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メルセデス・マイバッハ初のSUV「GLS」が日本デビュー

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メルセデス・マイバッハ初のSUV「GLS」が日本デビュー

至高のSUV「メルセデス・マイバッハGLS」の日本導入が発表。グレードは4.0L・V8ツインターボエンジン+ISGを搭載する「GLS 600 4MATIC」のみの設定で、車両価格は2729万円

 メルセデス・ベンツ日本は2021年7月1日、メルセデス・マイバッハ初のSUV「GLS」を日本に導入すると発表した。グレードは「GLS 600 4MATIC」のみの展開で、車両価格は2729万円に設定する。

高級EVセダン「メルセデス・ベンツEQS」の市販バージョンが公開。発売は本年8月を予定

 今回発表されたメルセデス・マイバッハGLSは、“SUVのSクラス”と謳われるメルセデス・ベンツGLSのシャシー(ホイールベース3135mm)を基調に、“マイバッハ”を名乗るにふさわしい本質的なラグジュリーを目一杯に具現化したことが特徴である。

 まずエクステリアでは、最高水準のセダン「メルセデス・マイバッハSクラス」と同等の洗練された高級感と威厳、そしてスタイリッシュさをSUVスタイルで表現する。フロント部はピンストライプをモチーフとした繊細な縦ルーバーをあしらったハイグロスクロームグリルに、グリル中央上部に配した“MAYBACH”のロゴ、メルセデス・ベンツのSUVで唯一配備した“スリーポインテッドスター”のボンネットマスコット、クローム処理を施したメッシュのエアインテークを内蔵するフロントエプロン、ハイグロスクロームで仕立てたアンダーカバーなどを採用して、ラグジュアリーで印象的なマスクを創出。一方、サイドビューは後席空間の広さが外観からも想起できるようにアレンジしたクローム仕上げBピラーやマイバッハのエンブレムをあしらったDピラー、厚みのあるパネル類などで堅牢なSUVとしてのルックスを際立たせる。足もとには、メルセデス・ベンツが製造する乗用車の中で最大の23インチ、かつフロントグリルのピンストライプと同イメージでデザインしたポリッシュ仕上げの鍛造マルチスポークアルミホイールを装着。タイヤには前285/40R23、後325/35R23サイズのノイズ軽減タイヤを組み合わせる。また、長さ206cmで、後席ドア下部を最も幅広い21cmに仕立てたうえで、表面には滑りにくいようラバーストリップを、後端にはマイバッハのエンブレムを配した専用の電動格納式ランニングボードを組み込んだ。そしてリアセクションは、スリーポインテッドスター下部とバンパー上部を走る2本のクロームトリムによって精悍な水平基調デザインを演出するとともに、バンパー下部のアンダーガードと左右のエグゾーストエンドをハイグロスクロームで仕立てて、高級SUVらしい逞しさやエレガントさを強調する。最高品質のボディカラーには、メタリックペイントのモノトーンを9色、受注生産の2トーンを6タイプ設定した。

 インテリアに関しては、後席をベースモデルのGLSより120mm後方に、30mm内側に移動させて、さらにゆとりを感じる広さを実現した4名乗りを標準仕様とする。また、キャビン自体はデジタル技術と上質な素材を融合した高級感漂う空間を具現化。ダッシュボードやステアリングは厳選したナッパレザーで覆い、エアアウトレットのルーバーにはクロームの加飾を施したうえでフロントグリルのピンストライプを想起させる造形に仕立てた。イグニッションをONにするとMAYBACHの文字と専用の配色によるグラフィックが浮かび上がり、合わせてコックピットディスプレイの表示モードを「クラシック」「スポーツ」「プログレッシブ」「ジェントル」などから選択可能としたこともトピックだ。さらに、最新バージョンの対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」やテレマティクスサービス「Mercedes me connect」を標準で設定する。内装の仕様としては、5種類のウッドインテリアトリムと、3種類のインテリアカラー(ブラック、マホガニーブラウン/マキアートベージュ、クリスタルホワイト/シルバーグレー)のナッパレザーの組み合わせを用意した。
 一方、シートについては視覚からもその極上の座り心地が伝わってくるマルチボックスプリーツをあしらったうえで、最高品質の表皮を採用。また、後席には最大で43.5度までのリクライニングが可能な独立エグゼクティブパワーシート(後席左右)を配備する。さらに、左右の後席の間に専用シャンパングラスの収納部と750ccのシャンパンボトル3本が入る大型のクーリングボックスを、ナッパレザーのアームレスト前方に快適機能のすべてを操作できる7インチ画面のMBUXリアタブレットを、後席左右前にMBUXリアエンターテインメントシステムのモニターを装備。そして、全てのシートにリラクゼーション機能を標準で組み込んだ。室内の条件に合わせて適正に調整された優れたクオリティのサウンドを楽しめるBurmesterハイエンド3Dサラウンドサウンドシステムや、前後席間の会話をサポートする双方向車内通信システムを採用したことも、メルセデス・マイバッハGLSのアピールポイントである。

 パワートレインに関しては、気筒休止システムを組み込んだ「M177」3982cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(最高出力558ps/6000~6500rpm、最大トルク730Nm/2500~4500rpm)+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター、モーター出力16kW/250Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載。駆動機構には、前後100:0~0:100の連続可変トルク配分を行う4WDシステムの4MATICを採用した。

 懸架機構にはエアスプリングと電子制御ダンパーを組み合わせて極上の乗り心地を提供する高性能型のAIRMATICサスペンションに加えて、4輪それぞれに48V電動油圧ユニットを装備する「E-ACTIVE BODY CONTROL」を導入。機能としては、フロントガラス上部のステレオマルチパーパスカメラで前方の路面の詳細な凹凸を検知し、様々なセンサーからの情報によるドライビング状況も加味して電子制御ダンパーおよびエアスプリングをコントロールするロードサーフェススキャン機能、砂地などの走行時でスタックした場合に自力での脱出を助けるリカバリーモード、ワイドディスプレイのタッチスクリーンで4輪の高さを個別に変えられる個別ホイールコントロール機能のほか、コーナリング時のロールによるばね上の傾きを修正して水平になるよう制御するダイナミックカーブ機能を設定した。

 安全運転支援システムに関しては、前方約250m、側方約40m、後方約80mを検知するレーダー、約90mの3D視を含む約500m前方をカバーするステレオカメラなど、最先端のセンサーシステムを組み込んだインテリジェントドライブを採用。機能としては、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)やアクティブステアリングアシスト、渋滞時緊急ブレーキ機能、アクティブレーンチェンジングアシスト、アクティブエマージェンシーストップアシスト、アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)、緊急回避補助システム、トラフィックサインアシスト、アクティブレーンキーピングアシスト、アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付)、PRE-SAFEプラス(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)、PRE-SAFEサウンドなどで構成する。また、ステレオマルチパーパスカメラと4つのコントロールユニットにより理想的な配光パターンを毎秒100回の頻度で解析するマルチビームLEDヘッドライト(ウルトラハイビーム付)なども設定し、最上レベルの安全性を実現した。

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