現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 次期型もバカ売れ必至? 今やホンダ唯一の希望の星「新型フリード」への元ホンダ社員の期待&心配とは?

ここから本文です

次期型もバカ売れ必至? 今やホンダ唯一の希望の星「新型フリード」への元ホンダ社員の期待&心配とは?

掲載 71
次期型もバカ売れ必至? 今やホンダ唯一の希望の星「新型フリード」への元ホンダ社員の期待&心配とは?

 ホンダのドル箱5ナンバーサイズミニバン、フリードが2024年夏にもいよいよフルモデルチェンジを受ける。果たして新型フリードは期待できるのかどうか、元ホンダ社員であり先代N-BOXに乗る小沢コージが語る!

文/小沢コージ、写真/ベストカー編集部、ホンダ

次期型もバカ売れ必至? 今やホンダ唯一の希望の星「新型フリード」への元ホンダ社員の期待&心配とは?

■日産&スズキのライバル不在でバカ売れ必至のコンパクトミニバン

モデル末期の現在でも堅調な販売を続けている現行型2代目フリード。いよいよフルモデルチェンジの時が近づいてきたが……

 ここ1~2年話題沸騰! 出る前から成功が約束され、逆に失敗したら「ホンダさん、マジでヤバいっしょ?」と言われかねないのが2024年夏に出るはずの新型3代目ホンダフリードだ。

 現行フリードが8年目でフルモデルチェンジ間近なのはもちろん、この全長4mチョイの5ナンバー3列コンパクトミニバンはホンダとトヨタしか作れておらず、日産やスズキらのライバルも不在。

 それでいて難敵のシエンタは国内販売ベスト3常連の鉄板状態で、当の現行フリードですらモデル末期の今も販売ベスト10に入る人気っぷり。このジャンルにはほかにない利便性があり、普通に作れば当たり前に月販1万台はいく可能性を持っている。

 そもそもここまで引っ張ったのも2023年も平気で月6000~8000台売れていたから。本来とっくにモデルチェンジしていいはずの長すぎるロングセラーなのである。

フリードを除くと、現在のホンダの売れ筋モデルはステップワゴンとフィット、軽のN-BOXとなる

 というか今のホンダの国内売れ筋はご存じ軽のN-BOXとコンパクトのフィット、ミニバンのステップワゴンとフリードの4車種しかない。それどころか現行世代ではステップワゴンはもちろん王者フィットまで低迷中。

 万が一、ここでフリードが失敗したらホンダはマジでヤバい。正真正銘の「N-BOX一本打法」となってしまうだろう。それこそ一部クルマ好きが本気で危惧する最悪のパターンだったりする。

 そこで今回、小沢が新型フリードに期待する点であり、「ここ絶対ハズしちゃダメ」なポイントをご教授しよう。

[articlelink]

■第一のキモは全長4265mmを死守できるか?

現行型フリードの全長は4265mm。果たしてホンダ開発陣は次期型でここに手を付けてくるのか?

 最大のキモはボディサイズだ。全幅1695mmの5ナンバーサイズはもちろん、全高1.7m前後もイジってはいけない。しかし、ここは普通に守れるので一番のキモは4265mmの全長。ここが最も判断が難しい部分で、当然ここを伸ばせば「狭い」と言われる3列目を広くできるし、いいことづくめ。

 事実、2列シートのフリード+は30mm伸ばして全長4295mm(4WD車は4265mm)だし、アニキ分のステップワゴンは4800mmもあり、ノア/ヴォクシー標準ですら4695mmとまだ先はある。新型フリードは「4.3m(4300mm)超えでもいいっしょ?」と思いがち。

 だが、あの最大の難敵、3代目シエンタは2年前のフルモデルチェンジで全長にビタ一文も手をつけなかった。2代目の4260mmを頑なに守り、それも「現行フリードより3列目のヒザ前空間は狭いのに」手を付けなかった。

フリードの競合モデルである現行型トヨタシエンタは先代モデルからの全長4260mmを死守してフルモデルチェンジ

 小沢は開発の鈴木啓友エンジニアに「2~3cmくらい伸ばしてもよかったのでは?」と何度も聞いた。しかし、彼は「変えるつもりはまったくありませんでした」と言い切った。「視界、取り回し、小回り、小さなクルマだからこその価値。そういうものが一番大切ですから」というのだ。

 これは重い。実際問題、国内3列シートミニバンはかつてホンダストリームやトヨタウィッシュなどハンパなものは消え去っているのだ。

■ライバルのシエンタにない武器を死守せよ!

ベストカー編集部製作の新型フリード予想CG。新型もフリードならでの武器でシエンタにたいこうしてくるだろう

 同時に大切なのはフリードならではの武器。具体的には人気のキャプテンシートが現行シエンタでは未採用なフリード最大の武器だし、3列目シートの跳ね上げ収納による低いラゲッジ床も同様。

 また、上質なウッド調パネルやホンダ自慢の上質合皮、プライムスムーズも贅沢に使いたい。現行シエンタも内装はよくなったが、まだまだチープ。「インテリア質感のフリード」の看板は絶対守るべきだ。

現行型フィットが搭載している2モーターハイブリッドの1.5Le:HEVを新型フリードも搭載予定だ

 当然ながらホンダ自慢でフリード未搭載の2モーターハイブリッド、1.5Lのe:HEVはフィットより進化させたい。直4エンジンの静粛性を磨きつつ、フィットの123ps&253Nmを超えるモーターパワーとWLTC燃費もリッター25kmくらいは行きたい。

 トヨタ流1.5LTHSIIのシエンタによるリッター28km台には敵わないまでも、滑らかさと静粛性と低燃費のバランスで一矢報いたい。

■エクステリアデザインに一抹の不安が……

新型フリードクロスターの予想CG。フィットやステップワゴンでのエクステリアの失敗をどう開発陣は考えるか?

 かたや小沢が危惧しているのはエクステリアデザインだ。可愛い「たれぱんだ路線」に行っちゃったフィットはもちろん、ホンダ理想主義というか「下品なイバり顔はイヤ」とクリーン&シンプル路線に突き進んだステップワゴン。あの失敗をフリード開発陣はどう考えているのだろうか? 

 現行N-BOXも標準ボディはいいけど、やはりシンプルすぎてインパクトが薄いN-BOXカスタムは若干心配。コイツは総合力が高すぎてすぐさま販売低下には結び付かないだろうが、これはホンダの客の顔を見ない、ヤリ過ぎな開発者理想主義の発露という気がする。

現行型N-BOX。標準仕様はもとより、先代よりもシンプルな印象のエクステリアデザインになったカスタム

 小沢は万が一の新型フリードの独善的シンプル&クリーン路線導入によるデザイン的失敗を危惧する。もちろん、コンパクトミニバンはシエンタを見ればわかるが“ワル顔トレンド”じゃないので、失敗しようにもできないかもしれない。

 さらにあれば怖いスズキや日産による競合コンパクトミニバンも存在しない。やはり新型フリードは失敗しようにも失敗できない、成功が約束されたモデルなのかも?

 だったらいいのだが……とはいえ最近のホンダは開発者の思い込みが強すぎるデザインや商品戦略がやっぱり気になる。杞憂だったらいいが、マジでヤリ過ぎると文字通りのN-BOX一本打法になっちゃいますよ~ってね。

こんな記事も読まれています

トヨタ新型「ヤリス」発表! 約460万円の「小さな高級車」仕様もアリ! “新”ハイブリッド“搭載の「ヨーロピアン仕様」波で公開
トヨタ新型「ヤリス」発表! 約460万円の「小さな高級車」仕様もアリ! “新”ハイブリッド“搭載の「ヨーロピアン仕様」波で公開
くるまのニュース
【インタビュー】2024年MotoE電動レーサー、ドゥカティ「V21L」はいかに進化したのか
【インタビュー】2024年MotoE電動レーサー、ドゥカティ「V21L」はいかに進化したのか
バイクのニュース
「#ワークマン女子」が北海道初出店! アリオ札幌に4/26オープン
「#ワークマン女子」が北海道初出店! アリオ札幌に4/26オープン
バイクブロス
最近のベンツってフロントガラスが青くない? どういう仕組み? 車検は通るの?
最近のベンツってフロントガラスが青くない? どういう仕組み? 車検は通るの?
ベストカーWeb
次期「ハチロク」登場か 「新GR86」お披露目!? 1.6Lターボ&新MT採用で進化がヤバい! 既販&次期見据えた開発状況は?
次期「ハチロク」登場か 「新GR86」お披露目!? 1.6Lターボ&新MT採用で進化がヤバい! 既販&次期見据えた開発状況は?
くるまのニュース
【MotoGP】かつてのロッシを思い出させるペドロ・アコスタ、新人でタイトル争い候補に? マルケス「そう考えない理由はない」
【MotoGP】かつてのロッシを思い出させるペドロ・アコスタ、新人でタイトル争い候補に? マルケス「そう考えない理由はない」
motorsport.com 日本版
そういやあったな……な人だらけだけどそれじゃダメ! 高速で見かける「0m確認基点」の意味と使い方
そういやあったな……な人だらけだけどそれじゃダメ! 高速で見かける「0m確認基点」の意味と使い方
WEB CARTOP
モニターキャンペーン第1弾! ルノー「カングー」に愛犬専用アクセサリーを多数装備した1台を最長1年間貸与されるキャンペーン
モニターキャンペーン第1弾! ルノー「カングー」に愛犬専用アクセサリーを多数装備した1台を最長1年間貸与されるキャンペーン
LE VOLANT CARSMEET WEB
全長5m超! マツダが「FR×直6エンジン」搭載の新型「高級車」初公開! ロングノーズの「最上級モデル」は日本で展開! 新型「CX-80」は「CX-60」とどう違う?
全長5m超! マツダが「FR×直6エンジン」搭載の新型「高級車」初公開! ロングノーズの「最上級モデル」は日本で展開! 新型「CX-80」は「CX-60」とどう違う?
くるまのニュース
RB、F1中国GPで角田裕毅とリカルドがリタイアに追い込まれた“もらい事故”は「どちらも不必要なアクシデント」
RB、F1中国GPで角田裕毅とリカルドがリタイアに追い込まれた“もらい事故”は「どちらも不必要なアクシデント」
motorsport.com 日本版
SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
レスポンス
フェラーリ、F1マイアミGPで”ブルー”を使った特別カラーを施す。アメリカでの伝統称える
フェラーリ、F1マイアミGPで”ブルー”を使った特別カラーを施す。アメリカでの伝統称える
motorsport.com 日本版
「新大阪駅ほぼ直結高速」実現間近? 新御堂筋の“ぐるぐるランプ”が見えてきた 「淀川左岸線」万博の準備着々
「新大阪駅ほぼ直結高速」実現間近? 新御堂筋の“ぐるぐるランプ”が見えてきた 「淀川左岸線」万博の準備着々
乗りものニュース
ゴルフバッグはラクに積める? レクサス新型「GX」のラゲッジスペースをチェック! アウトドアレジャーで重宝する便利装備も充実
ゴルフバッグはラクに積める? レクサス新型「GX」のラゲッジスペースをチェック! アウトドアレジャーで重宝する便利装備も充実
VAGUE
全長5m超え「トヨタ 大型セダン」実車展示! 驚く「使い方」で注目!? 正統派セダンの「クラウン」に対する声は?
全長5m超え「トヨタ 大型セダン」実車展示! 驚く「使い方」で注目!? 正統派セダンの「クラウン」に対する声は?
くるまのニュース
タイで中国EVが大増殖中! 中国メーカー「GWM」の現地ディーラーに直撃、売れ筋は見覚えのあるクルマのような…
タイで中国EVが大増殖中! 中国メーカー「GWM」の現地ディーラーに直撃、売れ筋は見覚えのあるクルマのような…
Auto Messe Web
交通事故&交通違反が増加中! 電動キックボードはどうすれば安全に乗ることができるのか?
交通事故&交通違反が増加中! 電動キックボードはどうすれば安全に乗ることができるのか?
LE VOLANT CARSMEET WEB
新グラフィック「DISCIPLINE」がツーリング用ヘルメット「GT-Air 3」に追加!首もと斜めストライプが目立つ!  
新グラフィック「DISCIPLINE」がツーリング用ヘルメット「GT-Air 3」に追加!首もと斜めストライプが目立つ!  
モーサイ

みんなのコメント

71件
  • aaa
    またデタラメCGか 😥
  • rvu********
    N-BOX一本打法だとベストカーに揶揄されるホンダだけれど、2023年の普通車販売トップ20でトヨタ以外は、

    ホンダ:フリード、ヴェゼル、フィット、ステップワゴン
    日産:ノート、セレナ
    スズキ:ソリオ

    ヴェゼルやフィットの場合は、ノート/セレナ/ソリオと違ってグローバルモデルだから国内販売がすべてではないし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

233.1302.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5.8329.7万円

中古車を検索
フリードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

233.1302.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5.8329.7万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村