■アメリカでもっとも売れているセダン「カムリ」に寄せられている反響は?
アメリカや中国で人気の高いトヨタ「カムリ」が現地で9代目となる新型モデルが発表されました。
日本では11代目となる予定でしたが、現時点ではその歴史に幕を下ろす予定です。
そんな新型カムリに対して、アメリカでどのような反響が寄せられているのでしょうか。
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カムリは長きにわたって毎年30万台前後を販売するアメリカで最も売れているセダンです。
2021年は31万3795台、2022年は29万5201台、2023年も1-11月で26万5244台を販売しています。
アメリカでのカムリのライバルといえば、ホンダ「アコード」や「シビック」、そしてトヨタ「カローラ」といずれも日本車になりますがカムリの次に売れているセダンとなるカローラでも2022年に22万2216台、2023年1-11月で20万8969台とカムリには10万台近い差がついています。
ちなみに、2010年代の前半は年間40万台超の販売台数を誇っていたカムリですが、2016年頃からアメリカでも再びSUV人気が強まり、近年は毎年40万台以上を販売するRAV4やCR-Vなどの圧倒的人気によってやや減ったものの、それでも30万台前後を販売しています。
その、全米ナンバーワンセダンのカムリがフルモデルチェンジを受け現地において9代目となり、「LAオートショー2023」にて華々しくお披露目されました。
そんなアメリカ国内での評判はどのようなものでしょうか。
カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のトヨタディーラーに話を聞いたところ、すでに内々に予約の連絡を多数受けているようです。
「カムリを買う人は新型が出るとクルマを見ることなしに注文します。
試乗したり、ライバル車と比べたりすることもほぼありません。
長年、カムリに乗ってきた人たちは新型が現行型より絶対によくなることがわかっています。
アメリカでは11月半ばに新型カムリが発表されましたが、すでに予約をたくさんいただいています。
カムリオーナーは、カムリに対する絶対的な信頼があり新しいモデルが期待を裏切らないことをよくわかっています。
今回のモデルはハイブリッドだけになりましたが、パワーも現行のハイブリッドから大幅にアップしていますから、パワー不足という不満を感じる人は少ないでしょう。
アメリカ、カリフォルニアではとくにガソリン価格の高騰(1リットル=220-230円)が続いていますから、燃費がよくてパワフルなハイブリッドエンジンに人々は大きな魅力を感じるでしょう」
※ ※ ※
一方、日本では1980年にデビューしたカムリですが現行モデルの生産終了することが明らかにされています。
SUVやミニバン人気に押されてセダン需要が伸び悩んでいることが理由だと言います。
2022年、グローバル合計で67万台を販売したカムリですが、そのうち日本で販売された台数は6000台以下と1%以下という寂しい結果になっています。
そこで、初代「セリカカムリ」の名前で発売された1980年以来、43年の歴史に幕を下ろすことが決まっています。
日本では10代目となる現行モデルのカムリで販売を終了し、アメリカや中国でフルモデルチェンジした新型カムリは販売されないことになります。
■9代目の新型カムリはハイブリッドのみ。+30馬力のパワーアップ
新型カムリはCALTY(カリフォルニア州ニューポートビーチにあるトヨタのデザインスタジオ)とミシガン州アナーバーのスタジオでデザインが行われました。主な特徴をお伝えします。
●全車ハイブリッドに。最高出力232馬力
2020年10月にフルモデルチェンジを受けたトヨタ・シエナ同様、9代目カムリもこのたびハイブリッド専用車種となりました。
トヨタ製セダンとして史上初の2.5リッター直列4気筒エンジンと第5世代トヨタ ハイブリッド システム(THS 5)を組み合わせたモデルとなり、現行ハイブリッドモデルの最高出力+約30馬力のパワフルさが魅力です。
低速での新しいHEVシステムを調整して、低回転から満足のいく加速とトルク感を提供しています。
●初めて全グレードにFFとAWDの設定
新型カムリでは全グレードにFFとAWD(電子オンデマンド全輪駆動)の選択を可能としました。
AWDは悪天候時やコーナリング中など、必要なときに後輪に自動的に電力を供給する専用の電気駆動モーターによってトラクションを提供し、さらなる安心感をもたらします。なお最高出力はFFが225馬力、AWDが232馬力を発生します。
●カムリに初めての「Beyond Zero」バッジを採用
2022年11月に発表された新型プリウス以降のHEVにはそれまでのトヨタHEVを意味する青いバッジ「HYBRID SYNERGY DRIVE」に代わって新デザインのバッジがつけられています。
新型カムリには炭素排出量削減に対するトヨタの強い取り組みとカーボンニュートラルな未来へのビジョンを示す「Beyond Zero」バッジが採用されています。
●グレードは4種
9代目カムリのグレードは「XLE」「XSE」「LE」「SE」の4つになります。
XLEは高級感と快適性を重視した最上級グレード。
シルバーのメッキが施されたフロントグリルやLEDのヘッドライトが特徴です。
内装は本革仕様となりシートはパワーアジャスト機能やヒーター、ベンチレーションなどを備えます。
12.3インチのディスプレイオーディオやワイヤレス充電器、ヘッドアップディスプレイなどの先進装備も標準で装備されます。
XSEはスポーティグレードの高級版です。
走りとデザインを重視しており、フロントグリルはブラックのメッシュタイプ&LEDヘッドライトを装備しており、内装はXLEとほぼ同様となります。
XLEとはサスペンションやステアリングのチューニングが異なり、よりスポーティな走りを楽しめ、19インチのアルミホイールやトランクのブラックガーニッシュなどが標準装備。
LEはエントリーグレードで、シンプルで機能的なものです。
ヘッドライトはハロゲンとなり、内装はファブリックでシートはマニュアル調整となり、ディスプレイオーディオは8インチでトヨタセーフティセンス3.0などの基本装備が備わります。
SEはスポーティグレードのベースモデルです。
ヘッドライトはハロゲンで内装や基本装備はLEとほぼ同様。アルミホイールは18インチを標準装備します。
※ ※ ※
新型カムリは2024年春から米国での販売が開始される予定です。
価格はまだ発表されていませんが、米国の自動車メディアではエントリーモデルは3万ドル未満、最高級グレードが3万5000ドル前後になるだろうと予想しています。
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みんなのコメント
現地反響、とかタイトルに国名すら書かなくなりましたか
どんなジャンルの車でも必ず超カッコイイ、って書くわけですが、クルマ好きを馬鹿にしているように思えてならない。まともなメディアになる気はないようだ
味方変えれば没個性になる。