%程度を超えれば、リセールバリューが高いモデルといわれてきました。

 しかし、2年経過後での売却ではあるもの、ケースでは下取り価格が車両価格の90%を超えています。

 アルファードがこれほどまでに驚異的なリセールバリューを見せる背景には、前述した新車の供給不足に加え、アルファードが事実上唯一無二の存在となっていることも関係しています。

 大型の高級ミニバンというカテゴリーで見ると、アルファードと比較される存在は皆無です。

 強いて挙げれば日産「エルグランド」やメルセデス・ベンツ「Vクラス」がありますが、販売台数で見るとアルファードには遠くおよびません。

 このような一強状態では、アルファードのリセールバリューを下げる要素はほとんどありません。

 今後、新型アルファードの情報が徐々に公開され始めれば、全体的な相場価格も下がっていくと見られますが、それまでは当面アルファードのリセールバリューは高止まりを続けていくと見られています。

※ ※ ※

 前述のケースのように、車種や売却するタイミングによっては想像以上の高値が付く場合があります。

 リセールバリューだけでクルマを選ぶのはおすすめしませんが、クルマの購入する際にはその車種のリセールバリューについてもチェックしておくことが重要です。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

発車時刻に遅れたら“置き去り”は本当? そもそも「車外に客出さない」場合も 高速バス「休憩」の変化
発車時刻に遅れたら“置き去り”は本当? そもそも「車外に客出さない」場合も 高速バス「休憩」の変化
乗りものニュース
CITY CIRCUIT TOKYO BAYでオークション開催、フェラーリやポルシェなど出品…ハイパーカー展示やEVカー試乗も 7月26-28日
CITY CIRCUIT TOKYO BAYでオークション開催、フェラーリやポルシェなど出品…ハイパーカー展示やEVカー試乗も 7月26-28日
レスポンス
説明できる? バイクの「息つき」症状とは
説明できる? バイクの「息つき」症状とは
バイクのニュース
新型「“V10”クーペ」初公開! 全長4.5m級の「うすうすボディ」が超カッコイイ! 斬新な「速すぎベルトーネ」モナコに登場
新型「“V10”クーペ」初公開! 全長4.5m級の「うすうすボディ」が超カッコイイ! 斬新な「速すぎベルトーネ」モナコに登場
くるまのニュース
60系『プリウス』の吸気レスポンスとサウンドがUP!ブリッツのカーボンインテークシステムが発売
60系『プリウス』の吸気レスポンスとサウンドがUP!ブリッツのカーボンインテークシステムが発売
レスポンス
シェラカップの熱い・持ちにくいを解決!「シェラカップグリップ」が OPTION から7/12発売
シェラカップの熱い・持ちにくいを解決!「シェラカップグリップ」が OPTION から7/12発売
バイクブロス
どんな服でも涼しく快適! ロゴスのベルト式装着エアコン「野電 ボディエアコン・ツインクール」がクラファンにて販売開始
どんな服でも涼しく快適! ロゴスのベルト式装着エアコン「野電 ボディエアコン・ツインクール」がクラファンにて販売開始
バイクブロス
スイフトとヤリスをガチで比べたら…お買い得度はこっちだった!
スイフトとヤリスをガチで比べたら…お買い得度はこっちだった!
ベストカーWeb
「本当に必要?」バブル期にワイパー付きサイドミラーがあった!? 昭和~平成時代のいたせりつくせりな雨の日装備を紹介します
「本当に必要?」バブル期にワイパー付きサイドミラーがあった!? 昭和~平成時代のいたせりつくせりな雨の日装備を紹介します
Auto Messe Web
CBTR2024 の公式マスコットバイクが「スーパーカブ110」に決定! 愛称の一般公募をスタート
CBTR2024 の公式マスコットバイクが「スーパーカブ110」に決定! 愛称の一般公募をスタート
バイクブロス
水素自動車の「トンネル内事故」 極めて危険説は本当か?
水素自動車の「トンネル内事故」 極めて危険説は本当か?
Merkmal
”勝てるマシン”を持っていたラッセル、トラブルでリタイアも「今後は優勝を争うことも増えるだろう!」
”勝てるマシン”を持っていたラッセル、トラブルでリタイアも「今後は優勝を争うことも増えるだろう!」
motorsport.com 日本版
そういや見かけるけど「意味」は知らなかった……なんて人多数! 道路に埋め込まれた「謎のネジ」のような物体の正体とは
そういや見かけるけど「意味」は知らなかった……なんて人多数! 道路に埋め込まれた「謎のネジ」のような物体の正体とは
WEB CARTOP
ヤマハ:クアルタラロ「電子制御のテストで課題が見えた」好スタートのガードナーは20位/第9戦ドイツGP スプリント
ヤマハ:クアルタラロ「電子制御のテストで課題が見えた」好スタートのガードナーは20位/第9戦ドイツGP スプリント
AUTOSPORT web
角田裕毅、モナコGP以来久々の入賞。RB首脳陣も喜ぶ……メキーズ代表「今季は例年以上に、開発が重要なシーズンになっている」
角田裕毅、モナコGP以来久々の入賞。RB首脳陣も喜ぶ……メキーズ代表「今季は例年以上に、開発が重要なシーズンになっている」
motorsport.com 日本版
50歳の誕生日にパリを疾走! 「ポルシェ911ターボ」の帰国。
50歳の誕生日にパリを疾走! 「ポルシェ911ターボ」の帰国。
LE VOLANT CARSMEET WEB
【MotoGP】マルク・マルケス、超追い上げ2位&弟と表彰台に破顔「勝ったような気分」
【MotoGP】マルク・マルケス、超追い上げ2位&弟と表彰台に破顔「勝ったような気分」
motorsport.com 日本版
中上貴晶、スプリントでタイヤの摩耗に苦戦も「いくつか小さな改善が見られた」/第9戦ドイツGP
中上貴晶、スプリントでタイヤの摩耗に苦戦も「いくつか小さな改善が見られた」/第9戦ドイツGP
AUTOSPORT web

みんなのコメント

161件
  • 自称金持ちvs勝手に貧乏人にされてる

    コメント欄
  • 人も荷物もたっぷり積めて、牛丼屋から高級ホテルまでどこに行っても浮かない。信頼性も悪くないだろうし、その上リセールもいい。普通に最強の車だろ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村